カシオ計算機は19日、アウトドアウオッチ「PROTREK(プロトレック)」シリーズより、3種類の計測センサーと2層液晶を搭載したフラッグシップモデル「MANASLU(マナスル)」(PRX-2000T)を発表。発売は4月1日で、価格は9万9,750円。
今回発表された「PRX-2000T」は、方位・高度/気圧・温度が計測できる3種類のセンサーと、計測した情報をグラフィック表示する2層液晶を搭載。シリーズ初となる世界6局(日本2局・独・英・米・中)に対応する電波受信機能「マルチバンド6」も採用するなど、フラッグシップモデルとして充実した機能性をもつ。また、新開発の小型圧力センサーを採用するなど電子部品の小型化を図り、11.3mmの薄型ボディを実現したのも特長となっている。
ボディは、フルメタル調のデザインを採用。ベゼル・裏蓋・バンドのチタン素材に耐磨耗性に優れるチタンカーバイト処理を施したほか、ベゼルにザラツ研磨を、風防ガラスには、無反射コーティングを施したサファイアガラスを採用するなど、質感にこだわり高品位な仕上がりにしたという。
そのほか、蛍光灯の光でも駆動するソーラー充電システム「タフソーラー」を搭載し、連続駆動時間はパワーセービング状態で約23ヵ月(フル充電時)。日の出・日の入時刻表示、10気圧防水、耐低温仕様(-10℃)などアウトドアシーンで活躍する多彩な機能も備えている。
なお、マナスルというネーミングは、世界に14座ある8,000m峰のひとつで、1956年に日本隊が初登頂に成功した標高8,163mの山「MANASLU」に由来。同モデルの開発には、日本人初の8,000m峰14座完全登頂を目指す登山家、竹内洋岳氏らの意見も反映させているという。