ゲーミングノートPCが欲しいと思ったとき、どんな点を重視するだろうか? 映像美の人気ゲームを快適に遊べる性能、普段使いにも便利な大画面で高解像度、目的や場所を選ばず使いやすいスマートなデザイン、購入してすぐ多くのゲームをプレイしたい……そんないいとこ取りのようなニーズに応えてくれるゲーミングノートPCがLenovoのゲーミングブランド「Legion」の「Lenovo Legion 5i Gen 9」だ。

動作音を抑えながら、性能をしっかり出すことも可能とマニアなら“おっ”と思うポイントもしっかりと抑えている。同製品をレビューする機会を得たので、さっそく紹介していこう。

スマートなデザインに高い性能を凝縮

レノボジャパンの「Lenovo Legion 5i Gen 9」は、16型の大型ディスプレイを採用するゲーミングノートPCだ。キーボードにライティング制御が可能なLEDを搭載するなど、個性的な演出を楽しめるゲーミングPCらしい要素を含みつつ、全体としては薄めのブラックを基調としたシックでスマートなデザインを採用。ゲーム目的はもちろんのこと、仕事や学業にも使いやすく、この1台で幅広いニーズに応えられる。

  • ゲーミングPCには珍しいシンプルなデザインなのでゲーミング以外の用途でも使いやすい

スペック面もゲームはもちろん、クリエイティブワークにも十分対応できる充実の内容だ。まず、CPUにはインテル® Core™ プロセッサー (第 14 世代)の「Intel Core i7-14650HX」を採用。末尾の“HX”はハイエンドゲーミングノートPC向けという意味で、この時点で高い性能は約束されている。実際、パフォーマンス重視のPコアを8基、効率重視のEコアを8基で合計16コア24スレッドというメニーコア仕様。Turbo Boost時は最大5.2GHzとかなり高いクロックで動作と、どのアプリでも高い処理性能を発揮できる。

  • CPUは16コア24スレッドと高性能な「Core i7-14650HX」を搭載

ゲーミングPCの心臓部といえるGPUには「GeForce RTX 4060 Laptop GPU」を搭載。NVIDIA最新世代でミドルレンジに位置するGPUで、フルHDからWQHD解像度ならほとんどのゲームを快適に遊べるだけのパワーを持つ。AIによるアップスケーラー(Super Resolution)とフレーム生成(Frame Generation)を組み合わせた描画負荷を強烈に軽減する技術「DLSS 3」に対応し、第8世代のNVENCによって以前からのH.264/HEVCに加えて、AV1のハードウェアエンコードも可能と機能面も充実。そのため、ゲームをプレイしながら、YouTubeに配信といったニーズにも対応できる。

PCの設計に合わせてブーストクロックは1,470MHzから2,370MHz、カード電力は35Wから115Wの間で調整できる仕様で、本機はカード電力が55W、ブーストクロック1,890MHzだった。性能と冷却のバランスを取った設定といえる。

メモリはDDR5-5600が16GB、ストレージは高速なNVMe SSDが1TBとどちらもゲームプレイにおいて十分な容量が確保されている。

  • GPUはNVIDIAの「GeForce RTX 4060 Laptop GPU」を採用。標準のブーストクロックは1,890MHzだった

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Xbox Game Passが3カ月間無料! 困ったことにも24時間対応のサポートあり

Lenovo Legion 5i Gen 9は、その高い性能をいかせる環境が整っているのも大きな特徴だ。まず、100タイトル以上のゲームをプレイできる「Xbox Game Pass Ultimate」が3カ月間無料で利用できる。いわゆるゲームのサブスクといえるサービスだが、Call of Duty: Black Ops 6など人気のゲームを発売初日からプレイ可能など充実の内容だ。国内、海外問わず人気タイトルがズラリとそろっている。

