「ストックフォトサービスでコツコツ副収入」を目指していく本企画ですが、正直な話、娘(3歳)の写真ばかり撮っていたもんですから、それ以外の被写体が思い浮かびません。「海外の誰も見たことがない絶景を」と思っても旅費が捻出できませんし、「汎用的にビジネスで使える人物写真を」と思ってもモデルが雇えません。

被写体で差をつけられないとなれば、モノを言うのは“技術力“でございますよね。とはいえ、私は所詮トーシローのカメラパパ。「絞りを開放して」とか「露出を調整して」とかそれぐらいなら分かりますが、高度なスキルを持っているわけじゃありません。

そんな中で、会社の上司の同期と仲良しで飲み仲間だけど私とは違う部署……ようするに会社の知り合いの“カメラ師匠”Yさん(55歳)に「カメラ素人を脱出してそれっぽい写真を撮りたいのですが」とざっくりアドバイスを求めてみたところ、「じゃあライティング(照明)を勉強したら?」と。

そこで今回は、誰もがあまり勉強していないであろう照明・ライティングの基礎「3ステップ」をまとめてみました。ちなみに「良いライティングの例がたくさん見られるサイト」として師匠に教えてもらったのが、ストックフォトサービスとして有名なゲッティが運営する「iStock」。以下の写真はすべてサイトから引用しております。未見の方はあれこれ見て勉強してみてはいかが?

その1:「トップライト」でまずは全体を明るく照らすを設置すべし

室内の撮影では、まずは明るさを確保することが重要。被写体に上からライトを当てる「トップライト」を設置することで全体の明るさを保つ・被写体に均一に光りを当てる効果が期待できます。人物写真だと、これで髪の毛のツヤを表現することもできますね。

トップライトで髪の毛のツヤ感が特にきれいに出ているのがわかります。
「髪の毛をきれいに表現できると、ヘルシーで元気な人物描写になるんだよ」(師匠)

その2:次に立体感を出す「サイドライト」を配置すべし

とはいえ、上から光を当てただけでは被写体は立体感がなく味気ないものに写ってしまうことも。そこで重要なのがサイドライトです。「サイドライト」の役割は、トップライトにより全体的に明るくなってしまった被写体に横(サイド)からライトを当てることで、影を引き出し、立体感を作り出すこと。被写体の大きさや形によって影の出方が変わるので、サイドライトの位置は少しずつ移動させて決めるといいです。

サイドライトが陰影を浮き立たせることで人物が立体的に浮き立ちます。
「人生の奥行きまで表現しているように見えるよね」(師匠)
カックイイィ~!

その3:最後は「レフ板」で光を反射させて被写体を自然に

とはいえ明暗がハッキリしすぎてしまうと「ここ砂漠?」みたいな写真になっちゃう場合ありますよね。そこで、みなさんも聞いたことがあるでしょう「レフ板」の登場です。レフ板には、光を反射させることで影を少しだけ自然に明るくする効果があります。これで極端な明暗差が軽減され、より自然に被写体を写すことができるというわけ。ちなみにレフ板は白い厚紙などでも代用可能。サイドライトと同様に、被写体から近づけたり離したり、角度を変えたりしながら光の反射を調整し、ベストなポジションを見つければよいです。

 

陰影が弱まって全体に光が回っていることがわかりますね。
「日差しが強い屋外の撮影でも大活躍だから、1つくらい持っておいたら? 」(師匠)

番外編:備え付けのフラッシュ、用途は?

ちなみに、「小難しいライティングの話よりも、カメラに備え付けのフラッシュがあるんだからそれでいいじゃん」と思われる方もいるかもしれません。あのカメラ備え付けのフラッシュも、複雑なライティングには使いにくいものの、逆光による強烈な明暗差を補正したり、暗い場所でシャッタースピードが遅くなることで起きる“手ブレ”の抑制に効果を発揮します。興味ある方はぜひ使いこなしてみてください。

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