リコーは19日、新画像処理エンジン「スムースイメージングエンジンIV」とCMOSセンサーを新たに搭載したデジタルカメラ「CX1」を発表した。発売は3月13日で、価格はオープン。推定市場価格は4万円台後半。
「CX1」は、同社デジタルカメラのスタンダードクラス「R」シリーズに続く、7.1倍光学ズームレンズ、CMOSシフト方式手ブレ補正機構を搭載したモデル。今回新たに、有効画素数約929万画素の1/2.3型CMOSセンサーと、画像処理エンジン「スムースイメージングエンジンIV」を搭載。
新機能では、明暗差のあるシーンで白とびや黒つぶれを抑制する「ダイナミックレンジダブルショットモード」を採用。露出の異なる2枚の静止画を撮影し、それぞれの適正露出部分を合成した画像を記録して、明るい部分から暗い部分まで滑らかに表現するという。また、10コマ/秒のスピードで7つの合焦ポイントを撮影できる「マルチターゲットAF」機能を搭載。連写した画像は、複数のJPEGデータを一括して記録するMPファイル(マルチ ピクチャ ファイル)に保存され、撮影後に好みの画像を選択することができる。さらに、複数の光源に応じたホワイトバランスが得られる「マルチパターンAWB」機能が搭載される。
連写機能では4コマ/秒の「高速連写」、120コマ/秒または60コマ/秒の「超高速連写」モードのほか、シャッターボタンを離す直前の約1秒間で30コマ/秒、もしくは15コマ/秒の撮影ができる「メモリー連写プラス」機能を搭載。そのほか、Easy撮影モード内に「オートマクロモード」機能が採用されるほか、AFロック後の手ぶれによるピントずれを防止する「フォーカスブラケット」機能などが追加される。
本体モニターは3.0型VGA液晶(約92万画素)。記録メディアはSDメモリーカード、SDHCメモリーカード。本体サイズは101.5(W)×58.3(H)×27.9(D)mm(突起部含まず)、質量は約180g(本体のみ)。