サイボウズと関連会社のインテグラート・ビジネスシステムは26日、中国・上海市に「才望子信息技術有限公司」を設立したと発表した。また同日、新たに開発した日本語と中国語対応のSaaS型グループウェア「Cybozu 弁公系統」の提供も開始、今後中国での事業展開を本格化させる。
インテグラート・ビジネスシステムは、営業支援システム「WebHello(ウェブハロー)」を有し、国内で累計2万を超えるユーザライセンスの販売実績がある。2006年にサイボウズと資本提携、同社のグループ会社となった。また、サイボウズは、10言語対応の国際版グループウェア「サイボウズ Share360」を開発、2005年1月から販売してきた経験から、中国をはじめとするアジア市場でグループウェアに対する高い需要があることに着目、今回の新会社設立となった。
Cybozu 弁公系統は、日本で販売されている製品をベースに開発。中国に進出する日系企業などでは専任のシステム担当者を置くことが難しいという現状があることから、手軽に導入・活用ができるよう、SaaSシステムとして提供するという。