しばらく行けていなかった海外旅行。漠然とどこかに行きたいと思っているけれど、一体どこがベストな行き先なのか迷ってしまいますよね。今回マイナビニュースでは、世界の大手総合旅行ブランドの一つであるエクスペディアで働く社員と座談会を開催。”旅行のプロ”の視点から、ファミリー、カップル、友達同士など、シチュエーションごとにおすすめの旅行先を教えてもらいました。
‐ 今回プランを考えてくれたのはこの2人 ‐
Akinaさん
旅行した国の数は40カ国。旅行のほか、ダイビングや散歩が趣味。旅先でおいしかったグルメはインドのジャイプールで飲んだ濃厚ラッシー。飲んだあとは陶器のコップを割り捨てるところも含めて思い出。
Manami さん
旅行した国の数は25カ国。旅行のほか、読書や美術館巡り、韓国アイドルも大好き。印象に残っている旅先グルメは、ポルトガルの修道院を改装したレストランで飲んだビール＆魚料理。
小さい子ども連れも嬉しい、ファミリーにぴったりなのはココ!
お子さま連れだと、まずはフライト時間が問題になりますよね。あまり長時間だと大変なので、フライトが短い場所がいいと思います。
時差が少ないこともポイントになりますね。観光できる時間なのに時差で眠くなってしまい……ってことにもなりかねませんから。
定番のグアムやハワイも候補として思いつくけれど、今なら特にアジアがおすすめですね。
そうそう。あと、回りやすさも大事。滞在先で長距離移動が必要になると、それもお子さま連れには大変なので、小回りが利くのもすごく大事なポイントですね。ちょっと疲れたからホテルに戻ろう、荷物を取りに帰ろう、みたいなことが気軽にできるほうが安心だと思います。
そんな2人がファミリー向けに選んだ場所は……
【シンガポール】
おすすめ日数 4泊5日
コンパクトな街なので回りやすく、ショッピングはもちろんナイトサファリや水族館、ユニバーサルスタジオなどの子どもも楽しめるアクティビティも充実している。フライト時間が約7時間半と比較的短く、時差が少ないのでお子さまと一緒でも安心。深夜発の直行便なら、機内で睡眠をとって朝から遊べる。
シンガポールに住んでいた同僚に聞いてみたら、子どもと1日楽しめるようなアクティビティが充実しているそうです。シンガポールは割とビジネス旅行が中心になっていますが、実はファミリーにも楽しめる場所として推したいですね。
私もビジネスで行ったことがあるのですが、トイレがキレイだというのも日本人には嬉しいポイントです。特にお子さま連れだと、トイレの清潔さは気になると思いますし。それに、滞在時の食費も抑えられるのもいいところ。お高いレストランもありますが、ホーカーと呼ばれる屋台などでも安くおいしいごはんがいただけますよ。
辛いものが多い国ではないですし、味の好みも日本人に向いていると感じます。あと、空港がとっても楽しいんですよ! 巨大な滝のある複合施設「ジュエル」が空港に直結していて、恐竜のオブジェとかもあるんです。
モールでなんでも揃いますし、例えば最終日は早めに空港に行って荷物を預けてモールで遊んでいれば、市内から慌てて空港に向かうことや、飛行機に乗り遅れるリスクも減ります。子どもがグズってなかなか出発できない、なんてこともありえるので、早めに空港に行って楽しんでしまうのもアリですよ。
【グアム】
フライトは4時間と短く、街がコンパクトなのも子連れにはメリット。大きなプールのあるホテルに泊まれば1日楽しめる。
友人同士やカップルで思いっきり楽しむならココ!
