Instagramで「“最恐”トラウマ系心霊マンガ」として話題になり書籍化された『憑きそい』。すべてのエピソードが実体験をもとに描かれたというこの原作をもとに、FODオリジナルドラマ『憑きそい』が制作され、7月28日(金)にFODでの配信がスタートしました。配信開始を記念して、8月3日(木)には全話先行試写会&トークイベントを開催。監督やキャストに加え、応援に駆けつけてくださったスペシャルゲストの島田秀平さんと大島てるさんも登壇したイベントの様子を紹介します。
さらにマイナビニュースだけ特別に、島田秀平さんと大島てるさんに独占インタビューを実施。ここでしか聞けない話が盛り沢山!

トークイベントでは、現場での恐怖体験が次々と明かされて……!?

8月3日(木)、都内映画館でFODオリジナルドラマ『憑きそい』の全話先行試写会が行われました。まずは1話の「黒い服の人」を映画館の大スクリーンで鑑賞。あまりの怖さに静まりかえる会場に、主人公となるめぐみの各世代を演じた山田真歩さん、円井わんさん、櫛田遥流さん、監督の曽根隼人さんと監督/プロデューサーの山口龍大朗さんが登壇し、トークイベントがスタート。

『憑きそい』の原作マンガは、イラストレーター兼占い師の山森めぐみさんが実体験をもとに描いたもの。原作に着想を得て映像化したドラマは、日常のあらゆる場面で起こった恐怖体験をリアルな映像で見せる全9話となっています。

作品について「曽根さんと一緒に日常に潜む“不気味さ”や“不安感”をどれだけ引き出せるかというのを突き詰めて考えた最強ホラーです」と山口監督/プロデューサー。曽根監督は「1話に出てくる“怖い人”は特殊メイクや撮影などさまざまな技術を駆使して作らせていただいたんですが、原作の山森さんが『私が見たままでびっくりしました!』とリアクションしてくれたのでうれしかったです」と、映像のリアルさに自信を見せました。

撮影現場での話になると、「現場は和気あいあいとした雰囲気でした」と円井さんが話す一方、「日本でも5本の指に入るぐらいホラーが苦手」という山田さんは、「本当に怖すぎて、おばけのシーンでは泣きました」と告白する場面も。

さらに曽根監督から「心霊スポットを巡るロケハンをしている時、車内で電話が鳴ったのが全員聞こえたのに、誰の電話も鳴っていなかった」、山口監督/プロデューサーからは「6話の『大家さん』という回の撮影現場で、撮影中の音を聞くためにヘッドフォンをしていたら赤ちゃんの声が聞こえてきて。録音部さんも聞こえたらしいんですけど……」と、次々と現場での恐怖体験が明かされ、全員で恐怖の追体験をすることに……。

怪談上級者も「『憑きそい』はホラー要素の全部乗せ」と大絶賛!

さらにスペシャルゲストとして、手相芸人の島田秀平さんと事故物件情報サイト管理人の大島てるさんが登壇。年間1,000本以上の怪談を聞くという島田さんは「『憑きそい』は、ホラー要素全部乗せで、あらゆる怪異や怖いものが随所にちりばめられていて興奮しました! もちろん初心者の方もすごく怖いと思いますけど、怪談好き、ホラー好きの方こそすごく楽しめる作品だなって思います」と大絶賛。

大島さんは「トイレのシーンが多くてよかったなと思いました。トイレは密室ということもあって事件・事故が起きやすいのでリアル感がありますし、トイレの中にいて外が怖く感じる、何かいるように感じるというのは個人的に斬新に感じました」と独自の視点で『憑きそい』の怖さをアピールしました。

また、島田さんは「霊感の強い人の特徴」である手相として、親指の第一関節の線が曲線で目のように見える「仏眼」と、手の中央に十字がある「神秘十字」を紹介しました。すると山田さんにくっきりと「仏眼」があることが判明。さらに「私はないかな……」とつぶやいた櫛田さんの手相を見た島田さんが「仏眼も神秘十字もどちらも入っています!」と驚く場面も。

トークイベントの最後に、「カメラで撮っているのか実生活をのぞき見しているのか分からなくなるような、お芝居としては本当に難題にチャレンジしていただいて、素晴らしい演技で実現していただきました。9話それぞれいろいろな形の怖さを作ってみたつもりではありますが、素晴らしいキャストの皆さんのお芝居もご覧いただければと思っております」と改めて今作のみどころを語った曽根監督。その言葉を受けて、集まった観客はいよいよ全話を先駆けて鑑賞することに。参加者の鑑賞直後の感想も一部ご紹介します!

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実際にあった事件を連想させるリアリティーがすごい!

