米Intelは26日(現地時間)、「Nehalem-EX」の開発コードネームで知られる次世代Xeonの概要を公開した。最大で1パッケージにつき8つの物理コアと24MBの共有L3キャッシュを備え、Hyper-Threading技術により16スレッドを実現する。

8コア/16スレッドを実現する「Nehalem-EX」(開発コードネーム)

45nm high-k/メタルゲートのプロセスに基づくNehalem世代のMPサーバ向けプロセッサ。トランジスタ数は23億。QuickPathインターコネクト(QPI)は4リンクで、同接続により8ソケット(最大で64コア/128スレッド)までのシステムをスケーラブルに構築可能という。メモリはDDR3を1ソケットにつき最大16本搭載できる。

最大で8ソケット(64コア/128スレッド)のシステムを構築することもできる

メモリなどのハードウェアシステムのエラーを検出して回復させる「MCA(Machine Check Architecture)」技術などで、「Itanium」と同様の「RAS(reliability/availability/serviceability)」機能も提供される。ほか、動的に処理能力を向上させる「Turbo Boost」にも対応している。

Nehalem世代のXeonによる性能向上をアピール

なお、Nehalem-EXは現行の「Xeon 7400」シリーズの後継として登場する。製造開始は2009年下半期の予定で、搭載システムのリリースは2010年以降の見込み。

ちなみに、今回の発表にあわせ、「Xeon」と「Itanium」のロゴがCore i7やCore 2などと同様のものに変更となっている