はじめまして、NR・サプリメントアドバイザーの関川です。
突然ですが、男性妊活サプリを検討するにあたってこんなお悩みはありませんか?
「どんな成分が男性妊活の役に立つのかわからない……」
「良いと言われているサプリは本当に効果があるの……?」
「どんな基準で製品を選べば外さないのだろうか……」
皆さまが悩むのは当然。なぜなら、男性妊活サプリについてはデータに基づいた正確な情報がほとんど広まっていないからです。
不正確な知識で『なんだか良さそうな製品』を選んでしまうと、単なるマルチビタミンと何ら変わりないものを割高で購入したり、状況が改善されず不安なまま飲み続けたり……と、貴重な時間とお金を失う事態になりかねません。
そこで今回は、はじめに男性妊活サプリの役割を解説。そのうえで、私が注目している、データが豊富な成分をランキング形式でご紹介します。
この記事を選んでくれたあなたは、ぜひ研究に基づいた正しい情報をもとに意義のある男性妊活サプリを選んでください。
そもそも『男性妊活』とは何か? 必ず必要な3つのステップ
またまた突然ですが、質問です。『男性妊活』とは何だと思いますか? そしてあなたは、男性妊活サプリに何を求めていますか?
おそらくほとんどの方が「とにかく精子を良くする」ことについて思い浮かべたことでしょう。しかし、本当に課題は精子だけでしょうか?
よく聞く話やイメージだけで男性妊活を捉えるのは大間違い。まずは男性妊活において本当に必要なステップを順番にチェックしましょう。
① 性欲を高めて行為をする
1つ目のステップは性欲を高めて行為をすること。男性妊活において最初のハードルであり男性にとって深刻な問題であるにもかかわらず、フォーカスされにくい部分なのです。
妊活においては、当然ながら性行為が必要になります。しかし、比較的健康でも妊活中に性欲があまりわかない男性が意外に多いことをご存じでしょうか?
決められた日に行為をしなければならないというプレッシャーや日々の忙しさは男性から性欲を奪うのです。
実際、ナイトプロテインが実施したアンケートで「排卵日にうまく立たなかった経験がある」と答えた男性は55%にまでのぼりました※1。また、最近ではパートナーにだけ興奮できない「妻だけED」という言葉も浸透していますね。
男性妊活では精子より前に考えるべきことがあるのです。性欲を高めてモチベーションを維持しなければスタートラインにすら立てません。
※1参照:排卵日に立たない旦那は全体の55%?原因と理想の解決策調査 n=262
② 正常に勃起・射精する
性欲が解決したとしても、行為を正常にするためには、勃起と射精が正常にできる状態をつくる必要があるのです。
全く立たない方はいないかもしれませんが、「若い頃よりも立ちが弱くなっている気がする……」「最近は中折れが悩み……」「歳を重ねるうちに感度がさがって射精に時間がかかる……」なんて方もいるのではないでしょうか。
行政が発表しているデータを参照しても、妊活がうまくいかない男性側の理由として、勃起障害と射精障害がおよそ13.5%を占めているのです※2。
いくら気持ちがあっても身体が衰えていては妊活がスムーズに進みません。誰もが少しずつ衰えるものですが、だからこそケアが必要な部分ですね。
※2参照:厚生労働省子ども・子育て支援推進調査研究事業 我が国における男性不妊に対する検査・治療に関する調査研究
③ 精子の量と質を高めて確率を上げる
正常に性行為ができる前提が整ったなら、もちろん精子の質と量は男性妊活における最重要事項。
授かりにくい男性の多くが抱えている悩みです。先ほども出てきた厚生労働省の調査研究では、男性が授かりにくい原因の82.4%は精子を作る機能に問題があることだと報告されています。
では、具体的に精子の量や質とは何を指しているのかご存じでしょうか? WHOの発表している精液検査ガイドラインによると、授かりやすさに影響する精子のバロメーターは以下の3つだとされています※3。
- 精子濃度(精液1mlあたりの精子数)
- 精子の運動率
- 正常形態の精子率
簡単にまとめると、『卵子をめがけてまっすぐと運動できる正常な精子の数』を増やす必要があるわけですね。
さらにガイドラインが2021年に更新された際、上記3つのバロメーターだけではわからない原因があるとして「精子DNA断片化検査」と「精液中酸化ストレス測定」が高度な検査項目として新たに追加されています。
精子は活性酸素が溜まると発生する酸化ストレスに対して非常に弱く、酸化ストレスが強いと精子のDNAが損傷してしまうことが知られるようになったからです。
せっかく男性妊活に取り組むならメカニズムの部分からおさえて、効率よく進めていきたいものです。
※3参照:WHO laboratory manual for the examination and processing of human semen
『男性妊活サプリ』がサポートしてくれるのはどんな部分?
