カシオ計算機は、デジタルカメラ「EXILIM(エクシリム)」の新製品として、高度な画像処理技術により人物の顔を12段階のレベルでメイクアップするように美しく撮影できる「EXILIM ZOOM EX-Z300/EX-Z250」を8月29日より順次発売する。価格はオープンだが、推定市場価格はEX-Z300が4万円前後、EX-Z250が3万5000円前後。
今回発売される「EX-Z300」は、今春に発売された「EX-Z200」の後継機にあたる。「EX-Z250」はEX-Z300の兄弟モデルという位置づけであり、特に先代モデルは存在しない。また「EX-Z100」は引き続き販売される。
EX-Z300に搭載される撮像素子は1/2.3型の有効1010万画素CCD。EX-Z250には1/2.5型の有効910万画素CCDが使われる。焦点距離はどちらも28~112mm相当(35mm判換算)の4倍ズーム。CCDシフト方式の手ブレ補正機能、23万ドット3.0型モニターを搭載する。
EX-Z300/EX-Z250の特長は、新開発の画像処理モジュール"EXILIMエンジン3.0"による新機能にある。「メイクアップ機能」は、肌をなめらか表現し、日差しによる顔の影は明るく目立たなくする。処理レベルもモニターで確認しながら12段階で調整できる。また、EX-Z300にはボタンひとつで操作できる"メイクアップボタン"を搭載する。
「手持ち夜景撮影」では、三脚使用の有無などブレやすい状態での夜景撮影をカメラが自動で判別。手ブレ補正をしながら人物と夜景を明るくきれいに撮影する。「ライティング撮影」は逆光で顔が暗くなるような場合、逆に青空が白く飛んでしまうシーンでも、カメラが自動判別して明暗のバランスを最適化する。また、「マルチモーション撮影」は、多重露光のように、動いている被写体を連写して1枚の写真に合成する(EX-Z300のみ、画像サイズは3M固定)。
その他EX-Z300の主な仕様は、記録メディアはSD/SDHCメモリーカード他、内蔵メモリー約38.5MB。サイズ約96.9(W)×57.6(H)×23.0(D)mm(突起物を除く)、重量131g(本体のみ)。ボディカラーはシルバー、ブラック、ピンクゴールドの3種類が用意される。
その他EX-Z250の主な仕様は、記録メディアはSD/SDHCメモリーカード他、内蔵メモリー約38.5MB。サイズ約96.7(W)×57.3(H)×19.9(D)mm(突起物を除く)、重量119g(本体のみ)。ボディカラーは5種類が用意されるが、8月29日に発売されるのはシルバーのみ。ゴールドとピンクは9月5日、レッドとブルーは9月26日発売となる。