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英語の活用に力を入れている背景について教えてください
ーー事業内容について教えてください。
寺田さん 弊社は、日本で初めてアルミホイールの量産を開始した会社として、アルミホイールの開発・設計・製造・販売を一貫して行っており、人々に安全と楽しさを提供する製品をつくっています。現在は、素材・形状・デザイン・製造方法全てにおいて、時代を見据えたモノづくりが目標です。
ーー英語を活用する業務や場面について教えてください。
太田さん 弊社では英語を活用する場面はいくつもありますが、毎日実施することとして朝礼における行動指針やスローガンの唱和を英語で行っています。そのほかにも、社内のプレゼンテーションも英語で行っていたり、社内で使う社内用語もすべて日本語の上に英語が併記されていたりもするので、日本にいるメンバーも日常的に英語に触れる場面があります。
ーー英語の活用に力を入れている理由とその背景について教えてください。
寺田さん 弊社は、経営の根幹はコミュニケーションにあると考え、英語の活用に力を入れています。海外グループ会社間では英語が基本になるため、日本人の社員を海外に派遣した時でもコミュニケーションをうまく取れるよう、日本国内でも日常的に英語を話す機会として、英語で朝礼や夕礼を実施し始めました。その結果、英語を活用する習慣が徐々にスタンダードになり、現在では社内の会議や報告会のプレゼンテーションもすべて英語で行うようになっています。
ーー英語力をつけるための会社としての支援策を教えてください。
寺田さん 社員に英語力をつけるだけでなく、自身の英語力を客観的に分析してもらうために2010年からTOEIC® Listening & Reading Test(以下、TOEIC® L&R)を導入しました。さらに、年4回受験する機会を設けることで、英語力の向上を目指しています。導入したことで、会社としても社員の英語力を見える化できるようになるので、1つの指標になっています。また、2012年に報奨金制度をつくり、点数が大幅に上がった社員に対して報奨金を渡すことで、社員がより意欲的に英語に取り組める環境をつくっています。
●社内のプレゼンテーションも基本的には英語で行う
●経営の根幹はコミュニケーション
●年に4回TOEIC® L&Rを受験
●TOEIC® L&Rの点数に応じた報奨金制度がある
海外拠点が16ヶ所!エンケイでグローバルに活躍する人材とは?
ーー海外拠点の特徴について教えてください。
太田さん 弊社の海外拠点にはエンケイの文化が根付いており、日本国内の拠点と同じ部分が多いのが特徴です。弊社はホイールという軽金属の無機質なものを作っているので、事業所や工場に植物などをたくさん置いたり、植えたりすることで、有機質な空間にしようという文化があります。その文化は海外拠点でも強く意識されている点です。また、元気な挨拶も弊社の文化として大切にされていています。先日タイの拠点に出張で行ったのですが、すれ違うたびに日本語で大きな声で挨拶をしてくれる現地スタッフの方が多くいて感動しました。
ーーエンケイの文化を海外に根付かせるポイントはあるのでしょうか?
寺田さん 挨拶はコミュニケーションの基本となる部分なので、海外の工場であっても挨拶は徹底して教育しています。弊社では1997年から経営手法の1つとして工場監査というものを実施することで、挨拶についてもしっかりと教育が行われているのかの確認をしています。
ーー求職者に対して求める英語力を教えてください。
太田さん 弊社では入社時にTOEIC® L&Rで何点以上が必要という明確な基準は設けていません。大事にしているのはTOEIC® L&Rの点数ではなく、海外の方ともコミュニケーションをとろうという前向きな気持ちです。TOEIC® L&Rを受けたことがないという方でも積極的にご応募いただければと思います。
寺田さん 弊社は製造業なので、入社後に覚える社内の専門用語などは海外拠点でも十分通じるので、海外の人との意思疎通は比較的しやすい環境が整っています。そのため、太田が話したように「英語を喋ってみたい」、「海外の文化に触れてみたい」という英語に対する前向きな気持ちが重要です。
ーー海外拠点で活躍している人材について教えてください。
太田さん 海外拠点で活躍している人材の共通点として、当事者意識を持っていることです。常に物事を自分事として捉えるよう意識しているので、主体性が高く、自分からアクションを起こせる人が多いと思います。
寺田さん 社内研修でも説明されるのですが、その人の仕事や人生の成果というのは、「考え方」×「熱意」×「能力」で決まるといわれています。海外拠点で活躍している人は「考え方」がポジティブな人が多く、知らないことを貪欲に知りたいという「好奇心」や「熱意」が強い人です。「能力」は後からいくらでも伸ばせる部分だからこそ、「考え方」と「熱意」が強い人が活躍できるのだと思います。
●文化を根付かせられたポイントは経営トップによる工場監査
●大事なのは海外の方とコミュニケーションをとろうという前向きな気持ち
●海外拠点で活躍している人の共通点は、他人事ではなくて自分事として考える姿勢
●仕事や人生の成果は「考え方」×「熱意」×「能力」で決まる
社員の英語力育成に向けた取り組みとは?