男性妊活における課題についてはご理解いただけたと思います。
では、男性妊活サプリは課題の中でどのような部分をサポートしてくれるのでしょうか?
男性妊活サプリは大きく3種に分類することができます。そしてそれぞれ目的が異なるため、知らないと本当に得たい効果を発揮できる製品を選べません。
メカニズムや研究を詳しく解説しているため少し長くなってしまいますが、ぜひじっくりと読んでみてください。
① 正常な機能保持に欠かせない必須栄養素の補給
1種類目は、不足することで妊活に支障が出てしまう『必須栄養素』。人間が体内で合成できない成分のうち身体が正常にはたらくために欠かせない栄養素を指します。
具体的には5つの栄養素、ビタミン、ミネラル、炭水化物、脂質、タンパク質ことです。男性妊活サプリでよく採用される「葉酸」や「亜鉛」もビタミン&ミネラルの一種ですね。
ここでよく勘違いされがちなポイントをご紹介。必須栄養素は不足すると大きな問題が発生しますが、もともと不足していない人が摂取しても特に効果はありません。
2,370組の妊活中カップルを対象に行われた研究でも、5mgの葉酸と30mgの亜鉛を6ヶ月間摂取させたところ、精子の質に変化がなかったというデータが出ています※4。むしろ、精子のDNA断片化率は増加しており、精子の質を悪化させる結果に……。
研究では通常より高用量で葉酸を摂取しているため、副作用的な形で精子の質が低下したと考えられています。
つまり、食事で十分に摂取できていれば、無理にサプリメントで補う必要はないのです。また、男性妊活サプリの広告を見ると、とにかく亜鉛や葉酸をたくさん摂取するのが身体に良いというミスリードをしている業者さんも非常に多い印象なので、注意が必要ですね。
ただし! 現代の食生活においてはビタミンとミネラルが不足しがちであり、摂取する意識が重要なことは事実。出来合いやインスタントの食事が多く、ビタミンとミネラルが不足している自覚がある方は、サプリで補給すると少なくともマイナスの状態は避けることができます。
別の研究では、葉酸が不足している男性は精子のDNA断片化率が上昇するとのデータも確認されているので、決して軽視はできません※5。
ビタミンやミネラルなどの必須栄養素は積極的に男性妊活を促進するものではなく、あくまでも不足をしないために摂取するものという正しい期待値をもっておきましょう。
※4参照:Effect of Folic Acid and Zinc Supplementation in Men on Semen Quality and Live Birth Among Couples Undergoing Infertility Treatment: A Randomized Clinical Trial
※5参照:Low folate in seminal plasma is associated with increased sperm DNA damage
② 性欲や勃起に重要な「テストステロン」のケア
私が男性妊活において一番大切だと考えるのが、男性ホルモンの一種であるテストステロンを自然に増やすことです。
なぜでしょうか? 実はテストステロンを増やすことで、先ほど紹介した男性妊活の課題全てを解決することができるからです。
テストステロンは筋肉の合成や脂肪の減少、男性機能など、オトコの身体に必要な要素を高めてくれる男性ホルモン。
男性機能全般に強い影響力をもち、性欲や勃起、さらに精子の形成にも深く携わっていることがわかっています。
たとえば、性欲はメカニズムが完全に解明されているわけではありませんが、少なくともテストステロンが増えることで性欲も増加することが確認されているんです※6。
そしてテストステロンは脳の中枢神経を刺激して、勃起に必要なドーパミンやオキシトシン、NOといった物質を分泌させる機能があります※7。
最後にダメ押し。テストステロンは精子を作る「精原細胞」を活性化させるため、自然にテストステロンを増加させることで精子の数は増加するということがわかっています※8。
つまり自然にテストステロンを増やすサプリを選べば、男性妊活において大きなサポートを得ることが可能です。
……最後に、ここまで『自然に』という点を強調してきたのはなぜか、お教えしましょう。
実はテストステロンは薬剤を注射することによりテストステロンを急激に高めることも可能です。しかし、妊活中の男性は薬剤による不自然なテストステロンの補充は絶対NG。
なぜなら外部から不自然な量のテストステロンを取り入れると、身体はテストステロンを生成する必要がないと判断してしまい、睾丸での生成をストップしてしまうからです。すると、体内では精巣で精子を成熟させるためのテストステロンが足りない状態となってしまい、精子のバロメーターに異常が出ます。
