「仕事のパフォーマンスが低下した……」
「性機能が衰えて満足できない……」
「メンタルが不安定でイライラする……」
このような悩みは「男性更年期障害(LOH症候群)」の特徴的な症状だと言われています。
”男性更年期障害”なんて言われると、オトコとして終わったような気持ちになりますよね……。
しかしご安心ください。しっかりと対策をすれば男性更年期を改善できる可能性は十分にあるのです。
その中でも今回ご紹介する対策方法は『サプリメント』。
サプリメントアドバイザーである私、関川が有効的なサプリメントを厳選し、ランキング形式でご紹介します。
そもそも男性更年期障害の原因とは?
そもそも男性更年期障害とは何なのか? 何が根幹の原因なのか?
この部分を無視しては、いきなりサプリメントの話をしても十分にご理解いただけないかと思います。
前置きが長くなりますが、大切なポイントなのでどうかお付き合いください。
なんとなくご存じの方も多いかもしれませんが、トリガーとなるのは「テストステロン」と呼ばれる物質。
濃い体毛や筋肉質でゴツゴツとした体格などの”見た目”、ストレス耐性や闘争心などの”メンタル”、性欲や勃起力などの”性機能”といった、男性的な特徴に深く関わる性ホルモンの一種です。
つまり男性としてのあらゆるパフォーマンスを司る、オトコの命とも呼べるホルモンってわけですね。
男性更年期障害は、このテストステロンが著しく減ることが最も根幹の原因。
実際にAMSスコアと呼ばれる男性更年期レベルを評価するテストの結果が悪い男性は、テストステロン量が低いことが確認されているんです※1。
※1参照:The “Aging Males’ Symptoms” Scale (AMS): predictive value for lowered circulating androgens
男性更年期障害をもたらす代表的な3つの習慣
ではなぜテストステロンは減ってしまうのでしょうか?
一つは年齢。テストステロンは年とともに自然に減ることが報告されています※2。
「じゃあ男性更年期障害は100%年齢のせいなの?」と思うかもしれません。
もちろん年齢も原因なのは間違いないのですが、実は年齢に関わらずどんな男性でも男性更年期障害を発症するリスクがあるんです。
なぜなら、テストステロンは日々のちょっとした習慣の積み重ねによって、知らないうちに簡単に減少してしまうから……。
むしろテストステロンを減らし男性更年期障害を加速させる要因としては、年齢よりも生活習慣が大きく影響しているケースが多いんです。
テストステロンを減らしてしまう代表的な3つ習慣をご紹介しましょう。
1.偏りのある食生活で必須栄養素に過不足がある
朝食は抜いてお昼はコンビニやスーパーのお弁当やお惣菜ばかりが中心……。
夜は仕事の会食や飲み会ばかり……。
こんな食生活も男性更年期の症状を起こす原因かもしれません。
そもそも食事は体作りの基本中の基本。体作りと聞くと、まず筋肉や脂肪などを思い浮かべる人が大半かと思いますが、実はテストステロンのような”ホルモン”も例外ではありません。
人体のあらゆる物質は、食事で摂り入れた栄養素から作られているためです。
たとえばですが、テストステロンは「コレステロール」という脂質を材料にして作られるステロイドホルモンの一種。
そのため低脂質の食事が続くとテストステロン量が減少してしまう可能性があるわけです※3。
ではコレステロールだけを積極的に摂取すれば良いのか? というと、そんなに簡単なお話でもありません。
コレステロールはあくまで材料の一つであって、テストステロンを生成するためには他にも酵素をはじめとした様々な物質の働きも必要。
それらの体内物質も全てカバーするとなると……結局はタンパク質や脂質、炭水化物、ビタミンやミネラルなどの栄養バランスが良い食事を意識するしかないんです。
仕事の付き合いや家庭の事情などで、栄養バランスの良い食生活を送るのはなかなか難しいのはわかります。
ですが、偏った食生活を続けているとテストステロン量の低下をもたらし、結果として男性更年期障害を引き起こす要因となるのです。
※3参照:Diet and Men's Sexual Health
2.寝不足が続いている
食事と同じレベルで大切なのが睡眠。
実はテストステロンの生成には1日の中でもリズムがあり、最も活発に合成が行われるのが就寝中なんです。
入眠時からテストステロン量が増え始め、ピークとなるのが最初のレム睡眠(浅い睡眠)。実際の実験でも、睡眠中にテストステロン量の分泌が増加することは確認されています※4。
だからこそ避けたいのが睡眠不足。
寝不足が続くとテストステロン量が大幅に低下することがいくつもの研究で明らかにされています。
どのくらい低下するかと言うと……
なんと5時間の睡眠がたった1週間続くだけで、15%ものテストステロンが失われることが判明しているんです※5!
