ここ数年、SDGsという言葉を見かけたり聞いたりすることが増えてきました。国や企業が積極的に取り組みを始めたことで、世間での注目度はますます高まりつつあります。読者のみなさんのなかにも、「個人的にサステナブルな活動はできないだろうか……」と考えている人もいるのではないでしょうか?
今回紹介する『Green Ponta Action』は、まさに日常的にSDGsに取り組みたいと思っている人におすすめのアプリ。気軽に始められて、毎日楽しみながらSDGsについて学んだりアクションすることができます。
では、そんな『Green Ponta Action』はどのようにして生まれたのでしょうか。開発した企業であるロイヤリティ マーケティングのコンシューマービジネスグループ新規事業開発部・部長の佐藤智仁さんと上原賢二さんにお話をうかがいました。
●プロフィール
佐藤智仁さん
ロイヤリティ マーケティング コンシューマービジネスグループ新規事業開発部 部長
SDGsやWeb3など、ロイヤリティ マーケティングが注力するユーザー向け新規事業開発を担う部門を統括している。上原賢二さん
ロイヤリティ マーケティング コンシューマービジネスグループ新規事業開発部
新規事業開発の中でもSDGs領域を担当。Green Ponta Actionのサービスの改修や運用保守、新規開発などに幅広く関わっている。
SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称こと。2015年9月の国連サミットにて全会一致で採択された国際目標で、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すことを定めています。17のゴール・169のターゲットから構成されており、たとえば「貧困をなくそう」や「すべての人に健康と福祉を」、「気候変動に具体的な対策を」などの目標が設定されています。
『Green Ponta Action』のアプリダウンロードはこちらから
“イイコト”を貯めてPontaポイントをもらえる『Green Ponta Action』
――まずは『Green Ponta Action』の概要について教えてください。
佐藤さん『Green Ponta Action』は、SDGsに関するアクションをすることで“イイコト”というスコアを貯められるアプリです。“イイコト”をたくさん貯めたユーザーはステージが上がり、Pontaポイントがもらえるという仕組みになっています。
SDGsに関するアクションといっても難しいことではなく、歩いたり眠ったり、SDGsに関する記事を読んだりと、手軽にできることばかり。
――具体的にはどんなアクションが用意されていますか?
佐藤さん 現在11のアクションがあります。たとえば「知る」では、SDGsに関する記事を読むだけ、「宣言する」では、SDGsに関する宣言のなかから自分が今日の目標にするものを選択するだけで“イイコト”が貯まります。
佐藤さん ほかにも、30年前の天気と今日の天気を比較してチェック、動画を見て寄付、アンケートやクイズなど様々なアクションを楽しんでいただけます。また、SDGsは自分だけでなく、たくさんの人と一緒に取り組むことが重要なので「広げる」というアクションも用意しています。
SDGsのハードルを下げ、気軽に取り組めるようにしたい
――『Green Ponta Action』の開発の経緯について教えてください。
佐藤さん 弊社は2008年の創業以来、企業理念として「無駄のない消費社会構築に貢献する」を掲げています。当時からSDGs的な考えがあったと言えます。様々な競合のポイントサービスがあるなかで、ポイントとSDGsを組み合わせることで、Pontaポイントを選んでいただけることにもつながると考え、強い思い入れを持ってスタートしました。
――『Green Ponta Action』はポップなデザインで、ユーザーとしても気軽に利用できそうですね。
佐藤さん SDGsに関するアプリはすでに他社からもいくつかリリースされていましたが、ちょっとカタめな雰囲気のものが多い印象でした。アプリ開発にあたって、実施した事前の調査でも、ユーザーからはSDGsに対して「なんだか難しいイメージがある」「もっと気軽に取り組めたらいいのに」といった声があがっていました。
また、寄付についても「寄付したお金がどんな団体にどう使われているのかわからないのが嫌だ」という声がありました。こうしたユーザーの声を反映して開発に着手していきました。