実際の研究でも、薬剤によるテストステロン補充治療を行っている男性の88.4%は無精子症を発症しているというデータがあるぐらいです※9。
逆にテストステロンを増やすサプリ、いわゆるテストステロンブースターは精子の質を高めるというデータが多く見られます。やはり自然な形で増加させることが大切だとわかりますね。
※6参照:Testosterone Therapy Improves Erectile Function and Libido in Hypogonadal Men
※7参照:Both comorbidity burden and low testosterone can explain symptoms and signs of testosterone deficiency in men consulting for sexual dysfunction
※8参照:Testosterone Is a Contraceptive and Should Not Be Used in Men Who Desire Fertility
※9参照:Testosterone use in the male infertility population: prescribing patterns and effects on semen and hormonal parameters
③ 抗酸化作用による精子の質向上
最後は精子を保護して質を高めてくれる『抗酸化作用』について。
精子を作るのは「精巣」ですが、精巣は活性酸素が増えると正常なはたらきができなくなることが知られています※10。
そのため、抗酸化作用のある成分を身体に取り入れることで活性酸素を除去できれば、精子の運動率や正常形態率など必要なバロメーターが向上するわけです。
実際に複数の論文を分析している質の高い研究でも、抗酸化物質を含むサプリメントは精子を保護し、男性の生殖能力にプラスの影響を与えると結論付けられています※11。
テストステロンとは少しメカニズムが異なるため、どちらか一つではなくどちらも摂取することが好ましいといえます。
※10参照:Etiologies of sperm oxidative stress
※11参照:Antioxidant Supplementation on Male Fertility—A Systematic Review
【種類別】男性妊活サプリおすすめランキング8選
男性妊活サプリは3種類に分類できることがわかりましたね。そして必須栄養素の正しい期待値についても解説しました。
正直なところ、葉酸や亜鉛などビタミン&ミネラルの不足だけが心配なら、男性妊活サプリよりもマルチビタミン&ミネラルを選んだ方がよほど経済的です。
そこで今回の記事では、必須栄養素を除いた『積極的に男性妊活の課題を解決できる2種類の素材』を厳選してランキング形式でご紹介します。
ただし、サプリメントの効果は相性によって個人差が大きいのは周知の事実。単純比較によりランキングをつけることはできません。
そのため、今回は研究データやNRサプリメントアドバイザーとしての知見をもとに独断でつけさせていただきました。いずれもデータが豊富な成分ばかりをピックアップしているので、ぜひ注目してみてください。
① 抗酸化素材部門
まずは抗酸化作用により精子の質を向上させてくれる成分を4つピックアップしました。
いずれも研究により精子の質向上が確認されている素材です。
4位.マカ
マカは男女限らず妊活サプリの素材として広く知られていますね。その正体はペルーの高山地域で育つアブラナ科の植物です。
有効成分としてマカに多く含まれる「ベンジルグルコシノレート」が体内で抗酸化作用・抗炎症作用を発揮するため、精子にも良い影響を与えてくれます。
実際の研究でも1,750mgのマカを12週間摂取させたところ、以下のような数値の増加が確認されました※12。
- 総精子数:20%
- 精子濃度:14%
- 運動精子数:14%
- 精液量:9%
- 正常形態の精子数:21%
マカは性欲に関する研究データも一部存在しますね。
やはり妊活サプリの素材として押し出されているだけの実力を備えていることがわかりました。
そんなマカが4位の理由は摂取量に注意が必要でるため。市場を確認すると、濃縮ではないマカが1,750mg含まれる製品はあまり多くありません。
しかし研究データと同じ効果が得たければ、同じ量を摂取する必要があります。ただ『含まれている』という事実だけでなく量にもしっかりと注目しましょう。
3位.アリウムSAC
アリウムSACはニンニクの中にわずかに含まれている有効成分です。
2mgと非常に少ない用量で強い抗酸化作用を発揮するため、日本で注目され研究が進んでいる最先端のサプリ成分です。
