サイボウズは25日、「ITアプリケーションの利用実態調査 2007年」(ノークリサーチ調査)において、グループウェア市場シェア1位を獲得したことを発表した。1997年の創業以来、初の国内シェア1位獲得となった。

グループウェアパッケージ利用シェア(2007年)

グループウェアパッケージ利用予定シェア

また、今後の更なるシェア拡大に向け、同社では新事業戦略である「リレーション・マーケティング」を展開する。ユーザどうしの情報交換ができる「サイボウズ コミュニティ」を提供し、関係強化および顧客満足度向上に繋げたい考えだ。

一方、海外事業展開では、同社が2007年6月に中国・上海に設立したソフトウェア会社「才望子信息技術(上海)有限公司」を通じ、中国でのグループウェア開発・販売促進に注力していきたい構えだ。

創業10周年を迎え今回シェア1位を獲得した同社であるが、創業当初は、Webページを活用した直接販売や販売パートナー制度の導入、低予算でインパクトのある広告戦略を駆使したという。また、顧客満足度向上に注力した顧客要望データベースの構築や顧客サポートシステムを取り入れることで、シェア率向上を図った。現在、同社サービス利用企業は2万6,000社(ユーザー数250万人)を超えるという。