韓国のSamsung Electronicsは25日 (現地時間)、1.8インチ 64GBのソリッドステートドライブ (SSD)の量産開始を発表した。ノートPCでの利用を主ターゲットにしている。
Samsungの64GB SSDは、8GbitのSingle Level Cell (SLC)を64個搭載する。書き換え可能回数の多いSLCの採用で、優れた信頼性や性能を確保している。製造技術は51nmプロセスだ。
フラッシュメモリー・ベースのSSDはランダムデータの読み込みが速く、OSやアプリケーションの高速起動が可能。またデータ保持の信頼性や省電力性に優れるという特徴を備える。SamsungはすでにUMPC向けに32GB SSDを提供しており、今回の64GB版の量産開始によって「大容量SSD市場で最大のメーカーになる」という。SSD市場について同社は、これから2010年までの間に出荷台数が270%のペースで急成長し、NANDフラッシュ産業で最大のカテゴリになると予測している。