今回は、スペシャルゲストとして登壇された島田秀平さんと大島てるさんに、マイナビニュース独占インタビューを実施! 『憑きそい』の魅力についてたっぷり語っていただきました。

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——トークイベントで“ホラー要素全部乗せ”とお話されていましたが、改めて『憑きそい』の魅力をお聞かせください。

島田さん:まずはストーリーと題材ですね。事故物件であったりヒトコワ系であったり呪いであったり遺品であったり、すべての題材が「ここ来るか~!」って感じでした。それから“見え方”ですよね。僕は霊感があるわけじゃないんですけど、直視した時ではなくふとした瞬間に見えるとか、隙間から見えるとか、僕が聞いてきた怪談の体験者の見え方とほぼ一緒だったので、忠実に再現されているんだなと感動しました。本当にありとあらゆる怖さがギュッと集まっていて見事だなと思いますよ。

大島さん:本当にそう思いますね。事故物件の話や不動産屋の話もありましたし、心霊スポットや人身事故の話など、実際にあった事件を連想させる物語もありました。

島田さん:そうなんですよ! そのリアリティーですよね。1話の人身事故の話も実際の事故を彷彿とさせるんですよね。実際に全国ニュースになった人身事故があった駅では、それ以来その駅で身投げする方が増えたという……。

——同じ場所で事故が続いてしまうのには理由があるんでしょうか。

島田さん:これはてるさんともよく話すんですが、不思議と同じ場所で……というのはよくあるんですよね。電車の事故の場合、ニュースを見てそこで死ねると思うのかもしれませんし、電車に乗っていて「命を絶ちたいな……」と思っている人の目線に入るマンションって決まってくるじゃないですか。そうすると、そのマンションの飛び降りが多くなっちゃうんじゃないかと。

大島さん:目に入りやすくてオートロックがなかったり、防犯上の問題があったりと条件が重なる場所ってありますよね。さらに道が狭くて救急車がたどり着けない場所だと同じようなことが起きても不思議じゃない。

島田さん:でも事故物件だからというわけではなくて、問題は心の隙間なんです。「死んでしまったほうが楽かもしれない……」と一瞬魔が差したところに、何かが入り込んで命を奪っているのかもしれません。

大島さん:私でさえ、何かトラブルがあった時に「こんな活動してるせいかな」と思うことがあります。失敗した時に弱気になったり、祟りかなと思ってしまうようなタイプの人は危ないだろうなと思います。

お気に入りの『憑きそい』ストーリーは?

——お2人は全9話ご覧になったということですが、特にお気に入りの話はありますか?

大島さん:私は5話の「道連れのトンネル」ですね。若いころに心霊スポットに行くのはあるあるだとは思いますが、よく知らない人の車に乗ってどこかに行くということ自体がまず怖いですよね。車の中は密室ですから。しかも行き先がいわくつきの場所となると本当に怖いなと思いますね。

島田さん:てるさんは本当に怖がりですからね(笑)。以前、番組で一緒に廃墟みたいなところに行ったら、すごい悲鳴を上げて逃げていました。

大島さん:怖いのは嫌ですね(笑)。ああいうのは本当に行きたい人はたぶん1人2人だけで、あとは巻き込まれちゃう人がいるということからして恐怖です。

島田さん:心霊スポットってやっぱり連れてきちゃうんですよ。だから心霊スポットに行った帰り道にまっすぐ家に帰っちゃいけないって言いますね。1回コンビニでもファミレスでもいいからワンクッション置いたほうがいいとか。

——やっぱり心霊スポットに興味本位で行くのはよくないですね……。

大島さん4話の孤独死の後の特殊清掃のエピソードもお気に入りの話です。イベントでもお話ししたようにトイレが出てきますし、ああいう現場というのは本当にきついですよね。匂いや虫などの描写がすごくリアルで、特殊清掃の様子をよく再現してるなと思いました。ちなみに撮影現場になっていたアパートは、事故現場のロケ地としてよく選ばれる実在のアパートです。見てすぐに分かりました。

島田さん:僕のお気に入りは、心霊的な怖さでいうと9話の蛇の呪いの話。やっぱり蛇って執念深さの象徴であるように、あの類いの話が多いんですよ。ヒトコワだと8話の変な女友達の話。あれ系はやっぱり怖いですよね。

大島さん:このドラマは心霊からヒトコワまで、同じ作者だとは思えないぐらい幅広かったですね。

島田さん:本当に振り幅があって、いろんな怖さがあります。8話は幽霊は出てこないんですよ。だけど、自分の味方だと思ってる人が実は怖いっていうのが、一番怖いかもしれないっていう。僕、心理学も好きなんですけど、ああいうことってあると思うんですよ。「困ったら何でも言って」って言いながら、友だちの不幸が好きな友だちっていうんですかね。人間の嫉妬を見るとやっぱり人間って怖いなと思いますね。

——では最後に、ホラー作品を見る時の注意事項があれば教えてください。

島田さん:普通に疲れてだったらいいんですが、怪談を聞いている時に異様な眠気が起きることがあるんですよ。そういう時は霊に入られてしまう危ないサインだという話があるので、1回休憩した方がいいかもしれないです。『憑きそい』はホラー好きにはたまらない素晴らしい作品なので、楽しんで見ていただけたらと思います!

今年の夏はFODで『憑きそい』を見て涼しくなろう

🄫山森めぐみ/扶桑社 🄫フジテレビジョン

『憑きそい』は、現在FODで配信中。そして、8月16日(水)25時25分からはフジテレビで地上波放送も開始されます!(関東ローカル/放送時間は予告なく変更される場合がございます。)
さらに文化放送の深夜枠で『憑きそい』のラジオ特番も放送決定(詳細は後日発表)。さまざまな形での『憑きそい』の“怖さ”が、今年の猛暑を涼しくしてくれそう。ぜひ情報をキャッチして、この夏一番の恐怖体験を共有しましょう!

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『憑きそい』公式サイトはこちら

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