パナソニックは28日、コンパクトデジタルカメラLUMIX(ルミックス)シリーズの新製品として、広角25mm12倍ズームレンズを搭載する「DMC-TZ7」を発表した。発売日は3月6日で、価格はオープン。推定市場価格は4万7,000円前後。
DMC-TZ7は、広角28mm10倍ズームレンズを搭載する「DMC-TZ5」の後継機。広角域とズーム域を拡大し、35mm換算で25mmから300mm相当の焦点距離をカバーする。
今回発表されたモデルでは、カメラが自動でシーンを判別して最適なモードに設定する「おまかせiA」モードに、動体追尾AF/AE機能や暗部補正、全自動逆光補正機能を搭載。新機能の登録した人物に優先的にピントと露出を自動で合わせる「個人認識」機能も追加されている。個人認識では、同じ人を何度も撮影した場合にカメラが自動で登録を促すほか、撮影前に登録することも可能。名前や年齢なども登録が可能で、撮影時に、フォーカス枠の下に名前が表示されたり、3歳未満の登録者には、赤ちゃんモードに自動で切り替わる。
動画機能は、世界初となるAVCHD規格サブセットの「AVCHD Lite」に準拠した動画機能を搭載。1280×720のハイビジョン画質で長時間の動画撮影を実現した。独立した動画RECボタンを備え、動画撮影時でもズームが可能。同社のAVCHD対応機器にも対応する。また静止画撮影時に搭載されていた「おまかせiA」モードが、動画撮影時でも対応するようになり、「顔」、「風景」、「接写」、「ローライト」、「通常」の5種類のシーンを判別する。
主な仕様は、1/2.33型有効画素数1010万画素のCCDを搭載。46万ドット3型液晶モニターと約40MBの内蔵メモリーを採用。感度は通常時でISO 80~1600、高感度モード時でISO 1600~6400。サイズは103.3(W)×59.6(H)×32.8(D)、重量は206g(本体のみ)。ボディーカラーは、ブラック、シルバー、ブラウンの3色。