みなさんは、日常で問題・課題にぶつかったらどうするだろうか? 課題といっても大小さまざま、ときには自分の力ではどうにもできないこともあるだろう。そんなときに頼れる「課題解決のプロ」の存在をご存じだろうか。それは “みずほリサーチ&テクノロジーズ”。先日『解決する頭脳。』と銘打った広告、“電車で座るための戦略とアクションプラン”で山手線車内を埋め尽くすというユニークな企画と、課題解決の瞬間を描いた動画を打ち出した。
そんな斬新な今回の施策には、どのような想いが込められているのだろうか。
本施策の企画者である、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社の経営企画部 広報・知財チームの次長、平石祐二さんにお話を伺った。
『解決する頭脳。』とは?
課題解決のプロ・みずほリサーチ&テクノロジーズが仕掛けた奇策
──はじめに、みずほリサーチ&テクノロジーズがどのような会社なのかを教えてください。
当社は、リサーチ、コンサルティング、IT、そして研究開発という4つの事業領域を併せ持っています。当社を含むみずほフィナンシャルグループ全体(以下〈みずほ〉)が目指す世界観である「個人の幸せな生活」とそれを支える「サステナブルな社会・経済」を実現するためには、金融機能はもちろん、こうした事業領域も必要不可欠です。このような背景のもと、2021年にみずほ情報総研とみずほ総合研究所、みずほトラストシステムズが統合し、みずほリサーチ&テクノロジーズが誕生しました。
──3社が統合され、1社でさまざまな領域を担っているのですね。これによりどのようなことが望めるのでしょうか。
今日、お客さまや社会が直面している課題は複雑になっています。その背景や潮流・現状の的確な分析、正しい戦略・戦術の策定、そしてその着実な遂行に必要な機能を併せ持つことで、より実効性の高い解決のご提案ができると考えています。また、〈みずほ〉という金融グループに属しているので、課題解決に際して、たとえば設備投資が必要となった場合にファイナンスまでサポートできることも大きなメリットのひとつです。
──課題解決の提案から実行までの道のりを、一貫してサポートする体制が整っているんですね。では今回の施策『解決する頭脳。』について、どのような広告か教えてください。
まず、キャッチコピーとして『解決する頭脳。』という言葉を作り、3月中旬から下旬にかけて、大きく2つの対外広告を実施します。1つ目は交通広告で、山手線の1編成を広告ジャックするほか、東京駅、品川駅に駅貼り広告を掲出します。この広告では、「電車の座席に座りたい」という課題に対する94枚の提案書を作成しました。
2つ目は動画広告です。当社に実際に在籍しているエコノミストやコンサルタント、システムエンジニア、R&Dスペシャリストが登場し、課題解決のアイデアがひらめく瞬間を描いた動画をSNSや特設サイトなどで流していきます。また、山手線車内のトレインチャンネルや大手町のデジタルサイネージ、都営地下鉄の車内ビジョンなどでも放映いたします。
──『解決する頭脳。』というキャッチコピーはどのような想いを込めて決めたのでしょうか。
キャッチコピーには“短くて印象に残る言葉を選ぼう”と考えながら、議論を進めました。それと同時に、私たちみずほリサーチ&テクノロジーズの社員一人ひとりが持っている共通の想いをベースにしたいと思っていたんです。
私たちは2021年に発足した新しい名前の会社ではありますが、統合する以前から半世紀以上にわたり社会課題と向き合ってきた経験をもっています。たとえば、サステナビリティの領域では1970年代から公害問題や水質汚染のシミュレーションなどの研究を手がけ、IT領域においては第一次オンラインシステムの時代から金融や健康保険などのデジタル社会インフラを担ってきました。このような長年の積み重ねをバックボーンとし、それぞれの領域で磨いてきた専門性を活かして“誰かの役に立ちたい”という想いが、私たちのDNAに刻まれています。
みずほリサーチ&テクノロジーズでは、私たち自身の目指す姿として「『知』と『技』を結集し、お客さま、そして社会とともに未来を創る」という言葉を定義しています。その想いを『解決する頭脳。』というキャッチコピーに込めました。
「解決のプロセスを体感し、知ってほしい」
- 施策に込められた想いとは
──交通広告は、どのようなことを意識して打ち出しているのでしょうか。
広告を検討するにあたって、私たちがどんなことをやっている会社なのかを知っていただくきっかけを作っていきたいという想いが第一にありました。とにかく目を引く広告で社名を知ってもらえれば良いという考え方もありますが、私たちの場合は事業内容に関心をもっていただきたいと考えていました。そこで、私たちが普段お客さまにご提供している提案書というスタイルを使って、課題解決をする道筋を提示するという広告手法に決めました。
ただ、私たちはBtoB企業なので、普段と同じような内容では皆さんの日常には近づけません。より身近に感じていただけるよう「座席に座りたい」をテーマに選び、課題解決の過程を疑似体験いただくこととしました。テーマは広告用に設定したものですが、課題に対してどのように向かっていくのか……たとえばスコープの定義や分析のフレームワーク、客観的なデータに裏付けられたアクションプランの提案に至るプロセスは、実際の業務を下敷きにしています。
94ページある提案書の全量を、特設サイトで公開していますので、ぜひご覧ください。
