新ブランドの「T-Mobile Shadow」

米T-Mobile USAは、HTCと共同開発したWindows Mobile 6搭載スマートフォン「T-Mobile Shadow」を発表した。EDGEおよびWi-Fiに対応しており、ブロンズ・セージグリーンの2色を用意。米国内で31日より販売が開始される。

T-Mobile Shadowは、オフタイムを存分に楽しむコンセプトが前面に打ち出された、同社の新ブランド第1弾製品となる。同社CEO兼社長のRobert Dotson氏は「Shadowという新ラインナップのネーミングには、できるだけいつも一緒に時間を過ごしたい、最高に親しい人と、自然に影のように寄り添って、目まぐるしい1日であっても、特別に伝えたいニュースがある時でも、常にそばにいられるようにとの願いが込められている」とコメントしている。

セージグリーン

ブロンズ

Shadowの最も重要なコンセプトとして、同氏は、仕事のツールとして用いる複雑なデバイスではなく、楽しく気軽にシンプルな使いこなしが可能な携帯電話に仕上がっている点を挙げる。Windows Mobile 6を搭載してはいるものの、ビジネスユースのスマートフォンとは一線を画す、遊び心にあふれたデバイスになっているという。

例えば、クルクルと回すインタフェースが特徴的な「spin navigation wheel」により、スムーズな操作性を実現している。米国内の5つの電話番号へ無制限の無料通話ができる「myFaves」機能との連携性が高く、指先で直感的にホイールを回して、すぐに親しい人と通話できるほか、メール、IM、画像送信、音声録音といった他のコミュニケーション機能へも直接でジャンプできるという。

スピンナビゲーションホイールによる直感的な操作が可能

さらに、2メガピクセルの動画撮影対応デジタルカメラ、多彩なオーディオ/ビデオ再生が可能なマルチメディアプレイヤー、Outlook/Yahoo!/Gmailのアドレス帳データと同期できるPIM機能なども標準搭載されている。