韓国の5人組ガールグループ「NewJeans」が、6月26日、27日に東京ドームで日本初の単独公演となるファンミーティング「NewJeans Fan Meeting 'Bunnies Camp 2024 Tokyo Dome'」を開催した。
WOWOWでは、「4カ月連続!NewJeans WOWOW Special」と題し、8月12日(月・休)に、ファンミーティングの模様を独占放送&配信! 今回は特集を記念し、世界中を魅了する彼女たちのファンミーティングをレポートでお届けする。
5人そろったNewJeansが満を持して登場
K-POPシーンが世界的に盛り上がりを見せている中でも、独特な存在感を放っているNewJeans。海外アーティストとしてデビューから最短期間となる1年11ヶ月で東京ドーム公演を実現し、日本での熱狂ぶりも証明された。ほかとは一線を画す彼女たちだけの魅力とは? 東京ドーム公演にはその答えが存分に散りばめられていた。
ファンミーティングは、彼女たちの楽曲も手掛ける音楽プロデューサー250によるオープニングDJからスタート。NewJeansの曲をリミックスしつつ、会場の空気をひとつにする。5人に会える期待感がMAXになったところで、彼女たちのデビュー曲「Attention」のイントロが聴こえてくる。そして、5人揃ってのパフォーマンスが始まったとたん、Bunnies(NewJeansファンの呼称)の歓声はいきなり頂点を迎えた。
メンバーカラーのサッカーシャツにスカートという衣装を揺らし、楽しそうに踊るMINJI(ミンジ)、HANNI(ハニ)、DANIELLE(ダニエル)、HAERIN(ヘリン)、HYEIN(ヘイン)。足を負傷して活動を控えていたHYEINが参加し、日本で初めて5人での姿を見せてくれた喜びももちろんあるが、それよりもNewJeansが目の前にいる夢のような光景への興奮が大きかったのではないだろうか。
NewJeansは、強くかっこいい女性を投影したガールズクラッシュとは一線を画した、等身大な姿でセンセーショナルにデビューした。デビュー当時、全員が黒髪で、みんな同じように髪を伸ばし、他のグループのような分かりやすい個性を打ち出すことはしなかった。着崩した制服やルーズソックスを無邪気に着こなすことで醸し出す、誰もが自分の学生生活の記憶の中にNewJeansがいるんじゃないかと錯覚するような親近感。放課後の学校の屋上で友達と楽しそうに踊るかのように、パフォーマンスする姿から放たれるまばゆいばかりの青春の香り、そして明るさと透明感と儚さ。
「時代やトレンドを問わず老若男女に愛されてきた"ジーンズ"というアイテムのように日常に密接し、時代のNew Genes(新しい遺伝子)”になるように」とプロデューサーのミン・ヒジンがグループ名を名付けたとおり、彼女たちはみんなの隣にいるような日常感と、彼女たちだけの特別な存在感を併せ持ってステージに立っている。だからこそ、目の前に彼女たちが存在するという事実だけで感動するには十分なのだ。
「踊り子」や「青い珊瑚礁」カバー、自作曲「Butterflies(With U)」など、ソロステージの選曲がアツい
彼女たちにとっても今回の公演は大切なもので、東京ドームのためだけに用意されたパフォーマンスも多かった。生バンドでのステージで、音楽的なクオリティーにこだわっているのも彼女たちが幅広い層に支持されている理由のひとつだ。そして、日本のBunniesのことを考えて準備されたソロステージも特別だった。
HAERINは「Dance Performance」を通じてダンサーとともにダンスを披露。クールなダンスでステージを沸かせ、髪をかき上げて観客に大人っぽい視線を送るとBunniesから大きな歓声が。その姿にはメンバーも思わず「HAERINのステージ、お姉さんだったよね~!」と驚くほどだった。
MINJIは「大好きな曲です」とVaundyの「踊り子」をカバー。平成の女子高生姿にドーム中がざわめく。浮遊感のある歌声を通して彼女だけの世界で歌い進めると、突然、スクールバッグを投げ捨て、ドームの花道を走り出す。それはまるで清涼飲料水のCMのような疾走感と青春のほとばしりで、胸をぎゅっとつかまれるような瞬間だった。
HYEINは世界的にも人気な日本のシティーポップの中から竹内まりやの「プラスティック・ラブ」をチョイス。白いジャケットにゆるく結んだネクタイと彼女の強い視線で、オリジナル曲がリリースされた1980年代の空気感をドームに再現する。
DANIELLEは「Bunniesのために作った曲です。みんな愛してる~」と自作曲「Butterflies(With U)」を披露。ドレスを優雅に揺らす柔らかなダンスと透明感のある歌声からは、アーティストとしての才能を十分に感じ取ることができた。
