フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、同社の4ドア車では最上級モデルとなる「パサートCC (Passat CC)」を国内初導入し、25日から販売を開始する。価格は500万円(2.0TSI)と602万円(V6 4MOTION)。
「パサートCC」はその名(CC=コンフォートクーペ)が示すとおり、上級セダン「パサート」をベースに開発された同社初の4ドア4シータークーペ。ロー&ワイドなプロポーション、クロームトリムに加え、ボディサイドの中央を貫く「トルネードライン」などが外観上の特長。
また、同社の最先端技術が数多く採用されている。電子制御式の可変サスペンション「アダプティブシャシーコントロール"DCC"」は、サスペンションの減衰力を自動的に制御し、「ノーマル」「スポーツ」「コンフォート」の3つのモードが選択できる。「パサートCC V6 4MOTION」には先行車と自車との車間距離を自動調整しながら走行する高度なクルーズコントロールや、衝突の危険を感知すると警告音や警告灯でドライバーに注意を促す機能を搭載する。
「パサートCC 2.0TSI」には、2L(リッター)、200馬力の直噴ターボエンジン「TSI」とティプトロニック付の6速オートマチックトランスミッションが組み合わせられる。「パサートCC V6 4MOTION」は299馬力の3.6L V型6気筒「FSI」エンジンと6速デュアルクラッチの「DSG」トランスミッションを搭載。ハルデックスカップリング式の「4MOTION」で四輪を駆動する。
また、パサートCCには、同社とドイツのタイヤメーカー コンチネンタルが新開発したモビリティタイヤを採用した。タイヤのトレッド内側に塗布された特殊高分子ポリマーの粘着特性を利用し、直径5mmまでのクギなどの突起物が貫通しても、瞬時に穴を自己修復し、継続して走行できる。
また、パサートCCには、SUV「トゥアレグ」同様、フォルクスワーゲンのサービス メンテナンス パッケージが付帯される。これにより新車登録から最初の車検までの間にかかるサービスメンテナンス費用や定期交換消耗部品が無償となる。