東芝ライテックは4日、「E-CORE LED電球」シリーズの新製品「一般電球形4.3W」(電球色相当:LEL-AW4L/白色相当:LEL-AW4N)を発表した。発売は3月18日で、価格は10,500円。

「E-CORE LED電球 一般電球型4.3W」の電球色相当モデル(LEL-AW4L)(左)と白色相当モデル(LEL-AW4N)(右)

一般電球形4.3Wは、白熱電球とほぼ同じサイズ(全長109mm×外径60mm)を持つLED電球。口金はE26型となっており、既存の電球が刺さっているソケットで、差し替えて使用することが可能だ。

消費電力は4.3Wで、電球色相当のLEL-AW4Lでは230ルーメン、白色相当のLEL-AW4Nでは310ルーメンの全光束。これは、一般的な白熱電球の20-30W型に相当するものだ。しかし、一般的な白熱電球では、全方向に光が出るのに対して、同製品では、写真を見てもわかるように、上側(実際に器具に取り付けた場合には下方向)にしか光が出ない。そのため、ランプ全体としては20-30W相当の明るさだが、器具に取り付けて照明として使用する場合、下方向に向かう光の量は40W型の白熱電球に相当するとのことだ。

また、一般電球形4.3Wでは、密閉形の照明器具への取りつけも可能となった。従来、発熱の問題から、電球型LEDは密閉形の器具へは使用できなかったのだが、一般電球形4.3Wでは、大型の放熱フィンでこの問題をクリアしており、より広い範囲で使用することが可能になった。電球形LEDには、電球形蛍光灯が苦手とする、寒い場所や、繰り返しの点灯に強いというメリットもある。

一般電球形4.3Wの定格寿命は4万時間。白熱電球のおよそ40倍となる。ランプだけの価格で見ると白熱電球40個の価格よりも高い。しかし、4万時間分の電気代では、一般電球型4.3Wの方が2万7,000円程度節約できるという。