SNSで人気を集めるママイラストレーター・あいさんとパパイラストレーター・ゆーぱぱさんによる連載「【漫画レポ】#新米ママパパの妊娠後期の準備時間」。この連載では、妊娠後期に準備しておきたいあれこれを、先輩ママ・先輩パパの実体験から考えていきます。今回はママイラストレーター・あいさんによる「出産準備中のお互いの役割分担(コト編)」のエピソードです。
あいさん
2018年5月に長女(ゆいどん)を出産。会社員を経て、現在はフリーランスのデザイナーとして働く新米ワーママ。家族愛強めな夫(どんパパ)と共に子育てに奮闘中です。ドタバタな日常や育児のお役立ち情報を、ブログやInstagramに投稿しています。著書に『いけいけどんどん! ワーママ奮闘記』(マイナビ出版)。こんにちは!あいです。
普段はフリーデザイナーとして働きながら、愛娘・ゆいどん(現在3歳)と、家族愛の強い夫・どんパパとの育児エッセイをSNSやブログで描いています。これから3回、妊娠後期から出産までのわが家のエピソードを紹介していきますので、どうぞよろしくお願いします!
さて、妊娠後期の私はというと「もうすぐ我が子に会える」という楽しみ半分、不安半分といった様子でした。初めてのことで何がわからないのかもわからないなか、先輩ママに話を聞いたり、プレママ雑誌を読み漁ったりして情報を仕入れ、イメージトレーニングしていました!
健診に夫婦一緒に行くことで出産への心構えを
後期に入ってくると、産後を見据えていろいろ具体的な準備を終わらせる必要があります。
身の回りのものを揃えたり、赤ちゃんの服やベビーカー、抱っこ紐をリサーチしたりする方も多いのではないでしょうか? モノの準備以外にも、出産・産後の役割分担や家事分担について話し合う人も多いと思います。
「出産準備中のお互いの“役割分担”は何をしていたか」と聞かれると、私たちはこれについては特に何も話してなかったというのが本音。普段からお互いが気づいた時に助け合う形で過ごしてきたので、出産を機に何かルールを決めるということはなく……。産後の生活って体験してみないとわからないこともあると考えていたので「産前のようになんとかなるんじゃない~?」「思いやりがあれば大丈夫!」と楽天的でした。
そんな性格的にのんびりした夫婦だったのですが、ひとつ決めていたことがあります。
それは、「妊婦健診は必ず夫婦で一緒に行く」ことです。
妊娠初期の1回目から、妊婦健診のある日は平日でも休みをとって必ず同行してくれていた夫。
赤ちゃんの心拍を確認できた時の喜びや、健診を重ねるごとに驚くほど大きくなる赤ちゃんの成長のスピードなど、出力されたエコー写真では伝わりきらない、生きている赤ちゃんの成長を感じました。
また、私の体のトラブルが発生した場合は現場で医師の話を直接聞くので、同じ熱量で心配し、気遣ってくれてとても心強かったです。
1回目の健診から「俺の子どもでもあるから」「赤ちゃんを見るのが楽しみだから」といって、一緒に同行してくれた夫。初めての出産を控え不安なことも多いなか、安心して健診に向かえました。出産への心構えが育める妊婦健診の同行は、是非おすすめしたいです!
健診だけでなく、出産の準備はなるべく分け合いたいもの。というわけで、わが家は夫にお願いできることはなるべくお任せし、力を合わせて出産準備を行なっていました。
●入院荷物準備
病院の冊子に沿って、私が入院用の荷物を準備。そして出来上がった荷物の中身を夫にシェアしていました。
病院に持って行く荷物は2つあり、分娩時に必要なものと(産前)、入院中に必要なもの(産後)に分けており、どちらかを忘れられると大変!
陣痛がきたら自分で荷物を運べなくなるかも……そんな時は夫にお願いするしかない! 「こっちにはバスタオルや母子手帳が入ってるからね!」と、分娩時にサポートしてもらえるよう情報共有しておきました!
●陣痛タクシー
陣痛タクシーは夫に予約してもらいました。事前に出産予定日や住所、分娩病院情報を登録しておくと、陣痛がきた際は専用ダイヤルに電話をかけてスムーズにタクシーを手配できます。
ちなみに夫に、数ある陣痛タクシーサービスのなかでなぜこの会社にしたのか尋ねてみると「一番、ノベルティがいっぱい貰えると評判だったから」とのこと……。
産後「こんなに!?」というくらいタクシー会社からノベルティが届いたのはそのおかげだったのか! 気になるみなさん、要チェックですよ。
●産後の手続き
産後すぐに手続きしておいた方が良い出生届や児童手当金、健康保険の加入は夫にお願いしておきました。しっかり打ち合わせしておいたので、産後の入院中に全て終わらせてくれました。産後の私は赤ちゃんのお世話だけで頭がいっぱいだったので、とても助かりました……!
気になることはその都度言葉に
よく、「何でもやって、いい夫だね~」と言われるのですが……いや、私が主導的に情報を仕入れて準備しているから! と、時には「もっと積極的に調べて自発的に動いてよ〜!」と不満を持つこともありました。
しかし、やって欲しいことがある時は必ずその場で言葉にして伝えるようにしていました。自分の思いは「伝えない限り、伝わることはない」と思い、気になることがあれば不満が大きくなる前に、なるべく伝わるよう言い方を工夫しながら伝えています。
いろんな関係性のパートナー同士がいるので、私たち夫婦が正解というわけではないと思いますが、普段から同じものを共有し、コミュニケーションをとることは、とても意義があるのではないかと思います。
私が不満を持っているなら、夫も不満を持っていることだってあるかもしれない。そういったズレは互いに話し合って埋めていけたらと考えています。
ましてや産後は赤ちゃんのお世話で、産前以上に自分以外の協力が必要な場面もあるはず。現在プレパパ・プレママのみなさまには、パートナーと信頼関係を築いて、これからの育児生活を楽しく乗り切っていただきたいなと思います!
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