エムエスアイコンピュータージャパンは22日、同社ノートPCの新製品として「X340」シリーズを発表した。16:9の13インチ液晶を搭載しつつ、本体の厚さを20mmに抑えたスリムノート。上位モデルの「X340 Super」と下位モデルの「X340」が用意されており、店頭予想価格はそれぞれ10万円前後、8万5千円前後。発売は5月16日より開始される。
X340シリーズのキーポイントとなるのは、16:9の13インチ光沢液晶パネル。通常の16:10ワイド画面に比べ、地デジや映画などハイビジョンサイズのコンテンツの有効表示面積が14%拡大、上下に無駄な領域がない迫力ある映像が楽しめる。光沢については好き嫌いが分かれるところだが、AV視聴に重点を置いたのだろう。
また液晶のバックライトにはLEDを採用。新開発のLEDを搭載したということで、画面の明るさは15%アップ、消費電力は30%低減している。
上位モデルのX340 Superと下位モデルのX340とは、CPUやメモリ/HDDの容量などが異なる。CPUは、X340 SuperがCore 2 Solo SU3500(1.4GHz)、X340がCeleron 723(1.2GHz)。X340シリーズはスリムタイプの製品ながら、HDDは2.5インチ型を搭載、下位モデルでも250GBという大容量を実現している。
■X340シリーズの主な仕様 | ||
モデル | X340 Super | X340 |
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OS | Windows Vista Home Premium | |
CPU | Core 2 Solo SU3500(1.4GHz) | Celeron 723(1.2GHz) |
チップセット | GS45+ICH9M-SFF | |
グラフィックス | GMA4500MDH(チップセット内蔵) | |
メモリ | DDR2-667 2GB | DDR2-667 1GB |
HDD | 2.5インチSATA 320GB | 2.5インチSATA 250GB |
光学ドライブ | なし | |
ディスプレイ | 13インチ(1366×768) | |
通信機能 | 10/100/1000BASE-TX、IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth V2.0 EDR | |
搭載バッテリ | リチウムイオン(4セル) | |
バッテリ駆動時間 | 約3~3.5時間 | |
サイズ | 224×330×6~19.8mm | |
重量 | 約1.3kg |
ワイヤレスLANとして、IEEE 802.11b/g/nが搭載されているが、本体内には、WiMAXのモジュールも格納できるという。「将来、体制が整ったときに提供する」(マーケティング部・石岡宣慶部長)とし、提供時期については明言を避けたが、IntelはWiMAX搭載ノートPCが7月以降に登場すると述べており、同社が搭載するのもそれ以降となりそうだ。