抗酸化作用を発揮することから当然精子に関してもデータがあります。動物実験ですが、高齢のマウスに摂取させたところ、摂取させていないマウスと比較して精子の数が13.56%増加する結果が報告されました※14。
さらにアリウムSACがすごいのはここから。アリウムSACは全身で抗酸化作用を発揮するため、脳の疲労と肉体の疲労をどちらも回復してくれるというデータがあるのです※15※16。
疲労による性欲の低下や男性機能の不調を感じている人にとってはまさに一石二鳥の成分。妊活のための体力回復サプリとしてもお役立てください。
3位につけた理由はまだまだ研究が進んでいる途中の成分だから。期待を込めてこの順位ですが、個人的な飲んだ時の体感等を考慮できるならもっと上でも良いぐらいの成分です。
※14参照:S-allyl cysteine ameliorates the quality of sperm and provides protection from age-related sperm dysfunction and oxidative stress in rats
※15照:S—アリルシステインの身体的な疲労感軽減効果―ランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験―
※16照:SACニンニクによる脳の疲労からくる疲労感の軽減効果
2位.コエンザイムQ10
コエンザイムQ10は、細胞でエネルギー生成に携わっている「ミトコンドリア」をサポートしてくれる成分。
そして強い抗酸化作用をもつことが確認されているため、精子の質を高めるサプリとして非常に人気ですね。
複数の論文をまとめた信頼度の高い研究でも、コエンザイムQ10の摂取により精子濃度や運動率が大幅に上昇すると結論付けられています※17。
コエンザイムQ10がこの順位なのは確実性を重視してのこと。体内で合成できるものの、人間にとって不可欠な栄養素であるため、研究データも豊富なのです。
※17参照:Coenzyme Q10 and male infertility: a meta-analysis
1位.リコビーズ(リコピン規格化素材)
男性妊活サプリランキング、抗酸化部門の栄えある第一位は『リコビーズ』。
トマトの赤い色素として有名なリコピンをマイクロビーズに閉じ込めた特殊なサプリの素材です。
リコピンはもともと精巣の機能を保護してくれるとして、精子の質に関するデータが非常に豊富な成分。
実際に精子の質が低い男性30名を対象にした研究では、1日4mgのリコピンを3ヶ月間摂取させたところ、精子の質が妊娠可能な正常範囲まで改善されたという脅威のデータが報告されています※18。
さらに研究を通して6人の授かりにくかった男性が妊活を成功させていることも報告されており、結果と合わさったデータの説得力が半端ではありません。
……さて、そんなリコピンですが、毎日トマトを食べるのもなかなか苦労しますよね。そしてサプリで手軽に摂りたいところですが、リコピンは安定性が低い物質であり、サプリに加工するタイミングで栄養素が壊れてしまうのです。
しかし、今回紹介するリコビーズなら心配はご無用。壊れやすいリコピンをマイクロビーズに閉じ込めて安定させているので、手軽に効果の高いリコピンを摂取することができるのです。
妊活男性はぜひともリコピンの力を借りて精巣のコンディションを整えたいところです。
もちろん今回ご紹介する複数の成分を同時に摂取することは有効なので、リコビーズだけではなく他の成分にも注目してみてくださいね。
※18参照:Lycopene therapy in idiopathic male infertility--a preliminary report
② テストステロンブースター部門
お次はテストステロンブースターとして、テストステロンを自然に高めることができる成分をピックアップしています。
テストステロンだけではない、男性妊活に役立つデータも紹介しているのであわせてご覧ください。
4位.テストフェン(フェヌグリーク抽出物)
テストフェンとは、豆科の植物であるフェヌグリークのうち、有効成分を特殊な方法で抽出したサプリの素材です。
フェヌグリーク自体、テストステロンブースターとして知られていますが、その有効成分が凝縮されているので効果は絶大。
とある研究では18〜35歳の男性60名に、1日600mgのテストフェンを8週間摂取させたところ、テストステロンが約2倍の数値に上昇するという素晴らしいデータが報告されています※19。
さらにテストフェンは性欲に関する研究データが豊富なのがポイント。
研究では600mgのテストフェンを12週間継続摂取させたところ、性行為の頻度を2.5倍に増加させています※20。もともと週1回しか行為を行わなかった男性が、週に2.5回の行為をえるようになったと考えると、妊活にも有用であると感じませんか?