ーー英語力を高めるためにどのような取り組みを行っていますか?
林さん オフィス内で外部講師が英会話教室を開催しています。オフィス内の英会話教室は、英会話に特化したクラスとTOEIC® L&Rの学習に特化したクラスに分かれるだけでなく、レベル分けもされているので、自分の英語力に合わせて学ぶことができます。社員のモチベーションは人それぞれですが、何年もこの英会話教室に通っている社員も多く、英会話教室に通うことを習慣化している人もいます。
ーー貴社では英語教育に力を入れていますが、その印象を教えてください
江間さん 入社した時には「何で年に4回もTOEIC® L&Rを受けなきゃいけないのか……」という後ろ向きな気持ちがありました。ただ、弊社は8ヶ国に16拠点を持っており、出向者も多くいるので、最近では英語力の必要性を強く感じ、英語への意欲が高まっています。 私は海外拠点のローカルスタッフと関わる機会も多いのですが、TOEIC® L&Rはビジネスの表現も多くあり、業務でも活かせていて助かっています。
ーー英語学習を進めていく上で工夫していることはありますか?
林さん 部署の中でTOEIC® L&Rの点数が上がった人に勉強方法を聞いて、それを全員で共有しています。社内にもTOEIC® L&Rの問題集なども置いてありますし、社員間で情報共有しながら学習を進めることで、学習の効率が良くなっていることを感じます。
ーー英語での業務をやられているとのことですが、どのような工夫や意識をされていますか?
江間さん 私たちが英語を使う場面のほとんどが現地スタッフとのメールでのやりとりになるのですが、工夫している点は2つあります。 1つ目は表現が曖昧にならないようにすることです。エンケイの専門用語などもあるので、それらをうまく使いながら相手に伝わる文章にすることを心がけています。 2つ目は相手にとって失礼にあたらないようにすることです。日本では一般的な言い回しであっても、海外のスタッフが不快に感じてしまう可能性があります。英語でよく使う言い回しについては、メモ帳などにストックしておき、すぐに取り出せるようすることで、効率よく仕事をできるようにしていますね。
●英会話に特化したクラスとTOEIC® L&Rの学習に特化したクラスがある
●TOEIC® L&Rの勉強が業務でも活かせている
●社内でTOEIC® L&Rの学習方法に関する情報を共有している
●メールのやりとりでは表現が曖昧にならないこと、相手に失礼にならないことを意識している
エンケイより若手ビジネスパーソンへのメッセージ
江間さん 日本国内にも海外に拠点を持っている企業は多くあるので、今後も海外と連携をとる仕事は多くなっていくと予想できます。そのような状況において、英語というのは共通のコミュニケーションツールとしてより必要なものになっていくはずです。学生や若手社員の皆さんであれば、自分の時間を確保しやすい環境だと思いますので、これから幅広い仕事をしていきたいと思っているのであれば、ぜひ英語の学習を頑張ってほしいと思います。
林さん 学生時代に一度つまずいた経験から、英語をつまらないものだと感じている人も多いと思います。私自身も学生時代は英語が嫌いでした。しかし、英語を勉強することは、異なる国の文化や価値観を知るきっかけになります。まずは英語の魅力に気付くことが大事なことだと思いますので、自分の好きなことから少しずつ始めてみてください。
太田さん 英語を勉強して活用することで、さまざまな文化や考え方を知れるので自身の成長にも繋がります。好奇心を持って、学び続けることが英語学習には重要だと思いますので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてほしいです。
寺田さん 若手社員には、何事にも好奇心を持ってチャレンジしていってほしいです。弊社では英語力がそこまで高くない社員にも海外出張のチャンスを与えています。実際に肌で感じることで英語の意識が変わる人も多く、英語能力が上がった社員は多くいます。英語は会社に入ってからでも勉強できますので、必要以上に恐れることなくチャレンジしてほしいです。
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写真:深山 徳幸 文:小町ヒロキ
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