これは年齢に換算すると10歳の老化に匹敵するほどの低下。
仕事が忙しいと疎かにしてしまいがちですが、それこそがテストステロン量の低下、ひいては男性更年期障害の要因である可能性が高いんです……。
※4参照:Effects of acutely displaced sleep on testosterone
※5参照:Effect of 1 Week of Sleep Restriction on Testosterone Levels in Young Healthy MenFREE
3.運動不足で筋肉量が減少している
これも軽視されがちですが、運動不足もテストステロン減少をもたらすクリティカルな要因の一つです。
テストステロンは、本来であれば「オスとして野生で戦い生き残る体」を作り上げるためのホルモン。そのため、体を動かして鍛えることが合成や分泌の大きなトリガーとなります。
だからこそ、体を常に鍛えておかないとテストステロン量はどんどん減少して弱い体になってしまうんです。
実際にとある研究データによると、身体活動量が少ないほどテストステロン量が少なくなる傾向にあると報告されていました※6。
それだけではありません。テストステロンは筋肉量とも密接に関係しています。加齢による筋肉量の減少と、テストステロン量の低下には相関関係が確認されているんです※7。
運動する時間なんてないよ……と思うかもしれませんが、運動はトレーニングやスポーツだけではありません。
たとえば「階段ではなくエスカレーターを使う」、「ちょっとした移動でもタクシーに乗る」、「電車ではできる限り座っている」など、サボってしまっている部分もあるのではないでしょうか?
このような”日々のちょっとしたサボり”の積み重ねも、結果的にテストステロン量の減少を引き起こしてしまうんです……。
※6参照:Cross-sectional association between physical activity and serum testosterone levels in US men: Results from NHANES 1999–2004
※7参照:Secular trends in testosterone- findings from a large state-mandate care provider
男性更年期障害におすすめのサプリメント6選
ここまでで男性更年期の原因がテストステロンの減少であること。テストステロンは日々のちょっとした行動で減ってしまうことはご理解いただけたかと思います。
だからこそ生活習慣を改善することが効果的で大切なのは間違いありません。
ただ、生活習慣を一気に改善していくのって難しいですよね。
ご安心ください。
世の中にはテストステロンを増やし、男性更年期障害の指標の一つである「AMSスコア」を改善するといったデータが充実したサプリメントは存在するんです!
前置きが長くなりましたが、いよいよ男性更年期障害にアプローチできるサプリメントをご紹介しましょう。ぜひ参考にしてください!
6位.VISPO(ノコギリヤシ抽出物)
アメリカの南東部の亜熱帯原生地帯に生息する植物であるノコギリヤシ。日本でも有名な成分なので、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
そんなノコギリヤシの有効成分であるβ-シトステロールを2〜3%、脂肪酸を85%以上で規格化したのが、「VISPO」なんです。
実際に行われた臨床試験では、軽度から中等度の症候性前⽴腺肥⼤症を患う40〜65歳の99人を対象に84日間摂取させたところ、プラセボ群と比較してAMSスコアが有意に改善されたことが示されました※8。
具体的な数値としては、プラセボ群では1.70ポイント増加したのに対して、VISPOを摂取したグループでは3.64ポイント減少しているんです。
さらにVISPOと同様のノコギリヤシ抽出物の臨床試験では、テストステロン量の増加も確認済み※9。
オトコのパフォーマンスサポートに適したな素材と言えるでしょう。
※8参照:A double blind, placebo-controlled randomized comparative study on the efficacy of phytosterol-enriched and conventional saw palmetto oil in mitigating benign prostate hyperplasia and androgen deficiency
※9参照:An open label, dose response study to determine the effect of a dietary supplement on dihydrotestosterone, testosterone and estradiol levels in healthy males
5位.バイオドーパ(ムクナ抽出物)
バイオドーパは恐らくほとんどの人が初耳なのではないでしょうか?
