はじめまして、NR・サプリメントアドバイザーの関川と申します。
今回はペニス増大サプリの人気成分としてお馴染み、シトルリンの摂取量がテーマの記事です。
入っていない製品を見つけることが難しいほどなので「とにかくシトルリンが良い」というイメージをもつ方も多いはず。
しかし、どのくらい摂取すれば男性器にどんな効果が出るのかイメージできますか?
たとえば、シトルリンはスイカやメロン、キュウリなど瓜科の植物に多く含まれていますが、瓜科の植物をたくさん食べる人は男性器が大きいのでしょうか?
また、シトルリンは筋トレ向けのサプリとしても人気であり、粉末の状態で大量に摂取する製品もあります。では、シトルリンをたくさん飲んでいるマッチョは、全員とんでもないサイズの男性器になるのでしょうか?
疑問が多いシトルリンですが、ペニス増大サプリに関する情報は業者の誇大広告やメディアが金銭目的で流す嘘の口コミも多いので、信用できる情報が少ないという課題もあるのです……。
そこで今回は、シトルリンが男性器与える影響や具体的な摂取量についてメカニズムや研究データを基に解説します。また、気になる方も多い「本当にシトルリンを摂取すれば増大するのか?」といった疑問にもお答えしているのでご覧ください。
シトルリンと男性器の関係性とは
まずは実際のデータを見る前に、シトルリンがなぜペニス増大に効果的といわれているのか? をおさらいしましょう。
シトルリンが注目されている一番の理由は、血流促進効果で男性器により多くの血液を流し、サイズアップが期待できるのではないかと考えられているからです。
しかし、具体的に体内でどのような変化が起きるのかは知らない人が多いのではないでしょうか?
シトルリンはもともと人間の体内にも存在する物質であり、アンモニアを無毒化して尿を作る役割をこなしているのです。
面白いのはここから。シトルリンが体内で化学変化を起こしてアンモニアを尿に変えるわけですが、副産物として一酸化窒素(NO)という物資が作られます※1。
このNOには、血管の伸縮性を高めて血液を流れやすくするはたらきがあるのです。
つまり、シトルリンを摂取すると体内のNOが増え、全身の血流が良くなることで毛細血管の塊である男性器にも嬉しい効果が期待できるという仕組みになっています。
さらに、全身の血流を改善するので男性器に関する効果に限らず、運動パフォーマンスの向上や健康の維持にも役立つとされているんです。
男性器に影響を与える可能性のあるシトルリン推奨摂取量
シトルリンの作用がわかったところで、具体的な摂取量をデータに基づき解説します。
① ED改善を目的とした単体での推奨量
男性器の状態改善のためにシトルリンを検討している場合は、ED改善目的でシトルリンを摂取させた研究が参考になります。
イタリアで行われた研究では、平均年齢57歳の男性24名に対して、1,500mg(1.5g)のシトルリンを1ヵ月間摂取させました。すると、参加者の半分が軽度のEDから改善したという報告がなされています※2。
つまり毎日1,500mgの摂取量を継続すれば、軽度のED改善や勃起力の強化といった点で良い影響が期待できるのです。
ただし1,500mgでも実感があったのは参加者の半分程度なので、もう少し摂取しても良さそうですね。シトルリンは安価で大量に摂取しても安全性が高いので、男性器の改善を目指すなら3,000mg(3g)程度が目安の摂取量になるでしょう。
ちなみに3,000mgは粉末タイプの製品だと簡単に摂取できますが、よくあるカプセルタイプのペニス増大サプリだと、かなりの粒数を飲む必要があります。参考までに、カプセルは大きいものでも1粒300mg程度までしか成分が入りません。
また、ペニス増大サプリの中にはシトルリンの配合量が全く記載されていない製品も多々あるので、注意が必要です。
※2参照:Oral L-citrulline supplementation improves erection hardness in men with mild erectile dysfunction
② ED治療薬と併用する場合の推奨量
シトルリンの男性器に対する影響を調査した研究はもう1件あります。
13名のED治療薬を使用しても勃起硬度が不十分な男性を対象として行われた研究では、ED薬と併用でシトルリン800mgとブドウ由来のポリフェノール300mgを摂取させたところ勃起硬度が改善されました※3。
つまりED薬を飲んでも満足のいくレベルで勃起しない方は、追加でシトルリン800mg程度を摂取すると改善する可能性があります。
しかし、ED薬を飲んで勃起するのは当然といえば当然ですので、シトルリンの効力を示すデータとしては少し弱い印象です。
シトルリンを摂取することによる男性器の変化を示すデータは今回紹介した2件しかありませんので、今後の研究に期待したいところですね。
シトルリンで男性器が増大するという噂は本当なのか?