やっぱりカップルで行くなら、ホテルステイにはこだわりたいですよね。旅先でも、映える写真が撮影できる場所がたくさんあるところがいいんじゃないかな。
リゾートに行きたいですよね。リゾートホテルでゆっくりとした時間が過ごせる場所が、カップルにはいいと思います。
とはいえリーズナブルなほうがいいし、ホテルの選択肢が豊富なこともポイントです。
そんな2人がカップル向けに選んだ場所は……
【バリ島】
おすすめの宿泊日数 4泊5日
ホテルの選択肢が多く、リーズナブルでもラグジュアリーなホテルがたくさんある。ホテルによっては、花びらのお風呂やタオルアートなどカップルの雰囲気を盛り上げてくれるサービスも。ランプヤン寺院の天国の門、バリスウィングなど、フォトスポットも充実。ビーチだけではなく、山側のジャングルステイもイチオシ。
景色がめちゃくちゃ楽しめるというのが、まずバリ島の魅力のひとつ。カップルで映える写真を撮れる場所がたくさんあります。手頃な価格でラグジュアリーな雰囲気を味わえるホテルの選択肢がたくさんあるのもいいですね。
私はビーチだけではなくバリの奥地、山側のウブドの街もおすすめしたいです。より現地の人たちに近い暮らしや文化に触れられて、神秘的な雰囲気を感じられます。棚田や緑一面の景色が素敵で、私はビーチよりも山側が好きなくらい。しかも、ビーチ側より少しお安い!
ウブドは昔ながらの景色が残っている場所ですよね。日本人はビーチ側に集まりがちなのですが、2泊はビーチで定番の過ごし方、2泊は山側で新たな発見と、半々で楽しむのもいいですよ!
【ロサンゼルス＆ラスベガス】
男性の友人同士なら、野球やNBAのスポーツ観戦など何か目的のある旅がいいと思います。ロサンゼルスからラスベガスは車で4時間半ほどなので、レンタカーを借りて砂漠を走るロードトリップなども楽しめると思います。
1人で満喫、気軽に行くならココ!
まずは1人でも寂しくならないところ。リゾート地って1人ではすることがなかったりするんですよ。だから街歩きやショッピング、観光をしていても1人で周れるような場所が理想かな。
気軽さという部分も、思い立ったらフラッと行けるくらいの感じだと、近場のアジアになるかな。そうなると韓国とかの近い場所になるけど……。
韓国って”みんなで食事をする”文化があるので、例えばサムギョプサルを食べたくても2人以上から、ということが意外とあるんです。近くてすごく楽しめる場所だけど、慣れていない1人旅だと、お店を探すのが大変かも。1人でもレストランとかに入りやすい場所のほうがいいよね。
そんな2人が1人旅に選んだ場所は……
【台湾】
おすすめ日数 2泊3日
食事やデザートがとにかくおいしくて、お手頃価格。ショッピングやお寺巡りなど1人で楽しめるアクティビティが豊富。ホテルにもマッサージなど1人用のオプションが多いのも魅力。定番の台北だけではなく、高雄に足を伸ばすとまた違った食文化と港町の風景を楽しめる。
女性の1人旅だと、ホテルは”コンパクトでもいいから安くて安心”が確保されているのがいい。そういう部分では、日本と台湾のホテル形態は似ているので安心できると思いますよ。
日本の系列ホテルも多く、日本語も通じることが多いんですよね。バスタブもあるし、トイレはシャワー付き便座もあるので、そういうところも安心です。
寺院やショッピング、食事と1人で楽しみやすいのもいいところ。個人的に推したいのは台湾式シャンプー屋さん。台湾の美容室メニューで、座ったままでシャンプーして髪をツノのように立てて洗うんです。スッキリしますし、見た目にも面白いですよ。
私も体験しました! 日本みたいにイスを倒して洗わないんですよね。すごく面白かった。髪を猫耳にしたり、ハートにしたり……(笑)
あとは漢字文化なので、食事のメニューを見ても、なんとなくわかるのもポイントが高いです。これは魚、こっちはお肉かな? と予想できますから。なんとなく雰囲気でわかるので、25歳くらいの海外1人旅初心者には台湾はおすすめしやすいですね。
【ベトナム】
治安が良くて、ご飯も安くておいしい。ハノン、ホーチミン、ダナンなど都市ごとに違った魅力があって何度行っても楽しめる。世界遺産・ハロン湾などの観光巡りも現地ツアーで行けて、1人でのアクティビティも多い。1人旅の観光客も多いエリア。
まだまだ魅力的な旅行先がたくさん!
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