――開発においてこだわった点について教えてください。
佐藤さん 1番こだわった点は、いかに気軽に使えるかということです。ヘルスケアアプリと連携して歩くだけでもいいし、天気をチェックするだけでもいい。より日常生活のなかに取り入れやすいアクションを意識して設計しました。
ユーザーにすべてのアクションをやってほしいというわけではなく、自分がやりたいところから始めていただきたいです。
――ヘルスケアアプリを使って、歩数を計測している人は多いと思います。そういう人が歩数をチェックするのに、『Green Ponta Action』を開いてくれるといいですよね。
佐藤さん そうですね。毎日何回もアプリを開かなくても、1日1回とか、2日に1回とか、ユーザーのペースで楽しんでいただければ嬉しいです。
――開発に携わった立場として、上原さんのこだわりもぜひ教えてください。
上原さん 私は開発の途中から参画したのですが、そこから新規に追加したのが「すいみん」でした。飛騨高山(岐阜県)や諸塚村(宮崎県)、早川町(山梨県)など自然豊かな場所で収録した様々な「自然の音」を再生し、良質な眠りをとることで“イイコト”を獲得できるというアクションです。
私もそうですが、現代人は睡眠不足に悩まされている人も多いと思うので、ぜひこのアクションを活用して良質な眠りをとりながら“イイコト”を貯めていただきたいですね。
――アクションで貯まるのが“イイコト”というネーミングなのも面白いですね。
上原さん 実は、最初は単に「スコア」という名称だったのですが、アプリを通じて「イイコトをしているんだな」という実感していただきたいと思い、名称を変更しました。
――たしかにSDGsには様々なテーマがありますが、どれも突き詰めれば“イイコト”をしているわけですからね。
佐藤さん そしてもうひとつ、最近力を入れている取り組みが「寄付」です。動画を見て広告収益の一部を寄付できる「動画で寄付」や、サービスの新規登録などのミッションをクリアしてPontaポイントを貯めることができ、さらに広告収益の一部が寄付される「ポン活で寄付」といったアクションを用意しています。正直、日本は欧米に比べてまだまだ寄付の文化が育っていないのではと感じています。また、寄付したお金がどんなところに使われているのかわからないことを不満に思う方も多いです。
これらの寄付機能は、何より気軽に寄付に参加できますし、寄付先についてもアプリ内ですべて公開しています。寄付先がわかると、さらに世の中の課題に気づいたり、興味を持ったりするきっかけにもなると思います。
また、広告収益は『Green Ponta Action』自体の運営費にもなります。できるだけ長く続けていくためにも、こうした収益化と寄付の取り組みは今後も模索していきたいです。
『Green Ponta Action』で着実にSDGsの輪が広がっている
――Green Ponta Actionの効果についてはどのように感じていますか。
佐藤さん 正直、最初はどれだけSDGsの推進に役に立つかは未知数でした。
しかし、リリース後にリサーチした結果、『Green Ponta Action』を日常的に使っているユーザーほど、実際にSDGsにつながる行動をしている割合が高いことがわかったんです。アクションを実行することで、SDGsに接する機会が増えたことが理由ではないかと思っています。
――Green Ponta Actionは今後もアップデートで改善されていくのでしょうか。
上原さん もちろんです。このアプリは、半年ごとにシーズンが切り替わり、イイコトを新たに貯めていくことができます。先日、シーズン6に突入し、そこで「知る」のコンテンツもリニューアルしました。もともとは記事を別ブラウザで開き、読み終わった段階でボタンを押すと「イイコト」をもらえるようにしていたのですが、それではユーザーの環境によって記事がうまく表示できないときに機能しなくなってしまう場合がありました。
そこで、現在ではアプリ内で記事を表示してアプリの切り替えをなくし、ボタンも削除しました。このように、ユーザーの声を参考にして積極的な機能改善を行っています。
――本記事を読んでGreen Ponta Actionを始めたいと思った方に、おすすめのアクションなどを教えてください。
