松下電器産業は6日、「どこでもドアホン」シリーズの新モデル「VL-SWN350KL」「VL-SWN355KL」を発表した。発売は、VL-SWN350KLが6月13日、VL-SWN355KLが6月20日を予定している。価格はオープンで、市場価格は、VL-SWN350KLが8万円前後、VL-SWN355KLが11万円前後と予想される。
「どこでもドアホン」シリーズは、カラーテレビドアホンにワイヤレスの子機を組み合わせた製品で、家中どこでも来客の応対が可能になるシステム。VL-SWN350KLは、モニター親機とカメラ玄関子機、ワイヤレスモニター子機のセットで、VL-SWN355KLは、VL-SWN350KLにファックス親機(カラーパーソナルファクシミリ「KX-PW616DL」)がセットされたモデルだ。同シリーズは従来より、ワイヤレスアダプター機能に対応した同社の電話機やファクシミリと組み合わせることで、ドアホンの子機で外線通話をしたり、電話やファクシミリ側で来客の応対をすることが可能だが(VL-SW102AKのみドアホンアダプターの「VE-DA10-H」が必要)、VL-SWN355KLは、初めからそれがセットされたモデル。
新製品2モデルは、VL-SW155K/150Kの後継。「ビエラにリンク」に対応しており、カメラ玄関子機の映像をビエラ側で見ることが可能だ。来客があった場合、ビエラの画面にメッセージが表示され、ビエラ側のリモコンを操作すると、ビエラにカメラ玄関子機の映像が表示される。また、不在時の来客を、1件あたり30秒、最大400件まで、DIGAに録画することも可能だ。従来機では、ビエラにリンクを使用する際にはドアホン用PLCアダプター「VL-SP880」を必要としていたが、新モデルでは、LAN対応となったため、ネットワークケーブルで接続するだけで利用可能になる。もちろん、アダプターを別に用意することで、無線LANやPLCなどでの接続も可能だ。
また、新モデルでは、カメラ玄関子機にLEDライトを装備。外が暗くても、来客の状態を確認することが可能となった。モニター親機の液晶画面には、どこでもドアホンシリーズ中最大の5.2型を採用。液晶パネルは、視野角の広いIPSパネルとなっている。ワイヤレスモニター子機の液晶パネルは2.5型。
パナソニック ネットワークサービシズが別途提供する「みえますねっとLite」にも対応しており、ブロードバンド環境があれば、携帯電話で来客の画像を確認することもできる(NTT DoCoMo/auに対応。SoftBankは6月中より対応予定)。