――動画は、実際のオフィスで社員の方々を撮影されたそうですね。
私たちが普段働いているオフィスを使い、特別なセットや小道具など用意せず撮影しました。さまざまな課題を解決している社員が、解決にたどり着いた瞬間にフォーカスした動画になっています。アイデアをひらめいた瞬間の、スイッチの入り具合に注目していただければと思います。
ひらめく時は一瞬かもしれませんが、そこに至るまでに、たくさんの専門知識を身に着け、課題と向き合い、どうすればいいのかを考え抜くプロセスがあります。それらに、日々培ってきた人的ネットワークや、お客さまとのディスカッションなどを加えた最後の一瞬が”ひらめき”なんです。今まで、頭を悩ませ、溜めこんできたたくさんのことが、一気にアウトプットに向かっていきます。その様子を皆さんにも感じていただければと思います。
――動画広告での注目ポイントはありますか。
コンサルタント編に登場している社員は、八丈島のスマートアイランド構想に携わっていて、実は撮影当日朝の便で八丈島から戻ってきたんです。帰り際に地元の方から特産品の八丈フルーツレモンをいただいたようで、映像の中にも新鮮なレモンが映り込んでいます。もしかしたら、なぜ机にレモン? と思われるかもしれないですが、日常の業務の向こう側には地域の方とのこんな交流があったりします。こうしたオフィスの自然な風景を切り取っていることから、社員もとても自然な良い表情をしていたと思います。
――「知と技」は、具体的にはどのようなものになるのでしょうか。
2つの捉え方があると思います。スキルやナレッジという側面でいうと、マクロ経済やプログラミング、プロジェクトマネジメントといった知識や技術があります。また、課題解決のプロセスという側面では、環境変化を捉えて先行きを見極める力、現状を正しく分析する力、課題の根源を見極めてそこに対する打ち手を導く力、そしてそれを実行する力になるのではないかと思います。
予測や提言だけではなく、ソリューションとして提供したり、仕組みやシステムとして実装したりするところまで持っていける力こそが私たちの「知と技」だと考えています。
課題をみつけ、解決策を提案し、実行する。
みずほリサーチ&テクノロジーズだからできること
――貴社の魅力はどのようなところにあると考えていますか。
それぞれが専門家なため、自分の世界を大事にしていますし、そこに自信も持っています。一方で、私たちは課題解決のプロとして、自分の専門性だけでは足りないことに向き合ったときには、ためらいなく誰かとフォーメーションを組んで解決のために取り組みます。社内には異なる専門性を持つ社員がたくさんいるのと同時に、お互いの専門性に敬意を持ち、すぐに繋がれることが、当社の魅力だと感じています。多くの社員が、社内だけでなく、社外の専門家とも手を取り合って、課題解決に尽力しようと思っています。
――平石さんご自身は、どのような「知と技」で、どんな課題を解決しているのでしょうか。
私自身はリサーチ、コンサル、IT、研究開発に関する専門家ではありませんが、広報という立ち位置で、社内外の専門家とコミュニケーションを取っています。そういう意味では、社内外を問わず人と人を繋ぐ、そして世の中と当社を繋ぐといった、“繋ぐ”ことのプロフェッショナルとしての経験値は多く積んできたと思っています。ひとつの専門性では解決できないような課題をしっかりと解決していくために、さまざまな人やものを繋いで化学反応を起こし、解決していくことを目指していきたいですね。
――最後に、広告をご覧になった方々に伝えたいメッセージをお願いします。
〈みずほ〉という金融グループは多くの方がご存じだと思いますが、金融としての機能だけではなく、私たちのような『解決する頭脳。』も持ち合わせていることを知っていただきたいです。社会のさまざまな課題の解決を本気で目指すには、金融機能はもちろん、解決する頭脳が欠かせない。その姿勢の表れのひとつが当社を作ったことでもありますし、採用に関してもグループ合同で、人事のプラットフォームも一緒になってやっています。そういう視点を持ったグループであることを知っていただけると嬉しいです。
そしてもう1つ、もしみずほリサーチ&テクノロジーズの社員と接する機会がありましたら、ぜひ「あなたはどんな知と技で課題解決をしていますか」と尋ねていただきたいです。それぞれ得意分野があるとは思いますが、誰もが「誰かの役に立ちたい」という想いで、自分の知と技を駆使して、それだけで足りない部分はフォーメーションを組みながら、解決に取り組んでいます。その様子に興味をお持ちいただき、課題解決に向かうパートナーとして、あるいは同じ会社の仲間として、ともに挑んでいければと思います。
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みずほリサーチ&テクノロジーズは、みずほグループでありながら金融機能の枠を超え、リサーチやコンサルティング、IT、研究開発といった事業領域でさまざまな課題の解決に取り組んでいる。その根底にあるのは、誰かの役に立ちたいという強い想いだ。課題解決のプロという新しいプロフェッショナルキャリアの魅力と素晴らしさに触れられる『解決する頭脳。』の広告をぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
[PR]提供:みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社