研究の被験者が比較的若年層なので、若い人にも適した成分ですね。特に性欲を重視して高めたいなら、テストフェンを選んでみてください。
※19参照:Beneficial effects of fenugreek glycoside supplementation in male subjects during resistance training: A randomized controlled pilot study
※20参照:Physiological aspects of male libido enhanced by standardized Trigonella foenum-graecum extract and mineral formulation
3位.LJ100(トンカットアリ抽出物)
LJ100はマレーシアで古くから男性機能改善のハーブとして使われてきた「トンカットアリ」を、特殊な製法で100倍濃縮した素材。
特に衰えを感じはじめている人を対象としたデータが非常に豊富なのが特徴的です。
研究では76名のテストステロンが低下している男性に対して1日200mgを摂取させたところ、90.8%の男性が1ヶ月で正常な数値まで回復したという結果が報告されています※21。
さらにテストステロンを正常値まで戻す働きがあるため、精子の質に関するデータもあるんです。
ある研究では、精子の質が低下している75名の男性に200mgのLJ100を3ヶ月間摂取させたところ、摂取前と比較して精子濃度が65.5%、正常な形態を持つ精子の割合が94.4%改善しています※22。
性機能や精子に関して衰えを感じている人はLJ100を試してみてはいかがでしょうか。
※21参照:Standardised water-soluble extract of Eurycoma longifolia, Tongkat ali, as testosterone booster for managing men with late-onset hypogonadism?
※22参照:Eurycoma longifolia Jack in managing idiopathic male infertility
2位.プリマビエ(シラジット精製物)
プリマビエも一部の妊活サプリで使用されているイチオシの成分ですね。
正体はヒマラヤ山脈で古くから薬として使われてきた堆積物である「シラジット」から、有効成分を精製した素材です。
プリマビエはテストステロンブースターと抗酸化物質を兼任しており、一人二役で男性妊活に貢献してくれることから人気が出たと考えられます。
研究では、精子の質が低下している男性に1日200mgのプリマビエを90日間摂取させたところ、テストステロンが23.5%増加しました。これだけでは終わりません。総精子数が61.4%も増加し、そのほか精子の運動率や正常な形をした精子の割合も大幅な増加が確認されたのです。
まさしく男性妊活の救世主ともいえる、文句のつけどころのない成分です。男性サプリとして人気が出始めている理由がよくわかりますね。
※11参照:Clinical evaluation of spermatogenic activity of processed Shilajit in oligospermia
1位.バイオドーパ(ムクナ抽出物)
男性妊活サプリランキング、テストステロンブースター部門第一位は、ムクナ豆の抽出物である『バイオドーパ』です。
ムクナ豆には、脳でドーパミンの原材料になる「L-ドーパ」が含まれています。そしてバイオドーパはL-ドーパが30%以上含まれていることが保証されている、高品質なムクナサプリの素材という位置付けです。
バイオドーパは抗酸化作用やドーパミンの増加など、様々なメカニズムで男性妊活を徹底的にサポートしてくれるのが特徴。
まずドーパミンはテストステロンと並んで性欲を引き出すために欠かせない成分の一つです。動物実験ではドーパミンが脳内に放出されるとオスの性的行動が活発化することがわかっており、おそらく人間でも近しいことが起こっているといえます※12。
つまり、バイオドーパを摂取すると、L-ドーパが脳内でドーパミンに変換されるため、性欲の向上が期待できるのです。
さらにドーパミンは脳の指令を活発化させて、テストステロンを生成するためにも使われます。そのため、バイオドーパの摂取はテストステロンを高めて性機能や精子の質も高めることができるのです。
