ヤマハは22日、プリメインアンプ「A-S1000」、CDプレーヤー「CD-S1000」を発表した。発売は6月下旬を予定しており、価格は、A-S1000が15万5,400円、C-S1000が13万3,350円となっている。

A-S2000の基本設計をそのままに、低価格化した「A-S1000」

同じく、C-S2000の基本設計を受け踏襲した「C-S1000」

新モデルは、A-S1000/CD-S1000という型番からもわかるとおり、昨年12月に発売されたプリメインアンプ「A-S2000」、SA-CD/CDプレーヤー「CD-S2000」の設計思想を受け継ぐ製品だ。左右にサイドウッドを配したデザインも、A-S2000/CD-S2000を踏襲している。低価格版とはいえ、A-S1000では、A-S2000と同様に、出力段の+側と-側とを独立させ、電源も含めて完全対称化するフローティング&バランス・パワ-アンプを採用。もちろん、パワーサプライも左右各チャンネルの+側と-側用に4基搭載される。定格出力はA-S2000と同じく90W×2(8Ω)。また、完全対称コンストラクションも同様に採用。セパレートアンプ並みの左右分離と高い剛性を実現している。ただし、A-S2000の魅力の一つであった、全段の完全バランス伝送は、A-S1000では採用されていない。

CD-S2000がSA-CD/CDプレーヤーだったのに対して、CD-S1000はCDプレーヤーとされている。しかし、CD-S1000も、音楽用SA-CDの再生に対応している製品だ。こちらも、基本設計はCD-S2000を踏襲しており、左右独立の高精度DACや、各回路ごとに分離された電源、CDドライブを中央に配置した完全対称コンストラクションなどが採用されている。