Googleは13日(現地時間)、オンライン広告のリーディングカンパニーであるDoubleClickとの間で買収交渉が合意に達したことを発表した。買収金額は31億ドルで、全額キャッシュでDoubleClickの実質上のオーナーであるHellman & Friedmanに支払われる。2007年末までには買収が完了する見込みだという。
既報のとおり、オンライン広告の老舗であるDoubleClickの買収を巡り、Microsoft、AOL、Yahoo!などが争奪戦を繰り広げていたが、結果としては最後に名乗りを上げたGoogleが"勝者"となったことになる。
GoogleのCEOであるEric Schmidt氏は「DoubleClickの広告配信技術は、業界の主要な広告主、パブリッシャー、エージェンシーに広く受け入れられており、GoogleとDoubleClickが一緒になることで、ディスプレイ広告におけるGoogleの革新的な優位性はいっそう高まるだろう」とコメントしている。また、DoubleClickのCEOであるDavid Rosenblatt氏は「Googleは我々にとってこれ以上ない完璧なパートナー」とコメント、「DoubleClickの先進的なデジタルソリューションと、Googleのスケール、そしてイノベーティブなリソースが合体することで、我々の従業員およびクライアントの双方に多大な価値をもたらすだろう」としている。