仕事の場面で日常何気なく行われている、"メモを取る"という行為。アナログの紙とペンの良さは、思い立ったときにすばやく、直感的に書けることだ。しかし、もし"デジタル"上でアナログの紙とペンのような感覚でメモを取ることができたら? そうなれば、アナログの良さに加え、コピーや共有、さらにはほかのアプリでの活用まで容易に可能になるのではないだろうか。
そこで2回目の今回は、ワコムのデジタルノート「Bamboo Spark」をより活用できる機能や他のアプリへの連携、独自のクラウドサービスについて詳しくお伝えしていく。
同製品を使用してノートに書いたメモは、Bamboo Spark本体にデジタル化された状態で保存され、本体中央のボタンを押すことで、ペアリング済みの端末のアプリにデータを転送できる。そして、そのまま画像やPDFデータとしてメールなどで送信することも可能だ。もちろん、メモを添付で送る相手は多少選ぶ必要があるかもしれないが、社内のやりとりなどであれば、図などもそのまま伝えられる手書きメモの共有は、かなりの効率化につながるだろう。
さらに、専用アプリには試験的にテキスト形式でのエクスポート機能も備えられている。筆者の汚い文字でもかなりの精度でテキストに変換された。テキストはメール本文に貼り付け、場合によっては編集し、そのまま送ることができる。今までメモをテキストに打ち直す手間が嫌で、パソコンを使うことが多かった。ただ、立ちながらメモをとったり、相手が目の前でパソコンを使うことを嫌がったりするケースもあり、100%というわけにはいかない。そんなとき「Bamboo Spark」なら、いかなるシチュエーションでもメモがとりやすく、テキスト化する手間も省ける。
取り込んだノートはアプリ上で編集が可能。アプリ上でメモを加えられる「描画」と、ひと筆毎の書き順を時系列で戻して画像を分けられる「分割」の機能を持つ |
「描画」機能で文字を書き加えたところ。メモをスマホで引き継いで完成させることができる |
「分割」機能を用い、ひと筆毎の書き順を時系列で戻して画像を分けてみた |
うれしいのが、データを渡す先のアプリがメールだけではなく、EvernoteやDropbox、OneDriveといったクラウドサービス、さらにはSMSやLINEなどのメッセンジャー、各種SNS(Facebook、Twitterなど)といった普段使っているアプリとの連携が可能なこと。
ちなみに、独自のクラウドサービス「Wacom Cloud」を使うと、ノートのデータを自動的に同期することができ、他のパソコンやスマホなどのデバイスで情報を共有することが可能だ。データを引き継いで編集することもできる。5GBまでは無料で提供されているので、「Bamboo Spark」だけでは、なかなか使い切らなさそうな大容量だろう。
これまで、「Bamboo Spark」の概要と、幅広い活用法について解説してきた。そこで次回は、実際に同製品を使ってみて、本当に仕事が効率化できるのかどうか試してみたいと思う。
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