ペンタックス(HOYA)は、超薄型のスタイリッシュボディを採用したコンパクトデジタルカメラ「オプティオ (Optio) P70」を発表した。発売時期は2月下旬。価格はオープンだが、推定市場価格は3万円台前半。
今回発売されるオプティオ P70は、薄型ボディとデザインを重視したモデル。ボディは、中央のレンズ群を光軸上から外し、鏡筒にレンズを2段に収納することでレンズの全長を短くし最薄部16.5mmを実現した。ボディ素材にはアルミ合金製外装やクロムメッキパーツを採用している。カラーバリエーションは、シルバー、ライトブルー、ピンクの3色。
新機能として、携帯電話感覚で背面のボタンだけで撮影操作できる縦位置撮影専用モード「携帯ショット」を備える。また、撮影シーンを判別し、8種類の撮影モードを自動で設定する「オートピクチャー」や、近接撮影時に自動でマクロモードに切り替えるオートマクロ機能も備える。さらに最大32人の顔を一度に認識する顔認識機能を備え、笑顔やまばたきを検出する応用機能も採用されている。光学式手ブレ補正機能は搭載されず、最高ISO6400の高感度撮影と電子式手ブレ補正機能でブレを防ぐ。動画撮影時専用の電子式手ブレ軽減機能も搭載される。
主な仕様として、有効画素数は約1200万画素。レンズは沈胴の光学4倍ズームレンズを搭載し、焦点距離は、4.9~19.6mm(35mm判換算で約27.5~110mm相当)。23万ドット2.7型液晶モニターと約33.7MBの内蔵メモリーを搭載する。感度はISO 64~6400。フル充電での撮影可能枚数は約200枚(CIPA規格)。サイズは97(W)×54(H)×21.5(D)、重量は110g(本体のみ)。