パソコン工房はインテルの新型CPUを搭載したゲーミングデスクトップPC「iiyama PC LEVEL-R78P-LC265K-TTX」を販売開始した。本製品は、インテルの最新デスクトップPC向けCPU「Intel Core Ultra 7 プロセッサー 265K」を採用。このCPUは、AI関連処理を専門に行なう「NPU」(Neural network Processing Unit)を搭載しており、対応アプリでAI関連処理を高速に、そして低消費電力で実行可能だ。

  • 「Intel Core Ultra 7 プロセッサー 265K」は13TOPSの性能を発揮するNPU「Intel AI Boost」を内蔵している

また、グラフィックボードは「GeForce RTX 4070 SUPER 12GB GDDR6X」が採用されており、WQHD解像度で最新3Dゲームをスムーズに動作させられるグラフィック性能を備えている。さらに、マザーボードにWi-Fi 7、Bluetooth 5.4機能が含まれており、同梱の専用アンテナを接続するだけで、高速にワイヤレス通信可能だ。

今回は本製品の実機を借用したので、スペック、拡張性、メンテナンス性、そして気になるパフォーマンスについてじっくりとチェックしていこう。

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  • パソコン工房「iiyama PC LEVEL-R78P-LC265K-TTX」336,800円

メモリ、ストレージ、光学ドライブをきめ細かくカスタマイズできる

「iiyama PC LEVEL-R78P-LC265K-TTX」は、OSに「Windows 11 Home 64ビット」、プロセッサーに「Intel Core Ultra 7 プロセッサー 265K」(20コア[8P+12E]、20スレッド、最大5.50GHz、125W、Intel Graphics、Intel AI Boost)を採用。メモリは32GB (16GB×2、DDR5、DIMM×4、最大128GB)、ストレージは1TB(M.2 PCIe Gen4 x4接続)を搭載している。

  • 本体前面

  • 本体背面

  • 右側面と左側面

  • 上面と下面

マザーボードは「Intel Z890 チップセット」を搭載。グラフィックボードは「GeForce RTX 4070 SUPER 12GB GDDR6X」が積まれている。

インタフェースはThunderbolt 4/USB 4(背面×1)、USB 3.1 Type-C(背面×1)、USB 3.0 Type-C(背面×1)、USB 3.1 Type-A(背面×1)、USB 3.0 Type-A(背面×2、前面×2)、USB 2.0(背面×4)、PS/2(背面×1)、HDMI(背面×1、グラフィックボード×1)、DisplayPort(背面×1、グラフィックボード×3)、有線LAN(背面×1、5GBASE-T)、無線LANアンテナ用ポート(背面×2)、ヘッドフォン出力(前面×1)、マイク入力(前面×1)、マイク入力(背面×1)、ライン出力(背面×1)、ライン入力(背面×1)を装備。ワイヤレス通信はWi-Fi 7、Bluetooth 5.4をサポートしている。

  • インタフェースは、Thunderbolt 4/USB 4(背面×1)、USB 3.1 Type-C(背面×1)、USB 3.0 Type-C(背面×1)、USB 3.1 Type-A(背面×1)、USB 3.0 Type-A(背面×2、前面×2)、USB 2.0(背面×4)、PS/2(背面×1)、HDMI(背面×1、グラフィックボード×1)、DisplayPort(背面×1、グラフィックボード×3)、有線LAN(背面×1、5GBASE-T)、無線LANアンテナ用ポート(背面×2)、ヘッドフォン出力(前面×1)、マイク入力(前面×1)、マイク入力(背面×1)、ライン出力(背面×1)、ライン入力(背面×1)を用意

