マクロミルは、全国20~39才の女性会社員を対象に「バレンタインデーに関する調査」を実施、結果を発表した。それによると、今年の本命チョコの購入予算は1個当たり2,217円。これに対して、自分用チョコの購入予算は本命チョコより高く2,302円となった。 結果は、本命/義理/自分用チョコの購入予定がある人に対するチョコレート1個当たりの購入予算についての設問で明らかになったもの。回答結果は本命チョコの購入予算平均が2,217円であるのに対し、自分用チョコが2,302円。もはやバレンタインは女性による"このチャンスに高級チョコ食べたい"イベントになってしまっているということなのか?と思ってしまう結果となった。

Q.チョコレート1個当たりの購入予算をお知らせ下さい(回答対象 : 本命/義理/自分用チョコの購入予定がある人)

しかし、よくよく見ればこの平均値を押し上げているのは25~29才の4,350円という値だ。他の世代と比べても飛び抜けて高い上に、回答者数(n)は18(同調査ではn=30以下は参考値とされている)。回答者の誰かがかなり奮発しているとか、あるいは回答を一桁間違えて入力したという可能性もゼロではないかもしれない。それに、全体で見ればチョコレートの購入予定がある人のうち、自分用を買うと回答したのは18%。冷静に考えれば、事態は思ったほど深刻ではない……のだろう、多分。

一方、ディムスドライブは「義理チョコの相場がいくらぐらいか」について、全国の男女12,020人を対象に調査を行った。世代別の回答を見ると、平均値はほぼ400~500円の間にきれいに収まっているが、どの世代でも男性ほうが低い値になっている。つまり、義理チョコにかかる予算について男性は実際よりも安いと予想していることが考えられる。

全体で見ると、平均より高めの「500~999円」と回答した人は女性48.1%に対して男性は34.0%。逆に安い価格帯「299円以下」と回答したのは女性10.2%に対して男性は22.1%で、"義理チョコ=安く済ますもの"と考える傾向はむしろ男性のほうに強いのではないだろうか。

実際、先のマクロミルの調査において義理チョコの購入予算は各世代とも軒並み1個あたり800円台。義理チョコの購入場所も、スーパ・コンビニの29.6%に対してデパートが62.1%と倍以上だ。全体の平均は昨年の799円を上回って、848円となっている。全てがそうとは言わないが、良い環境にいる人はランチ1食分のお返しをしてもいいくらいの品をもらえるのかもしれない。もちろん"本命チョコ"については自分次第だが。