本田技研工業は、2009年に発売を予定している新型ハイブリッド専用車「インサイト」のコンセプトモデルを、10月2日から10月19日に開催されるパリモーターショーで発表する。
ホンダは過去にもハイブリットカー「インサイト」を発売していたが、乗車定員2名、個性的なスタイルなど、実験車的なイメージが強かった。新しいインサイトは5人乗りのハッチバックボディとなり、実用性を高めた。
パワープラントにはエンジンを主動力とし、発進・加速時などにモーターでアシストするコンパクトで高効率なハイブリッドシステムを採用。制御ユニットやバッテリーを荷室下に配置する新しいプラットフォームを開発し、優れたユーティリティと軽快で気持ちの良い走りを実現するという。また、新たにシステムの小型化、軽量化などを進めることにより、大幅なコストダウンも可能となった。
新型インサイトは2009年春より日米欧で発売され、年間20万台の販売を計画している。またパリモーターショーには、燃料電池車「FCXクラリティ」や、将来販売を予定しているハイブリッド・ライトウェイトスポーツ「CR-Z(デザインスタディモデル)」も併せて展示する。