本製品購入時にはカスタマイズが可能。メモリは32GB/64GB/128GB、1stストレージ(M.2 SSD)は1TB/2TB、2ndストレージ(M.2 SSD)はなし/500GB/1TB/2TB、3rdストレージ(M.2 SSD)はなし/500GB/1TB/2TB、4thストレージ(HDD)はなし/2TB/4TB/6TB/8TB/2TB(WD Red Plus)/4TB(WD Red Plus)、光学ドライブはなし/DVDスーパーマルチドライブ/ブルーレイドライブなどから選択可能だ。

  • パッケージには本体、電源ケーブル、Wi-Fi/Bluetoothアンテナ、説明書類が同梱

ストレージは自分でも増設可能だが、ヒートシンクの装着や、ケーブルの配線などが必要になる。自信のない方は本製品購入時に選択しておいたほうがよいだろう。

  • Wi-Fi接続、Bluetooth接続のための専用アンテナ

  • 製品製造の際に各パーツに同梱されていた付属品はすべてパッケージに同梱されている

「iiyama PC LEVEL-R78P-LC265K-TTX」の詳細はコチラ

水冷クーラー採用、裏面配線の徹底によりメンテナンス性は良好

本製品はミドルタワー型のPCケースを採用している。約220×493×465mmとミドルタワー型としては標準的なサイズだが、水冷CPUクーラーを採用し、裏面配線が徹底されているおかげでメンテナンス性は良好だ。マザーボード上のメモリスロット、M.2ストレージスロットには無理なく手が入るので、増設、換装が容易である。

  • PCケース内部は背面配線が徹底されており、スムーズなエアフローが確保されている

  • マザーボードは「Intel Z890 チップセット」を使用

また背面には2.5インチ、3.5インチストレージを装着できるストレージベイが用意されており、安価で大容量なハードディスクによりデータ保存用ドライブを複数確保できる。この拡張性の高さは、ミドルタワー型のPCケースならではだ。

  • CPUクーラーは標準で360mm水冷クーラーを装備

  • メモリスロットには16GBが2枚挿されている。スロットにはふたつ空きがあり、最大で128GBまで増設できる

  • ストレージにはマザーボード純正のヒートシンクが装着されている

  • グラフィックボードは「GeForce RTX 4070 SUPER 12GB GDDR6X」を採用

  • 拡張スロットはPCIe 5.0 x16スロット×1(グラフィックボードが使用済み)、PCIe 4.0 x16スロット×2、PCIe 4.0 x1スロット×1が用意

  • 電源ユニットは750Wを搭載

  • 右側面パネルを開くと、右側には2.5インチ、左下には3.5インチストレージを装着できるスペースが用意されている

どんなに綺麗な部屋で使用していてもデスクトップPCはホコリを呼び寄せる。その点、本製品は前面、上面、下面にメッシュフィルターが装着されており、工具なしに取り外しが可能だ。まめに取り外し、水洗いすれば、ホコリでフィルターが詰まり、冷却効率が下がるのを防止できる。掃除のしやすさは、性能と同じぐらいの美点と言えよう。

  • 前面、上面、下面のメッシュパネルは工具なしに取り外せる

「iiyama PC LEVEL-R78P-LC265K-TTX」の詳細はコチラ

WQHD(2,560×1,440ドット)で190~290fps前後のハイフレームレートを実現

今回の「iiyama PC LEVEL-R78P-LC265K-TTX」は、プロセッサーは「Intel Core Ultra 7 プロセッサー 265K」、メモリは32GB (16GB×2、DDR5)、ストレージは1TB(M.2 PCIe Gen4 x4接続)、グラフィックボードは「GeForce RTX 4070 SUPER 12GB GDDR6X」を搭載している。

定番ベンチマークを実行したところ、「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は35923pts、CPU(Single Core)は2264pts、「PCMark 10」の総合スコアは8611、Essentialsは10469、Productivityは9783、Digital Content Creationは16922、「3DMark」のTime Spyは19985、Fire Strikeは42068、Wild Lifeは126814、Night Raidは89826、「CrystalDiskMark 8.0.5」のシーケンシャルリード(1M Q8T1)は6536.749 MB/s、シーケンシャルライト(1M Q8T1)は5961.261 MB/sというスコアを記録した。

