ソネットエンタテインメントと角川モバイル、電通イー・リンクが6月に共同設立したソネット・カドカワ・リンクは2日、地域情報探訪サイト「街ログ(まちログ)β版」を提供開始した。従来の検索型サービスとは一線を画し、投稿ユーザーが設定したリンクをたどりながら、日本中の街のスポット情報を連続的にチェックできる点が特徴。各スポットの様子は投稿動画や写真でチェック可能だ。
同サービスの最大の特徴は、タウン情報誌「東京ウォーカー」をはじめとする地域ウォーカーが取材した地域情報動画を掲載するので、高画質な映像でスポット巡りが可能だという点にある。また、写真は同社の取材で用意されるほか、各事業者やユーザーから投稿された素材も掲載するという。
レコメンド機能では、ユーザーの好みに合ったスポット情報間を放射線状のリンク線で誘導可能とするほか、各ユーザーには一体のエージェントが提供され、ユーザーの利用履歴を自動的に分析して、関心領域のスポット情報も提供する。
同社では、地域情報動画を年内に1,000本、今年度中に2,000本を用意し、順次掲載してきたい考えだ。また今後は、地図上の表示位置と連動した地域ターゲティング広告や、ユーザーの利用履歴分析に基づいた行動ターゲティング広告展開を見込んでいるという。