東芝は17日、同社のモバイルノートパソコン「dynabook SS RX」シリーズの新製品として、128GBのフラッシュメモリドライブを搭載したモデルとauのワイヤレスWAN機能を搭載したモデルを追加し、店頭販売向けに3モデル、WEB販売向けに4モデル、企業向けに60モデルの合計67モデルを3月25日より順次発売する。

dynabook SS RX

dynabook SS RXシリーズは、薄さ19.5mm、世界最軽量のスリムボディに12.5時間の長時間バッテリや豊富なインタフェース、堅牢性を備えた12.1型ワイドWXGA(1,280×800ドット)半透過型LEDバックライト液晶搭載のモバイルノートパソコン。今回発表された128GBフラッシュメモリドライブ搭載モデルでは、1つの素子あたり2ビットのデータを保存できる多値NAND技術により、従来とほぼ変わらないサイズながらも従来機種の2倍にあたるデータを保存可能にした同社独自開発のフラッシュメモリドライブを採用している。

ワイヤレスWAN搭載モデルは、KDDI CDMA 1X WIN通信モジュールを内蔵し、人口カバー率99.9%、下り最大2.4Mbps、上り最大144Kbpsの高速データ通信が可能。PC対応のデータ通信定額プラン「WIN通信機能搭載PC定額」に対応し、月額最大5,985円で常時接続環境を構築できる。アンテナは同社独自のマルチバンドアンテナ実装技術を採用し、パソコン本体にアンテナを内蔵しながらも高感度の無線通信を実現している。

店頭販売向け「dynabook SS RX」シリーズの仕様は、SSD搭載モデル「PARX1TAELA」のCPUがインテル Core 2 Duo プロセッサー超低電圧版 U7600(1.2GHz)、チップセットがモバイルインテル945GMS Express、メモリが2GB(1GB×2、最大2GB)。グラフィックス機能はチップセット内蔵のインテル GMA 950を利用する。記憶媒体は128GB SSD、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ。その他の機能は、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、ギガビットLAN、IEEE1394など。OSはWindows Vista Business、またはWindows XP Professionalがプリインストールされている。なお、ワイヤレスWAN搭載モデルの「PARX1T8ELDEV」と「PARX1T7ELAEV」では128GB SSDの替わりに80GB容量の5,400回転Serial ATA HDDが搭載され、KDDI CDMA 1X WIN通信モジュールが内蔵されている。また、PARX1T8ELDEVではMicrosoft Office Personal 2007 with Microsoft Office PowerPoint 2007がプリインストールされている。