鳥取県とマイクロソフトは26日、同社提供の「地域活性化恊働プログラム」を通じた各種施策を展開していくことで協定を締結した。人口減少や地域経済の低迷などの課題を抱える鳥取県では、およそ10年後の状況改善を見据えた「将来ビジョン」を策定しており、その実現に向けて同プログラムを有効活用していく。

鳥取県で展開するプログラムメニューは、「ITベンチャー支援プログラム」「NPOキャパシティビルディングプログラム」「高齢者向けICT利活用促進プログラム」「ICTスキルアップオンライン」「ICT活用ゲートウェイ」の5種類。各プログラムは、マイクロソフトが得意とするICT利活用のノウハウや、過去に各自治体と恊働プログラムに取り組んできた経験を生かした内容となっており、1年間にわたって提供される。

同県では、地域活性化恊働プログラムを通じて、地元IT産業の活性化による経済発展、ICTを活用した人材育成やNPO活動の基盤強化、高齢者支援などに取り組んでいく。なお、ITベンチャー支援プログラムの選定企業は、保険商品情報システムのアクシスと、遠隔ライブコミュニケーション・システム「Dynaroom」の事業化を行なうアカデミアシステムズの2社となっている。