天然のムクナを原料として、有効成分であるLドーパを高濃度で濃縮&規格化した素材です。
勘のよい人は名前でおわかりかもしれませんが、Lドーパはやる気や集中力、快楽や性欲などに関わるとして有名なホルモン「ドーパミン」の前駆体となる成分なんです。
肝心なのはドーパミンはテストステロンの合成や分泌にも影響を及ぼす物質であるということ。
具体的には、脳下垂体前葉からのプロラクチン分泌を抑制することで、結果的にテストステロン量を増加させる……というのが最も有名でシンプルなメカニズムです。
実際にインドで行われた不妊男性を対象に3ヶ月間ムクナを摂取させる実験では、テストステロンが41.6%上昇したことが確認されているんです※10。
衰えに悩む男性の強い味方になる素材だと言えますね。
※10参照:Mucuna pruriens Reduces Stress and Improves the Quality of Semen in Infertile Men
4位.プリマビエ
可愛らしいネーミングとは裏腹に壮大なエネルギーを秘めているのが、このプリマビエです。
ヒマラヤ山脈にある天然の腐植土と植物性有機物の混合物である「シラジット」が原料。精製してフルボ酸50%以上、DBP&DCPを10.3%以上で完全規格化した素材なんです。
データを見る限りテストステロンへの貢献度は高め。
不妊症に悩む男性を対象とした実験では、100mgのプリマビエを90日間摂取させたところ、血中のテストステロン量が23.5%増えたことが確認されているんです※11。
さらに45〜55歳の健康な男性75人を対象にした試験では、500mgのプリマビエを90日間摂取させたところ、総テストステロン量が20.45%、生理的活性のある遊離テストステロンは19.14%増加したことが判明しました※12。
これだけテストステロンに対しての有用性が認められているなら、男性更年期障害の症状緩和も期待できるでしょう。
※11参照:Clinical evaluation of spermatogenic activity of processed Shilajit in oligospermia
※12参照:Clinical evaluation of purified Shilajit on testosterone levels in healthy volunteers
3位.テストフェン(フェヌグリーク抽出物)
第3位にランクインしたのは、メンズウェルネス領域でもダントツで知名度が高いテストフェンです。
インドなどでカレーのスパイスにも使われる「フェヌグリーク種子」が原料の天然由来の素材。独自の有効成分「フェヌサイド」を50%以上で規格化しています。
最も注目されているのは若く健康な男性を対象にしたデータ。
10後半〜20代半ばの男性60人に600mgのテストフェンを8週間摂取させた実験では、なんと遊離テストステロンが98.7%(約2倍)も増加したことが確認されているんです※13。
実際にテストフェンは、筋トレやスポーツのパフォーマンスサポートを目的とした若い男性に非常に人気なんですよ。
では、テストステロンが大きく減少すると言われる40代以降の男性を対象にしたデータはどうでしょうか?