Xbox Game Pass Ultimateを無料で利用するには、インストールされているXboxアプリを起動し、Microsoftアカウントでサインインして、3カ月間無料の権利を取得すればOKだ。3カ月以降はXbox Game Pass Ultimateが継続となるので、そのときに続けるかは判断するとよいだろう。あとは、Xboxアプリのメニューから「Game Pass」を選び、プレイしたいゲームをインストールするだけ。無料ですぐに人気ゲームを遊べてしまうわけだ。

  • Xbox Game Pass Ultimateを3カ月間無料で利用するには、Xboxアプリを起動して「サインインして要求する」をクリック

  • Microsoftアカウントでサインインを実行する

  • すると「今すぐ入手」ボタンが表示されるのでクリック

  • Microsoft Storeが起動するので「要求する」をクリック

  • 3カ月間の無料利用に申し込める。その後は月額1,450円が必要だ。続けるかはそこで判断しよう

  • あとはXboxアプリの左側にあるメニューから「Game Pass」を選ぶ。インストール可能なゲームがズラリと並ぶのでプレイしたいゲームを選べばOKだ

ゲームをプレイする上で“安心”につながるのが1年間無償でつく「Legion Ultimate Support」だ。24時間365日ゲーミングに関する知識をもった専属のサポート担当者が対応するというサービス。ゲームのインストール方法など初心者向けの知識から、ゲームに勝つための設定方法の相談も可能だ。ゲームをプレイすることが多い夜間に、トラブルが起きても問い合わせできるのが非常に心強い。

また、レノボジャパンではゲームファン向けの「Legionゲーミングコミュニティ」を公式Discordサーバーとしてオープンしている。オンラインイベントや交流会の実施などが行われているので、ゲーマー仲間を求めているならチェックしてみるのもよいだろう。サーバーはdiscord.gg/Nrrqk6GJ2Uだ。

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高リフレッシュレートの液晶に充実のインタフェース

CPUとGPUだけではなく、ディスプレイも高性能だ。16型と大型サイズなのに加え、解像度はWQXGA(2,560×1,600ドット)と高く、リフレッシュレートも最大165Hzと高速だ。165Hzは1秒間に165回の画面書き換えができるため、ゲームで非常に滑らかな描画が可能になる。遠くにいる敵のわずかな動きを把握しやすくなり、素早い動きの視認性も向上とメリットが多い。このほか、ディスプレイ上部にはフルHDのWebカメラを搭載、底面にはステレオスピーカーも用意されている。

  • ディスプレイは16型のWQXGA液晶を搭載。リフレッシュレートは165Hz

  • IPSパネルを採用しており、色の再現性が高く、視野角も広い

  • ディスプレイ上部にはフルHDのWebカメラを備える

  • 右側面はUSB 3.2 Gen 1×2、microSDカードリーダー、Webカメラを無効化できるプライバシーシャッター、有線LANを備える

  • 左側面はUSB 3.2 Gen 1×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C(映像出力対応)×2、ヘッドセット端子を搭載。Type-Cの1ポートは140WのUSB Power Deliveryもサポートしている

  • 背面には電源コネクタとHDMI出力を用意

無線LANはWi-Fi 6Eに対応し、Bluetooth 5.3もサポートしている。付属のACアダプタは高性能なゲーミングPCゆえに230Wと大出力でサイズも大きいが、1時間で80%、2時間で100%まで充電可能とバッテリーの充電スピードは高速だ。

  • ACアダプタは230W出力で大きめ

キーボードは、キーストロークが1.5mmと浅めで反応は良好。ゲーミングPCらしい部分だ。矢印キーが大きめ、テンキーも搭載と普段使いとしても快適だ。バックライトはRGB LED仕様で、四つのゾーンに分かれており、Lenovo Vantageアプリでゾーンごとに好きな発光色や発光パターンを設定できる。全部まとめての設定やオフにも可能だ。

  • キーストロークが1.5mmのキーボード。日本語配列でテンキーも備える

  • RGB LEDのバックライトを内蔵する

  • LEDの設定はLenovo Vantageアプリで制御可能だ

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サーマル・モードの挙動をチェック! バランス・モードの静音性に注目