3DMarkの「Battlefield V」(1440p Ultra)における推定ゲームパフォーマンス(Estimated game performance)は、Time Spyで190fps以上、Fire Strike/Wild Life/Night Raidで200fps以上と算出されている。「iiyama PC LEVEL-R78P-LC265K-TTX」はWQHD解像度(2,560×1,440ドット)で190~290fps前後というハイフレームレートを期待できるわけだ。

もちろん、高いCPU、GPU性能は3Dゲームだけでなく、写真・動画編集などのクリエイティブ系アプリでも高いパフォーマンスを発揮してくれるはずだ。

  • 「HWiNFO 64 Pro」で取得したシステム概要

  • 「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は35923pts、CPU(Single Core)は2264pts

  • 「PCMark 10」の総合スコアは8611、Essentialsは10469、Productivityは9783、Digital Content Creationは16922

  • 「3DMark」のTime Spyは19985、Fire Strikeは42068、Wild Lifeは126814、Night Raidは89826

  • ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSDを搭載

  • 「CrystalDiskMark 8.0.5」のシーケンシャルリード(1M Q8T1)は6536.749 MB/s、シーケンシャルライト(1M Q8T1)は5961.261 MB/s

NPU対応アプリが揃ってくれば、AI関連処理が高速化、省電力化されることも期待

「iiyama PC LEVEL-R78P-LC265K-TTX」は、最新のIntel Core Ultra 7 プロセッサー 265KとGeForce RTX 4070 SUPER 12GB GDDR6Xを搭載しており、最新3Dゲームをスムーズに実行できる高性能ゲーミングデスクトップPCだ。

また今後NPU対応アプリが揃ってくれば、AI関連処理が高速化、省電力化されることも期待できる。さらに最新のWi-Fi 7やBluetooth 5.4に対応し、優れた拡張性とメンテナンス性が確保されている。最新機能を運用しやすいミドルタワー型ケースに搭載した本製品は、末永くゲームを楽しみ、クリエイティブワークに没頭できるハイパフォーマンスデスクトップPCといえる。

「iiyama PC LEVEL-R78P-LC265K-TTX」の詳細はコチラ

※注文時期(生産時期)によって、メーカー名や製品型番が異なる場合がございます

●主なスペック

メーカー ユニットコム
モデル名 iiyama PC LEVEL-R78P-LC265K-TTX
CPU Intel Core Ultra 7 プロセッサー 265K(20コア[8P+12E]、20スレッド、最大5.50GHz、125W、Intel Graphics、Intel AI Boost)
メモリ 32GB DDR5(16GB×2、DIMM×4、最大128GB)
SSD 1TB(M.2 PCIe Gen4 x4接続)
HDD 増設可能
チップセット Intel Z890
光学ドライブ 増設可能
グラフィックス GeForce RTX 4070 SUPER 12GB GDDR6X
OS Windows 11 Home 64ビット
LAN 有線LAN(背面×1、5GBASE-T)、無線:IEEE802.11 be/ax/ac/a/b/g/n対応 Wi-Fi + Bluetooth 5.4
インタフェース Thunderbolt 4/USB 4(背面×1)、USB 3.1 Type-C(背面×1)、USB 3.0 Type-C(背面×1)、USB 3.1 Type-A(背面×1)、USB 3.0 Type-A(背面×2、前面×2)、USB 2.0(背面×4)、PS/2(背面×1)、HDMI(背面×1)、DisplayPort(背面×1)、無線LANアンテナ用ポート(背面×2)、ヘッドフォン出力(前面×1)、マイク入力(前面×1)、マイク入力(背面×1)、ライン出力(背面×1)、ライン入力(背面×1)
サイズ 約W220×D493×H465mm(※最大突起物除く)
価格 336,800(税込)~

[PR]提供:ユニットコム