実はテストフェンには若い世代の男性だけではなく、比較的に年齢層が高い人を対象にした研究もあるんです。
120人の43歳から70歳の男性対して、600mgのテストフェンを12週間摂取させる実験が行われました。結果、総テストステロンと遊離テストステロンの量が有意に増加しただけでなく、AMSスコアも改善したことが判明しています※14。
幅広い男性の強い味方になる素材だからこそ、第三位とさせていただきました。
※13参照:Beneficial effects of fenugreek glycoside supplementation in male subjects during resistance training: A randomized controlled pilot study
※14参照:Testofen, a specialised Trigonella foenum-graecum seed extract reduces age-related symptoms of androgen decrease, increases testosterone levels and improves sexual function in healthy aging males in a double-blind randomised clinical study
2位.LJ100(トンカットアリ抽出物)
トンカットアリは日本でもドラッグストアなどでよく見かけますよね。
そんなトンカットアリの有効成分であるユーリペプチド、ポリサッカライド、グルコサポニンを、特殊な製法「BAT抽出法」で完全規格化に成功した素材こそがLJ100。
実はテストステロンブースターの中でもトップクラスで研究データが豊富な素材なんです。
テストステロンに関するデータはもちろん、男性機能や筋力、メンタルなど、オトコとしてのあらゆるパフォーマンスで臨床試験が行われており、それぞれで高い有用性を確認済み。
特に年齢層が高く衰えに悩む男性に対するデータが充実しているんです。
たとえば57〜72歳の男性12人を対象に400mgのLJ100を5週間摂取させたところ、総テストステロンが平均15.1%、遊離テストステロンが平均61.1%も上昇したことが確認されています※15。
さらに320人の男性に200mgのLJ100を1ヶ月間摂取させる試験では、血中のテストステロンが平均46.8%上昇したと報告されました※16。
300人を超える規模で行われた試験で45%以上のテストステロン上昇は、高く評価せざるを得ない結果ですね。
ちなみに、この実験では76人の男性更年期障害の被験者のAMSスコアが、平均して約37.8%も改善したことも確認されていました。
まさに衰えに悩む男性にピッタリのテストステロンブースターなんです。
※15参照:Tongkat Ali as a potential herbal supplement for physically active male and female seniors--a pilot study
※16参照:Standardised water-soluble extract of Eurycoma longifolia, Tongkat ali, as testosterone booster for managing men with late-onset hypogonadism?
1位.テスノア(ザクロとカカオ種子の混合物)
LJ100と並んで堂々の第一位に輝いたのはテスノアです。
実はこのテスノア、テストフェンを開発した会社が、”テストフェンVer.2”の立ち位置として2020年に新しく開発した次世代型の強力なテストステロンブースターなんです。
ザクロの有効成分プニカラギンを3.5%、カカオの有効成分であるテオブロミンを0.5%の濃度で完全規格化に成功。
行われた試験では高い有用性を次々と示し続けているんです。
たとえば21〜35歳の120人の男性を対象にした研究によると、400mgのテスノアを56日間摂取させたところ、テスノアを摂取しなかったグループと比較してテストステロンの変化率が、なんと5倍にもなったことが確認されました※17。
ここまでテストステロンが増えるとなると、やっぱり気になるのは男性更年期障害への影響ですよね。
ご安心ください。しっかりと研究は行われていました。
36〜55歳の男性120人に対してテスノアを摂取させてAMSスコアの変化を調べた試験では、200mgのグループでは15.51%、400mgのグループでは19.30%も減少しているんです※18。
つまりテスノアでは、さらに高めたいと考えている若い人と衰えを改善したい人の両方に対しての有用性が確認されているってことですね。
性質的にはテストフェンとLJ100の良いとこ取りをした素材といっても過言ではないでしょう。
文句なしでオススメできるテストステロンブースターです!
※17参照:A Proprietary Herbal Blend Containing Extracts of Punica granatum Fruit Rind and Theobroma cocoa Seeds Increases Serum Testosterone Level in Healthy Young Males: A Randomized, Double-Blind Placebo-Controlled Study
※18参照:A proprietary blend of standardized Punica granatum fruit rind and Theobroma cocoa seed extracts mitigates aging males' symptoms: A randomized, double-blind, placebo-controlled study
サプリメントだけでは物足りない方へ
ここまで男性更年期障害の方にオススメのサプリメントをご紹介してきました。あくまで主観的に決めた順位ではありますが、しっかりとデータに基づいて熟考しましたので、自信を持って紹介できる内容となっています!
ただ、どうしても個人的に心残りなことが一点だけあるんです。
前置きの部分では、食事や睡眠、運動などの日々の習慣こそが男性更年期障害の改善では一番重要だとお伝えしました。
そのため、おそらくこの記事を読んでいただいた皆さまの中には、
「サプリメントだけじゃなくて生活習慣も整えたい! でも、何をどう改善すれば良いのかわからない……」
と思った方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか……?
本来であれば、ここもフォローしたかったのですが、今回はあくまでサプリメントにフォーカスした記事。
「はやくサプリが知りたい!」という皆さまの思いを感じて、そこまで書ききれなかったんです。
ですので、この記事ではなく別のところでサポートをさせてください。
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