次は皆さまが気になっているであろう、シトルリンで男性器が増大することはあるのか? について解説します。
そもそもですが、皆さまはサプリを飲むことによるペニス増大について、どのような期待値をお持ちでしょうか? もし若い頃のように男性器がグングンと成長するイメージなら、それは間違いです。
たしかに思春期までは男性ホルモンの影響で男性器は太く長く成長しますが、成人以降は成長が止まり、劇的に伸ばすことは難しくなります。
ただし、全くサイズに変化がないかと問われるとそうではありません。毛細血管の集合体である男性器の血管の状態や血流を改善すれば、溜まる血液の量が増えてサイズに影響が出ることはありえるでしょう。
であれば、血流促進効果のあるシトルリンも増大が可能なのでは……? と期待が高まりますよね?
しかし、残念ながらシトルリンの摂取によりサイズアップすることを示すデータは存在しません。また、弊社の窓口では日頃からサプリに関するご相談を承っていますが「ネットの情報と違いシトルリンを摂取してもサイズアップを実感できない」と相談をいただくことがよくあります。
シトルリンは日本だとペニス増大サプリの成分として過度に注目されがちな印象です。しかし、実際は全身の血流促進による運動パフォーマンスの向上や健康な血圧の保持に関する研究データの方が豊富であり、サイズアップを目的としている成分ではありません。
では、他の成分ならサイズアップに関する研究データがあるのでしょうか? 数は限られるものの、実は摂取により男性器のサイズが増大したと確認されている成分はいくつか存在するのです。
たとえば「ブラックVキューブ」という成分は、特殊なメカニズムで男性器の血管に直接アプローチし、男性器をサイズアップさせることが報告されています。
先にデータから紹介すると、平均年齢65歳の健康な男性45名を対象として90mgのブラックVキューブを摂取させた結果、通常時と勃起時の男性器が1cm程度サイズアップしたことが確認されました※4。
ブラックVキューブはNOの増加だけではなく「PDE5」を減少させる機能が確認されています。PDE5は陰茎から血液を追い出して勃起を解除する物質なので、PDE5を減らすと男性器に対してダイレクトに血液が流れやすくなるのです。
即効性などの違いはありますが、実はED治療薬も同じ作用をもちます。
違いをまとめると、シトルリンが全身の血流を改善する一方で、ブラックVキューブは男性器の血管に対してダイレクトに作用するのが特徴といえます。
さらに、男性器のサイズを改善する要素はNOやPDE5だけではありません。実は男性ホルモンのテストステロンも男性器の機能に深く携わっており、テストステロンを高める成分の中にもペニス増大の効果が確認されているものがあります。
もし成分について不明な点があれば、記事の最後でも紹介している弊社のLINE無料相談窓口をご利用可能です。私を含めた男性ヘルスケアの専門家が質問に回答いたします。
※4参照:Efficacy Assessment of Kaempferia parviflora for the Management of Erectile Dysfunction
シトルリンはどんな摂取量でもペニス増大を狙うのは難しいかも……
今回はシトルリンと男性器の関係性について解説してきました。
シトルリンは安価ゆえに多くのペニス増大サプリに採用されているので、販売業者も広告に力を入れます。結果として「男性器が3ヵ月で10cm伸びる!」「この製品を使ったら5cm大きくなった!」などの誇大広告や虚偽の口コミが増え、過度な期待をもつ方が多い印象です。
もちろんシトルリンが悪い成分というわけではありません。NOを増加させて血流を改善するNOブースターとしてはデータが豊富な成分です。
ただし実感を得たいなら摂取量は意識すべきでしょう。シトルリン単体であれば、粉末タイプのサプリで3,000mg〜5,000mg(3〜5g)程度摂取すると運動パフォーマンスの向上や血管の健康保持などに役立ちます。
しかし、男性器に対するデータは決して豊富ではありません。
サイズアップを目的とする場合は、PDE5の阻害やテストステロン向上により、男性器に対して直接的に作用する研究データが豊富な素材を選ぶのが適しているといえるでしょう。
もしサプリメントの成分や現在のお悩みのについて不明な点があれば、弊社のLINE無料相談窓口をご利用ください。
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