パソコン工房はiiyama PCブランドから、15.6型のゲーミングノートPC「LEVEL-15FX155-i7-PLSX」を新発売した。

  • 「iiyama PC LEVEL-15FX155-i7-PLSX」174,700円

本製品はCPUに「Core i7-13700H」、ディスクリートGPUに「GeForce RTX 4050」を採用。またリフレッシュレート144Hzの高速ディスプレイを搭載しており、最新3Dゲームを滑らかに表示可能だ。それでいて標準構成モデルで174,700円という価格を実現している。今回は本製品の実機を借用したので、詳細スペック、使い勝手、パフォーマンスについてじっくりとレビューしていこう。

  • 本製品はCPUに「Core i7-13700H」、ディスクリートGPUに「GeForce RTX 4050」を搭載している

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ゲーミング仕様のCPU&GPUを採用、144Hzディスプレイも搭載

「iiyama PC LEVEL-15FX155-i7-PLSX」は、OSに「Windows 11 Home 64ビット」、CPUに「Core i7-13700H」(14コア[Pコア×6、Eコア×8]、20スレッド、最大5.00GHz)、ディスクリートGPUに「NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPU」を採用。メモリは16GB(DDR4-3200、SO-DIMM、8GB×2)、ストレージは500GB SSD(NVMe接続)を搭載している。

  • 天板にはゲーミングPCブランド「LEVEL∞(レベルインフィニティ)」のロゴが記載されている

  • 底面の冷却口からは2基の大型空冷ファン、ヒートパイプ、ヒートシンクが覗けて見える。高い冷却効率によりCPUとGPUのピークパワーを安定して引き出せる

ディスプレイは15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080ドット、リフレッシュレート144Hz)を搭載。ディスプレイ上部には100万画素Webカメラとデュアルアレイマイクを内蔵している。

インタフェースは充実しており、USB Type-C 3.1(右側面×1、背面×1)、USB Type-A 3.0(左側面×1)、USB 2.0(左側面×1)、Mini DisplayPort(背面×1)、HDMI(背面×1)、有線LAN端子(右側面×1)、microSDメモリカードスロット(右側面×1)、3.5mmヘッドセット端子(左側面×1)、マイク入力(左側面×1)を装備。USBハブなどを装着しなくても、多くの周辺機器を直接接続可能だ。ワイヤレス通信はWi-Fi 6E、Bluetooth 5をサポート。オンラインゲームなどで高速ワイヤレス通信を利用できる。

  • 背面にはUSB Type-C 3.1×1、HDMI×1、Mini Display Port×1、電源端子×1を用意

  • 右側面にはmicroSDメモリカードスロット×1、USB Type-C 3.1×1、有線LAN端子×1、左側面にはセキュリティーロックスロット×1、USB Type-A 3.0×1、USB 2.0×1、マイク入力×1、3.5mmヘッドセット端子を装備

  • ディスプレイの最大展開角度は132度

  • パッケージには本体、ACアダプタ、電源ケーブルのほかに、各種マニュアルと保証書が付属する

本体サイズは360×241×28.8mm、重量は約2.05kg。バッテリーは52Whのリチウムイオンバッテリーを搭載。バッテリー駆動時間は未公表だ。

本製品は購入時にカスタマイズ可能で、OSはWindows 11 Home/Windows 11 Pro、メモリは16GB/32GB/64GB、1stストレージは500GB/1TB/2TB、2stストレージはなし/500GB/1TB/2TBから選択できる。構造的にはメモリ、ストレージを自分で換装、増設できるが、容易な作業ではないため、購入時に必要なメモリ、ストレージを搭載しておくことをおすすめする。(※保証に関して保証外となる場合もあるので詳しくはこちら

  • ACアダプタのコード長は実測180cm、電源ケーブルの長さは実測102cm

  • ACアダプタの型番は「A17-180P4B」。ACアダプタの仕様は入力100-240V、出力20V 9A、容量180W

  • 本体の実測重量は2,037g

  • ACアダプタと電源ケーブルの合計重量は実測604.5g

素早いマウスの動きにも滑らかに追従する144Hz高リフレッシュレートディスプレイ

本製品最大の売りは144Hzのリフレッシュレートを実現した15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080ドット)ディスプレイ。3Dゲームなどでフレームレートを高く設定すると、グラフィックが滑らかに表示される。TPS/FPS系のゲームで素早くマウスを動かしても、画面が滑らかに描画されるので、建物内での撃ち合いの際でも敵の動きにしっかりと追従できる。オンラインゲームでの勝率向上に貢献してくれるはずだ。

  • 15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080ドット)の輝度や色域は非公表。表示面積が15.5型と広いので、視認性は良好だ

  • 実測したsRGBカバー率は62.1%、sRGB比は62.4%

  • ディスプレイのリフレッシュレートは144Hz。3Dゲームなどでフレームレートを高く設定すれば、滑らかなグラフィックで快適にプレイできる

Webカメラの解像度は100万画素だが、HDR Proを有効にすれば室内灯下でも明るく、健康的な肌色で撮影できた。ビデオ会議用途であれば実用上十分な画質を備えている。

  • ディスプレイ上部には100万画素Webカメラとデュアルアレイを内蔵

  • Windows 11の「カメラ」アプリで撮影(HDR proオン)

キーボードはテンキー付きの日本語仕様。キーピッチは実測18mm、キーストロークは実測1.8~1.9mmが確保されている。一部記号キーを除いた文字キーは等幅に揃えられており、密着しているキーもないので、違和感なくタッチタイピングできる。ダイビングボード構造のタッチパッドは実測120×72mmと広めで、クリック感も良好。テンキーはオフィスアプリを常用する方に重宝するはずだ。