佐藤さん 個人的にお気に入りなのは「イイコト応援プロジェクト」です。森づくりや子どもの支援、バリアフリー、スポーツ振興など、毎日ひとつ選んで投票を行っていただきます。期間中に投票数が多かった順に我々が寄付させていただくという取り組みです。
リアルタイムに投票数の変化がわかるので、「今これだけの人が投票に参加しているんだな」という実感が得られます。アプリを使っていてあまりほかのユーザー様の存在を感じることって少ないと思うのですが、この投票ではほかのユーザーも参加しているんだということが感じられて、私はすごく好きです。
上原さん 私がおすすめしたいのは「あるく」ですね。1番日常的な行動ですし、気づいたら「イイコト」が貯まっていたという気軽さもいいなと思います。また、空き時間には、ぜひ「知る」からSDGs関連の記事を読んでいただけたら嬉しいですね。
林野庁長官賞を受賞した「森づくり応援プロジェクト」とは
――2021年4月から2022年6月にかけて実施された「森づくり応援プロジェクト」について詳しく教えてください。
佐藤さん もともと『Green Ponta Action』を立ち上げた企画段階で、大きなテーマのひとつだったのが「脱炭素」です。具体的に私たちに何ができるのかを考えたとき、トピックとしてあがったのが「J-クレジット制度」(※)でした。そこでJ-クレジットを扱っている団体にお声がけして、全国各地の森づくりを支援させていただくことになりました。
※温室効果ガスの排出削減量・吸収量を「クレジット」として国が認証する制度
当時は『Green Ponta Action』を使っていただければいただくほど、我々が購入するJ-クレジットを増やしていくという仕組みにしていました。 みんなでアプリを使うことでSDGsへの意識を高め、結果としてJ-クレジットの購入にもつながり、全国各地の森づくりに貢献できるという流れです。
――森づくり応援プロジェクトは林野庁長官賞も受賞されましたね。
佐藤さん 2022年から始まった「森林×脱炭素チャレンジ」という林野庁の取り組みがあり、そちらで長官賞をいただくことができました。『Green Ponta Action』を通じた取り組みがいい意味でゆるく、ユーザーへダイレクトにアプローチしている点を評価いただけたのだと思います。SDGsに一般の方を巻き込んでいく試みは意外と難しいようで、私たちの取り組みが他の企業にとっても参考になるものだったようです。
――『Green Ponta Action』の今後の展望について教えてください。
上原さん 細かな部分でいうと、現在は1日に獲得した“イイコト”はわかるのですが、内訳までは確認できません。過去に自分がとったアクションと、それで獲得した“イイコト”を振り返りたいというユーザーの声も多いので、近いうちに「イイコト履歴」機能の追加を検討しています。
佐藤さん 寄付に関する機能をこれからもっと強化していきたいです。自分が動画を見たことでどれくらいの寄付につながったのか、アプリ全体でどれくらい寄付できているのかなどが明確になると、モチベーションアップにもつながるのではと考えています。
――最後に読者へのメッセージをお願いします。
上原さん 私は今20代後半なのですが、自分と同じ世代やもっと若い世代にも『Green Ponta Action』を使っていただいて、SDGsについてもっと関心を持っていただきたいと思っています。そして、ぜひ「あるく」のような気軽なところから始めてもらえると嬉しいです。
佐藤さん 私はどちらかというと、SDGsに今までぜんぜん興味がなかった人に使っていただきたいですね。せっかくPontaポイントが貯まるアプリですから、いわゆるポイ活のひとつとして始めていただいても、ぜんぜん構わないと思っています。ポイ活をやっていたら、自然と社会貢献にもつながっていたくらいのゆるい関わり方で十分です。そうやってたくさんの人に使っていただき、SDGsの輪を広げていきたいですね。
スマホを片手にSDGsを始めよう!
スマホさえ持っていれば、「あるく」「すいみん」「記事を読む」といった日常的な行動を通じて気軽にSDGsに関われるアプリ『Green Ponta Action』。Pontaポイントも貯まることから、SDGsに興味がなくてもおトクなアプリとなっています。
まずはダウンロードして、気軽に“イイコト”を始めてみましょう!
『Green Ponta Action』のアプリダウンロードはこちらから
[PR]提供:ロイヤリティ マーケティング