人気のフルメタルG-SHOCKの新ラインナップ「POLYCHROMATIC ACCSENTS(ポリクロマチック アクセンツ)」シリーズが2023年10月13日(金)に登場した。「POLYCHROMATIC ACCSENTS」とは「多色のアクセント」という意味。フルメタルオリジン「GMW-B5000」と新定番の「GM-B2100」をベースに、マルチカラーとグラデーションをアクセントに取り入れたシリーズだ。今回は、そんな色鮮やかなディテールや質感について、実機写真を用いて紹介する。

カラフルな時計といえばG-SHOCK

「POLYCHROMATIC ACCSENTS」シリーズは、全4モデル。「GMW-B5000」をベースにした、シルバーの「GMW-B5000PC-1JF」とブラックIPの「GMW-B5000BPC-1JF」。「GM-B2100」をベースにした、シルバーの「GM-B2100PC-1AJF」とブラックIPの「GM-B2100BPC-1AJF」だ。

  • フルメタルのボディにダイヤルのアクセントカラーが映える「POLYCHROMATIC ACCSENTS」シリーズ

  • シルバーのベゼルとバンド×メタリックブルーのダイヤルが爽やかな「GMW-B5000PC-1JF」

  • ベゼルとバンドにブラックIPを使用し、ダイヤルの鮮やかなグラデーションが際立つ「GMW-B5000BPC-1JF」

  • シルバーのベゼルとバンド×ブルー系のグラデーションが印象的な「GM-B2100PC-1AJF」

  • ブラックIPのベゼルとバンド×オレンジ系のグラデーションが鮮やかな「GM-B2100BPC-1AJF」

価格はシルバーの「GMW-B5000PC-1JF」と「GM-B2100PC-1AJF」が80,300円(税込)、ブラックIPの「GMW-B5000BPC-1JF」と「GM-B2100BPC-1AJF」が89,100円(税込)。

本シリーズは「フルメタルG-SHOCKの単なるカラーバリエーション」ではない。マルチカラーとグラデーションを使用したダイヤルは「様々なスタイルや新しい価値観の共存」を表現。スポーツ、ミュージック、ダンス、アウトドアなど幅広いシーンでユーザーをサポートするG-SHOCKのイメージといってもいい。

そんな本シリーズを初めて目にしたときに私が感じたのは、それまでモノトーンだった腕時計という文化にカラーという新しい概念を持ち込んだ“G-SHOCKの歴史”である。1987年以降、腕時計にカラー(イエロー、グリーン、ブルー)という選択肢を付加し、ファッションの一部として、個性を主張するツールのひとつにしたG-SHOCK。そんな革命的なG-SHOCKの歴史を特徴的なグラデーションカラーとともに、ウレタン(樹脂)のモデルから進化したフルメタルモデルで、表現しているのではないかと感じた。(※)。

ベースモデルに現代のマスターピースたる「GMW-B5000」と「GM-B2100」をモデルにした本シリーズ。かつてのG-SHOCKの歴史にならい、G-SHOCKをカラフルに進化、活性化させて行く、というカシオの宣言のようにも感じることができる。

※1987年 、“G-SHOCK”初のカラーモデルとしてイエローの「DW-5600C-9BV」が海外で発売。以降、グリーンの「DW-5600B-3V(1991年 海外発売)」、ブルーの「DW-5600B-2V(1991年 海外発売)」がリリースされ、G-SHOCKはタフネスに加えカラーの面でも業界に衝撃を与えた。

あなたはどのモデルを選ぶ?

色鮮やかな「POLYCHROMATIC ACCSENTS」シリーズ。魅力の詰まっている本シリーズからどれを選ぶのか。私の考える判断基準は次の3点である。

・時刻表示はデジタルか、アナログか。
・時刻修正はBluetoothによるモバイルリンクだけで十分か、電波時計もまた必要か。
・ベゼルとバンドはシルバーか、ブラックIPか。

では、各モデルの外観とディテールを見て行こう。

なお、“時刻修正”については、Bluetoothだけでよしと考えるなら「GM-B2100」系の「GM-B2100PC-1AJF」、「GM-B2100BPC-1AJF」。Bluetoothと電波時計を希望するなら「GMW-B5000」系の「GMW-B5000PC-1JF」、「GMW-B5000BPC-1AJF」から選ぶことになる。

  • ガラス蒸着のメタリックブルーとブルーのラインのコンビネーションが美しい「GMW-B5000PC-1JF」

  • ガラス蒸着のメタリックブルーとレッドラインのコンビネーションがG-SHOCKらしさを感じさせる「GMW-B5000BPC-1AJF」

  • ダイヤルの各所に多くの色を配置し、ブルー系のグラデーションでクールな「GM-B2100PC-1AJF」

  • ダイヤルの各所に多くの色を配置し、ブラックにオレンジ系のグラデーションが映える「GM-B2100BPC-1AJF」

  • 裏ぶたは、4モデルともスクリューバックを採用。バンド接続部は3本足構造で、連結パイプに加わる衝撃を分散している(写真は「GMW-B5000PC-1JF」)

  • 「GM-B2100BPC-1AJF」(上)と「GMW-B5000BPC-1JF」(下)のサイドビュー)

  • ベゼルトップはヘアライン、斜面はミラー(ポリッシュ)で仕上げ、金属的な美しさを強調(写真は「GMW-B5000PC-1JF」)

  • G-SHOCKのバンドの特徴、ディンプル(凹穴)もシャープに再現

  • 質感の違うシルバーとブラックIPのバンド

  • 「GM-B2100」系のスーパーイルミネーター(残照機能付き)も十分な明るさ(写真は「GM-B2100PC-1AJF」)

機能や性能は各ベースモデルと同じく、すべてタフソーラー駆動。もちろん、装着感もベースモデル同様だ。重量は165g(「GM-B2100」)と167g(「GMW-B5000」とやや重めである。しかし、バランスが本体とバックルに分散されているためか、数字から想像するほどの重量感や着けたときの疲労感はない。

また、本シリーズの良さとして感じたのは、着けていると気分が晴れやかになるというか、前向きになれることだ。それはメタリックのはつらつとした輝きや、マルチカラーの華やかさが影響していると思われる。やはり、色がある時計が選べるのは素敵なことだと実感した。 カラーの腕時計という新しい概念を持ち込んだG-SHOCKに感謝だ。

カジュアルからビジネスまで、幅広いシーンで活躍するフルメタルG-SHOCK。なかでも「POLYCHROMATIC ACCSENTS」シリーズを着けていると、ジャケットやシャツを選ぶとき、もう少しだけ明るい色にしてみようかな、色を取り入れてみようかなと思える。日々を彩ってくれる本シリーズは、どのモデルも魅力的で購入時には迷ってしまいそうだ。 気になった方は、店頭でチェックしてみてはいかがだろうか。

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