警視庁は24日、インターネット掲示板に「池袋でナンパしている男を刺し殺す。目立たないと思ったら大間違いだ」などと犯行予告を書き込んだとして、東京都中野区の36歳のアルバイト事務員女を偽計業務妨害の疑いで逮捕した。女は「次々と若い女性に声をかける男を見かけイライラしていた」と供述しているという。

女は8月22日、自宅のPCからネット掲示板に「さあこい、警察、悪質ないたずらならうごかねえか。池袋でナンパしている男を刺し殺します。東上線とJR改札の間でナンパしているてめえ。必ず刺し殺す。あのひとだかりの中目立たないと思ったら大間違いだ。」などと書き込んだ。

女は、警視庁池袋署管内の特別検索および警戒強化を余儀なくさせ、これらの業務に従事した警察官らの正常な業務の遂行を困難にさせた疑い。

警視庁では、ISPに情報開示を求めるなどして女にたどりつき、偽計業務妨害の疑いで逮捕した。女は容疑を認めているという。

ネットの匿名性についてはこちらのレポートを参照

【レポート】なぜ捕まるのか? とまらない犯行予告と逮捕劇に見る"ネットは匿名"の誤解