  • キーボードはテンキー付きの日本語仕様。キーピッチは実測18mm、キーストロークは実測1.8~1.9mm前後

  • パームレストが広いのでしっかりと手首を預けてタイピングできる

  • キーボードバックライトは15色のなかから好みの色に設定できる。明るさは4段階で調節可能だ

  • タッチパッドの面積は実測120×72mmが確保されており、3本指ジェスチャーも容易だ

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CINEBENCH R23のマルチコアは18320、3DMarkのTime Spyは8779を記録

本製品はCPUに「Core i7-13700H」、ディスクリートGPUに「GeForce RTX 4050」を搭載している。どのぐらいのパフォーマンスを備えているのか、前世代の「Core i7-12700H」、 「GeForce RTX 3050」を搭載したマシンと比較してみよう。

  • ベンチマークは設定ユーティリティー「Control Center」で動作モードを「パフォーマンス」、ファンを「最大」に設定して実施している

定番ベンチマークを実施したところ、「LEVEL-15FX155-i7-PLSX」はCore i7-12700H/GeForce RTX 3050搭載機に対して、総合ベンチマーク「PCMark 10」の総合スコアで104%相当、CPUベンチマーク「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)で118%相当、CPU(Single Core)で107%相当、3Dグラフィックスベンチマーク「3DMark」のTime Spyで158%相当、Fire Strikeで168%相当、Wild Lifeで157%相当のスコアを記録している。ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.4」についてはほぼ横並びだ。

総合ベンチマーク、CPUベンチマークのスコアも着実に向上しているが、特に顕著な伸びを示しているのが3Dグラフィックス性能。実際の3DMarkの推定ゲームパフォーマンスを参照してみると、「Apex Legends」で「140+FPS」(140fps以上)と算出されている。144Hzの高速ディスプレイを活かせるだけの3Dグラフィックス性能を備えているわけだ。

LEVEL-15FX155-i7-PLSX(本レビュー機) LEVEL-15FX152-i7-NASX(旧モデル 参考)
CPU Core i7-13700H Core i7-12700H
GPU GeForce RTX 4050 GeForce RTX 3050
メモリ 16GB(DDR4-3200) 16GB(DDR4-3200)
ストレージ 500GB SSD(NVMe接続) 500GB SSD(NVMe接続)
■PCMark 10 v2.1.2662
総合 6092 5862
Essentials 10081 9720
Productivity 8154 8331
Digital Content Creation 7465 6751
■CINEBENCH R23.000
CPU(Multi Core) 18320 15532
CPU(Single Core) 1896 1766
■3DMark v2.28.8213
Time Spy 8779 5566
Fire Strike 21267 12695
Wild Life 50995 32449
■CrystalDiskMark 8.0.4
1M Q8T1 シーケンシャルリード 3498.306 MB/s 3562.800 MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト 1652.312 MB/s 2410.485 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード 2101.733 MB/s 2524.863 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト 1645.650 MB/s 1991.079 MB/s
4K Q32T1 ランダムリ-ド 463.180 MB/s 429.867 MB/s
4K Q32T1 ランダムライト 358.701 MB/s 469.878 MB/s
4K Q1T1 ランダムリ-ド 76.999 MB/s 55.779 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 258.394 MB/s 119.107 MB/s
  • ディスプレイ輝度50%で「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行した際のバッテリー駆動時間は3時間48分

ゲーミングノートPCの初購入を検討している方に魅力的な選択肢

今回の「LEVEL-15FX155-i7-PLSX」は、「Core i7-13700H」、「GeForce RTX 4050」、リフレッシュレート144Hzの15.6型ディスプレイを組み合わせて、バランスのいいゲーミング性能を実現。また、メモリ、ストレージ容量をカスタマイズすることで、目的に応じたスペックで購入可能だ。さらにゲーミングノートPCとしては比較的軽量な2.05kgのボディも優位点だ。初めてゲーミングノートPCの購入を検討している方に、「LEVEL-15FX155-i7-PLSX」は魅力的な選択肢と言えよう。

レビュー製品の詳細はコチラ

 主なスペック

メーカー ユニットコム(パソコン工房)
ブランド iiyama PC
製品名 LEVEL-15FX155-i7-PLSX [Windows 11 Home]
ディスプレイ 15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080ドット、リフレッシュレート144Hz)
CPU インテル® Core™ i7-13700H プロセッサー(14コア[Pコア×6、Eコア×8]、20スレッド、最大5.00GHz)
メモリ 16GB DDR4-3200 SO-DIMM(8GB×2、最大64GB)
SSD 500GB(NVMe接続)
HDD
チップセット CPU統合チップセット
光学ドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPU
OS Windows 11 Home 64ビット
LAN 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応(RJ-45)
無線 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5
インタフェース USB Type-C 3.1(右側面×1、背面×1)、USB Type-A 3.0(左側面×1)、USB 2.0(左側面×1)、Mini DisplayPort(背面×1)、HDMI(背面×1)、有線LAN端子(右側面×1)、microSDメモリカードスロット(右側面×1)、3.5mmヘッドセット端子(左側面×1)、マイク入力(左側面×1)
Webカメラ 100万画素
セキュリティ セキュリティスロット(左側面×1)
バッテリー駆動時間 未公表
サイズ 360×241×28.8mm
重量 約2.05kg

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