マランツ コンシューマー マーケティングは15日、AVサラウンドアンプ「NR1501」とBlu-ray Discプレーヤー「BD7004」を発表した。発売はNR1501のブラックモデルが7月下旬、NR1501のシルバーゴールドモデルが8月中旬、BD7004が8月下旬を予定している。価格は、NR1501が6万3,000円で、BD7004が9万9,750円。
NR1501は、薄型テレビとのマッチングを考えたデザインを採用するAVアンプ。薄型テレビがスタンダードになった現在、AVラックの奥行きも、短めのものが増えてきている。NR1501では、それら奥行きの短いラックでも無理無く使用できるように筐体の奥行きを367mmへと短縮。使用するコネクタの種類にもよるが、ケーブルを接続した状態でも、40cm程度の奥行きに抑えることが可能だ。また、AVアンプの高さは20cm前後というのが一般的だが、AVアンプと組み合わせるレコーダーなどでは、10cmを切る高さは当たり前だ。これらの薄型レコーダーに、AVアンプを組み合わせると、どうしてもアンバランスになってしまう。ということで、高さも105mmとスリムさを追求している。
このように、AVアンプとしてはコンパクトな筐体を採用しているにもかかわらず、入出力端子は充実しており、HDMIは4入力/1出力。HDMIは、1080/24p/60p、Deep Color、x.v.Colorの伝送が可能で、リップシンク機能にも対応する。コンポーネントも3入力/1出力、コンポジットは3入力/2出力、そのほか、3系統のデジタルオーディオ入力に、5系統のアナログオーディオ入力(うち1系統はフロントパネルに装備される3.5mmステレオミニジャック)も装備する。アナログの端子に入力されたビデオ信号をHDMIに出力するビデオコンバージョン機能も装備されているが、アップスケーラーは搭載されない。最近の薄型テレビには高精度なアップスケーラーが搭載されているので、その必要があるソースを再生する場合には、それを利用するか同時に発表されたBDプレーヤーBD7004に搭載されたアップスケーラーを利用して欲しいと、同社ではコメントしている。
デコーダーは、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、DTS Master Audio、DTS-HD High Resolutiom AudioといったHDオーディオフォーマットにも対応する。パワーアンプは7ch同一クォリティのディスクリート構成。6Ω時には75Wの実用最大出力を発揮する。
BD7004は、NR1501とデザインを揃えられたBlu-rayプレーヤー。BDやDVDのタイトルだけでなく、AVCRECで記録されたDVDやAVCHD方式のムービーで記録されたDVD、さらにDivXやDivX HDなど、多くのフォーマットに対応する。フロントパネルには、SDカードスロットも装備しており、MP3/WMA/AVCHD/JPG形式のファイル再生が可能だ。
HDオーディオに対応したデコーダーも搭載されており、7.1chのアナログ出力も行える。1080/24pのダイレクト出力にも対応しており、フィルムソースの映像を忠実に再製することが可能。また、ビデオプロセッサはアンカーベイテクノロジー社ののABT1030を搭載する。