Lenovo Legion 5i Gen 9は、サーマル・モードとしてファン速度と消費電力を上げて性能を向上させる「パフォーマンス・モード」、性能とファン速度を自動的に調整する「バランス・モード」、性能とファン速度を下げて動作音を静かにする「静音モード」が用意されている。「Fn」キーと「Q」キーの組み合わせまたはLenovo Vantageアプリで変更が可能だ。ここでは、定番3Dベンチマークの「3DMark」を使って、モードごとのスコアと動作音をチェックしてみたい。なお、ここではバランス・モードに用意されているLegion AI Engine+は使わずにテストしている。

  • パフォーマンス・モード、バランス・モード、静音モードの3種類が用意されている

  • 電源ボタンのLEDがパフォーマンスは赤、バランスは白、静音は青に切り替わるので現在のモードを把握しやすい

パフォーマンス・モードのスコアが当然ながら一番高くなるが、どの分、動作音も大きい。爆音とまではいかないが、それなりに気になる大きさだ。その一方で、バランス・モードにするとスコアは10%ほどしか下がらないが、動作音は強烈に小さくなる。筆者としては、ほとんど気にならないレベルだ。この性能を出せて、この静かさはゲーミングノートPCとしてかなり魅力を感じる部分だ。静音モードは、本体に耳を近づけないとファンの音が分からないほど静かになるが、スコアもグッと落ちてしまう。深夜や静かな場所で作業するとき用のモードといってよいだろう。

FPSで高fpsを出し、重量級ゲームも快適に遊べる性能

ここからはベンチマークを実行していこう。サーマル・モードは、バランス・モードかつゲームを自動的に検出して性能を調整するLegion AI Engine+を有効にしてテストを行っている。まずは、CGレンダリングでシンプルにCPUパワーを測定する「Cinebench 2024」とPCの基本的な性能を測定する「PCMark 10」から。

  • サーマル・モードはバランス・モードでLegion AI Engine+を有効化した

  • Cinebench 2024の結果

  • PCMark 10 Standardの結果

Cinebench 2024は全コアに負荷がかかるMulti Coreも単体コアの性能を見るSingle CoreもノートPCとしては非常に高いスコア。CPUパワーを使う作業で困ることはないだろう。PCMark 10に関してもWeb会議やWebブラウザを中心としたEssentials、表計算、文書作成のProductivity、写真や映像編集のDigital Content Creationとも高いスコアを出しており、一般的な処理に対して十分過ぎる性能を持っていることが分かる。

実際のゲームではどうだろうか。定番FPSの「Apex Legends」、オープンワールドレースゲームの「Forza Horizon 5」、オープンワールドRPGの「Starfield」を用意した。Apex Legendsはトレーニングモードの一定コースを移動した際のフレームレート、Forza Horizon 5はベンチマークモードを実行した際のフレームレート、Starfieldはジェミソンのロッジ周辺の一定コースを移動した際のフレームレートをそれぞれ「CapFrameX」で測定している。

どのゲームも2,560×1,600ドットかつ最高画質設定で快適にプレイできるフレームレートを出せている。Forza Horizon 5とStarfieldは描画負荷軽減技術のDLSS 3を有効にしているとはいえ、美麗なグラフィックを問題なく堪能できるのはうれしいところ。また、1,980×1,200ドットまで解像度を下げればフレームレートが向上するので、165Hzの高リフレッシュレートをよりいかすことが可能だ。

高性能、手厚いサポート、即ゲームプレイ可能とスキのない充実ぶり

目的を選ばず使いやすいデザイン、描画負荷の高いゲームも快適に遊べる性能、バランス・モードなら高性能かつ静かな動作、24時間365日の手厚いサポート、Xbox Game Pass Ultimateが3カ月間無料で多彩なゲームをすぐにプレイ可能とハードウェア面もソフトウェア面も非常に充実している。これからPCゲームの世界に飛び込みたい初心者から、新しいゲーミングノートPCに乗り換えたいゲーマーまで誰にでも“これを買っておけば大丈夫”と思わせてくれる1台だ 。

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