はじめまして、NR・サプリメントアドバイザーの関川と申します。
突然ですが、あなたはマカにどんな効果を求めていますか?
マカは筋トレサプリや、妊活サプリ、精力サプリや高齢者向けの活力サプリなど、幅広いサプリに入っている印象がありますよね?
様々な効果が見込める万能成分として広く紹介されているのは、マカがテストステロンを増やすからではないか? といわれているのです。
テストステロンといえば、筋肉の合成や精子の生産、性欲や勃起力など男性のパフォーマンスに不可欠なホルモン。たしかにはたらきがマカのイメージと一致します。
しかし、SNSやWeb上の記事を調査すると「マカはテストステロンを増やすから効果的」という人もいれば「マカではテストステロンは増えない」という声も聞こえてきます。
はたしてどちらが正しいのでしょうか? 今回は研究データをもとに、本当にマカでテストステロンが増えるのか? 増えないのか? を明らかにします。
マカの摂取によってテストステロンは増えるのか?
早速、マカの摂取でテストステロンを増やすことができるのか確認しましょう。
今回は被験者の数と摂取量が十分な3つの研究データを紹介します。
なお、より小規模な研究や類似の研究はいくつかありますが、同じ結果になるとお考えいただいて問題ありません。
試験① 健康な男性に3gのマカを12週間継続させたケース
まずは21歳〜56歳の健康的な男性57名に対して、粉末のマカ3g(3,000mg)を3ヵ月摂取させた研究からチェックします※1。
ちなみに3gはかなりの量です。市販のマカサプリはカプセルタイプが主流ですが、大きめのカプセルでも1つに300mg程度までしか成分が入りません。
つまり、カプセルでマカを3g摂取しようとしたら、毎日10個程度のカプセルを飲むことになります。
では、それほど大量のマカを約3ヵ月摂取させたらテストステロンはどうなるのでしょうか?……3ヵ月後の計測では、テストステロン値に変化はありませんでした。
研究結果から、少なくとも健康的な男性がテストステロンを積極的に増やす目的でマカを摂取するのは、適していないといえそうです。
試験② 男性ホルモンが低い被験者にマカを摂取させたケース
では、もともとテストステロンが低下している人に摂取させたらどうでしょうか?
マカは高齢者向けの活力サプリによく使われている成分。さらに栄養素のなかには、衰えを感じている人が摂取することでより効力を発揮する成分も存在するので、期待が高まります。
研究では、テストステロンが低下して男性更年期障害を発症している40歳以上の男性41名に、3gのマカを約3ヵ月摂取させました。
結果……残念ながらテストステロン値には変化がなく、増加させることができなかったと報告されています※2。
今回の研究は参加者も比較的多く研究の信頼性も高い形で行われていましたが……衰えている人のテストステロンも高めることができなかったようです。
やはりマカではテストステロンを増やせないのでしょうか……。
試験③ 大量のマカをウズラに10週間摂取させたケース
マカで絶対にテストステロンを増やせないと決めつけるのは待ってください。たしかに3gは十分な量ですが、それでも摂取量がまだ足りないだけかもしれませんよね?
そこで最後に、大容量を摂取させた研究を紹介します。
人間を対象とした研究ではないのですが、50羽のウズラに体重1kgあたり2gのマカを摂取させたデータが見つかりました。結果、なんと10週間でテストステロン濃度が21%上昇したことが確認されています※3。
ようやくマカがテストステロンを増加させたデータが見つかりました。
ただし、体重1kgあたり2gはとんでもない量であることに注意。人間に換算した時、60kgの人なら120gも飲まなくてはいけない計算になるからです。大きめのカプセルなら400個分ですね。
とんでもない量を毎日飲めるなら、気合いでテストステロンを増やせるかもしれません…。
ちなみに上記3つ以外にもいくつかの研究データはありますが、結論が変わることがありませんでしたので割愛します。
結局マカはテストステロンを増やせるのか? 増やせないのか?
ここまで3つのデータを紹介しました。データに基づくと、マカでテストステロンを増やすのは現実的ではなく、最適な選択肢ではないといえます。
たしかに3つ目の研究ではマカの摂取によりテストステロンが増加しています。
しかし、先ほどもお伝えした通り体重1kgあたり2gは凄まじい量であり、市販されているサプリのようなカプセルでの摂取は不可能です。もし摂取するならパウダータイプを検討することになるでしょう。
120gがどのくらいの量かは、プロテインをイメージするとわかりやすいと思います。基本的にプロテインは1杯25g〜30gなので、およそ4杯〜5杯分を1回ですくえば120gです。
……かなりの量ですよね。すると2つの問題が発生します。
まずは風味。マカは古びたナッツのような土っぽいにおいで、口に含むと若干の甘さの中に苦辛い薬のような味が広がります。毎日120gを摂取するのは、相当なサプリマニアでないと困難でしょう。
もう1つは価格です。マカパウダーはおよそ100gで1500円程度。毎日120gを摂取するなら月間で3.6kg必要ですが、換算すると5万4千円になります。1つのサプリに月間5万4千円も支払える人は、なかなかいないでしょう……。
オマケに、そこまで苦労して摂取してもテストステロンが増える保証はありません。なぜなら、試験の対象は人間ではなくウズラだからです。人間が同じ量を摂取してテストステロンを増やせるかは不明確といえます。
総じて、テストステロンを増やす目的でマカを摂取するのは適していないといえるでしょう。
マカよりテストステロンを増やすのに適した成分がある?
マカでテストステロンを増やすのは、現実的に厳しいことがわかりました。
しかし、もしマカより少量で、かつ人間を対象とした研究が行われている成分があるなら……試してしてみたいと思いませんか?
実は『テストステロンブースター』と呼ばれる素材のなかには、人間を対象とした研究で少量の摂取によりテストステロンの増加が確認されているものが複数存在します。
たとえば2020年に登場した最新の『テスノア』という成分は、健康な男性が400mgを約2ヵ月継続すると、テストステロンが48%向上することが確認されているんです※4。
マカと比較すると摂取量が「300分の1」で、テストステロンの上昇率が格段に高いことがわかります。
たしかにマカは性欲や活力向上、運動パフォーマンスの改善など嬉しい効果が見込める有用な成分です。日々の健康やエネルギーをサポートするための栄養源として活用できるでしょう。
しかし、もしテストステロンを増やしたいなら、データが豊富なテストステロンブースターを選ぶのがおすすめです。今回紹介したテスノア以外にも、LJ100やバイオドーパなどメカニズムが異なる優れた成分は複数存在します。
ただ、テストステロンブースターは比較的新しいタイプの製品なので、日本では情報が少ないのがデメリットでしょうか。
海外では主流になりつつありますが、日本では優れた成分の取り扱いが少なく、正しい情報もなかなか見つけることができません。なかには、マカのようにテストステロンを増やすといえない成分がテストステロンブースターとして紹介されていることもあります。
かといって海外製品を選ぶと、健康被害が報告されていて日本では医薬品に該当する成分がサプリメントとして含まれていることもあるのです。
テストステロンブースターを検討しているなら、データが豊富な素材が含まれる国産の製品を選ぶことがポイントといえます。
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