実際の研究でも精子の質が低い男性に対して「Lドーパ」が180mg〜210mg含まれたムクナを3ヶ月間摂取させたところ、テストステロン値が41.6%上昇したというデータが出ています※13。
さらに同じ用量での実験では、以下の通り精子のバロメーターも大幅に向上が確認されているんです。
- 精子濃度: 206.4%、
- 運動性: 28.9%
- 精液量: 17.5%
性欲、性機能、精子と全ての課題を様々なアプローチでカバーできるバイオドーパは、現在最も注目すべき男性妊活サプリといえますね。
妊活をしているならまずは飲んでも良いというぐらい、多くの男性におすすめできる男性妊活サプリメントの素材です。
※12参照:Dopamine and male sexual function
※13参照:Mucuna pruriens Reduces Stress and Improves the Quality of Semen in Infertile Men
男性妊活サプリの製品選びで注目すべき3つのポイント
ランキングでおすすめ成分を紹介したばかりですが、ここでは男性妊活サプリの製品を選ぶ時に気を付けてもらいたい3つのポイントをご紹介します。
① 基礎栄養素以外の成分で決める
男性妊活サプリを選ぶうえでまずチェックしたいのは、基礎栄養素以外の有用な成分がどれだけ入っているかです。
途中でもお伝えしましたが、基礎栄養素だけをとるならよほどマルチビタミンの方がコスパ抜群。ビタミンCやビタミンE、葉酸や亜鉛など、特定の必須栄養素をアピールしている男性妊活サプリは非効率です。
あなたが男性妊活サプリを選ぶのは、性機能や精子の質を積極的に高めたいからではないでしょうか? であれば、今回ご紹介した抗酸化作用系の成分や、テストステロンブースターに着目をしてみてください。
きっと今までとは異なる体感に驚くはずですよ。
② 有効成分量が保証された『規格化素材』に注目
今回ご紹介したサプリメントの素材、どれも聞きなれない単語が並んでいたと思いませんか?
実は意図的に規格化された素材を選んでいたので、名前も聞きなれない成分が多くなってしまったんです。
サプリの素材における規格化とは「特定の有効成分を一定以上含んでいることが保証された素材」という定義になります。特に植物系の素材に多いですね。
もう少し詳しく解説します。植物は生育環境によって含まれる栄養素が変わってしまうため、本来は品質が安定しないのが弱点といえます。
たとえば、今回注文したサプリには有効成分が50%含まれており、強い効果を実感したとしましょう。次回、同じ製品を買ってもまた有効成分が50%含まれているとは限らないのです。
しかし、規格化素材はこのようなサプリの弱点を克服しています。体感の素になる有効成分を必ず一定量以上含んでいることが原料メーカーにより保証されているので、一見すると同じ素材でも効果や品質の安定性が大きく異なるのです。
規格化素材の概念を知ったあなたは、すでにサプリ上級者の仲間入り。ぜひ規格化素材に注目して、男性妊活サプリも選んでみてください。
③ 男性向けサポートの質もチェック
最後にぜひ確認してほしいのは、サポートの体制。
男性妊活はただサプリを飲むだけでは不十分。そのほか、普段の生活で気を付けるべきポイントやサプリ以外の取り組みが必要な場面は必ずやってきます。
しかし、女性の妊活は一般的でサポートの手厚い製品が多い中、男性専用の手厚いサポートを提供している企業はなかなか無いのが実情です。男性妊活は広まりつつあるものの、まだまだ発展途上だと感じますね。
だからこそ、もし本気で妊活に取り組みたい男性は、サポート体制の充実した製品を選ぶべきだと思います。
男性妊活サプリはデータを重視して本当に必要な素材を取り入れよう
ここまで男性妊活サプリの仕組み部分やおすすめランキングをご紹介してきました。
男性妊活はまだまだこれから伸びていく分野。そのため、まだ完璧なサプリやサービスを提供できている企業はなかなか無いと感じる今日この頃です。
それでも、正しい知識を身につけてデータが豊富なサプリを選ぶことで、少しづつ状況を改善することは可能です。
あなたも今回ご紹介したポイントに着目して、男性妊活サプリを選んでみてください。
ちなみに弊社のLINEの無料相談窓口では、男性妊活に関するご相談をいつでも承っています。みなさまからいただいたメッセージには、私を含めた有資格者が1通1通手作業で返信しているので、お悩みの方こそぜひご相談ください。
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