そして日本の80年代アイドルの空気感を令和の時代に降臨させたのはHANNI。ボーダートップスに白いスカート姿の80年代アイドルルックで、松田聖子が1980年にリリースした「青い珊瑚礁」を披露する。手や足をキュートに回したり、歌詞に合わせて手を耳に持っていったりと、仕草や歌声で完璧に曲の雰囲気を表現し、Bunniesからは東京ドームが揺れるほどの熱いコールが飛んだ。
Bunniesに大接近の神ファンサも! 最後まで会場を興奮の渦に包むパフォーマンス
Bunniesとの関係性も、彼女たちらしさが詰まっていた。K-POPグループの公演のMCは通訳が入ることが多いが、彼女たちは自分たちの言葉を直接Bunniesに届けた。時間をかけて勉強したであろう日本語と、韓国語と、オーストラリア育ちのHANNIとDANIELLEは英語。3カ国語が入り混じりながらのトークを「伝わってる気がする」と話しながら、自分たちのテンポで楽しそうにおしゃべりする5人。映像の中でも、彼女たちはBunniesと「どんな友達でいたいか」というテーマでトークを繰り広げていた。アーティストとファンではなく、友達という同じ目線にBunniesがいるという姿勢が、東京ドームという広い会場で温かな一体感を生んだのだろう。
6月22日に発売された日本デビュー曲「Supernatural」をパフォーマンスするブロックでは、スカートの下にジャージ、背中には天使の羽根という親近感と特別感を詰め込んだような姿でステップを踏み、楽曲の魅力を届けた。そして、続く「OMG」では「もっと近くに行きたい」とトロッコに乗り、Bunniesと写真を撮ったり、目を合わせたり。さらに観客席の間を歩いて、できる限りBunniesの近くに行きながら、Bunniesとのコミュニケーションを楽しんだ。
ファンミーティング2日目、ラストのトークでは自身が参加できない活動があったことでHYEINが泣き出し、メンバー全員でHYEINを抱きしめる場面も。さらに公演が終わりにくると「悲しい」と涙目に。アンコールでは「ASAP」を披露し、彼女たちは最後まで等身大の感情と最大限の努力のパフォーマンスでBunniesとの時間を楽しんでいた。
見られるのはWOWOWだけ!「4カ月連続!NewJeans WOWOW Special」
NewJeansの軌跡は、まだスタートしたばかりだ。これからもどんどん新たなK-POPアーティストの姿を提示してくれるだろう。それでもやはり、初めてのファンミーティングは貴重なもの。彼女たちのような今の大切さと儚さがアーティスト性に反映されていくグループではなおさらのことだ。
この貴重なファンミーティングの映像は、WOWOWライブとWOWOWオンデマンドにて、8月12日(月・休)午後6:30より、独占放送・配信される。さらに、WOWOWオンデマンドでは、放送・配信終了後から2週間アーカイブ配信が行われる。ぜひ、世界で巻き起こっている“NewJeans”という現象を目撃していただきたい。放送時には3カ国語で繰り広げたトークに字幕がつく予定なので、MCを100%理解したい方にもうれしい放送になりそうだ。
また、9月以降もNewJeansのインタビュー特番やミュージックビデオ集が放送・配信予定。夏はWOWOWでNewJeansの魅力を余すことなく楽しんでみてはいかがだろうか。
「NewJeans Fan Meeting 'Bunnies Camp 2024 Tokyo Dome'」独占放送・配信情報
WOWOWオンデマンドにて、放送終了後~2週間のアーカイブ配信あり。
「4カ月連続!NewJeans WOWOW Special」放送・配信情報
<そのほかのラインナップ>
●Ask Jeans! NewJeans interview
#1 MINJI 9月22日(日・祝)午後7:00
#2 HANNI 9月22日(日・祝)午後7:20
#3 DANIELLE 9月22日(日・祝)午後7:40
#4 HAERIN 10月放送・配信予定。
#5 HYEIN 10月放送・配信予定。
WOWOWライブで放送/WOWOWオンデマンドで配信。
※放送・配信終了後~2週間のアーカイブ配信あり。
NewJeansのメンバー5人をそれぞれフィーチャーするスペシャルプログラム。東京ドーム公演後の独占インタビューを交え、彼女たちの想いに迫る。
●NewJeans Music Video Collection
11月放送・配信予定。※アーカイブ配信なし。
NewJeansのミュージックビデオを一挙オンエア!
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