最近流行っているテストステロン。男性はテストステロンが高ければ高いほど良いことづくめと話題ですね。
果たして自分はテストステロンが高いのか低いのか?……男としての指標をチェックしてみたくないですか?
今回の記事では、テストステロンが高い男性の特徴と低い男性の特徴をそれぞれ紹介していきます!
そもそもテストステロンが高いor低いと何が起きる?
まずはテストステロンの役割を簡単におさらいしましょう。
テストステロンは男性ホルモンの一種で、身体に男性的な特徴を強く反映させる役割をもっています。
機能は実に多彩で、筋肉の発達や骨格の形成、性機能の保持、男性的な性格など、多くの機能がテストステロンに影響を受けているんです※1。
男性の健康には欠かせない存在になっており、正常な範囲であれば増えれば増えるほどメリットも大きいといわれています。
つまり、テストステロンの濃度が高い人は男性的な特徴も強く反映され、健康でバイタリティにあふれるスーパーヒーローのような姿に近づくことができるのです!
逆にテストステロンが低い男性は肉体や精神に異常が発生するリスクが高まり、男性としての自信も失われる恐れが……。
ですがご安心ください。テストステロンは生活習慣をケアすれば増やすことも可能ですよ! 今回の記事で自分を客観的に見て、生活習慣を変える必要があるかたしかめてみましょう。
テストステロンが高い男性の特徴10個
では、テストステロンが高い人と低い人の特徴をサクサクっとチェックしていきましょう。
自分に当てはまるかを考えながら読んでみてくださいね。
1.筋肉質
筋肉質な男性はテストステロンが高い傾向にあります。
テストステロンは筋肉とタンパク質の結びつきを促進する作用があるため、テストステロンが高い人ほど筋肉がつきやすいからです。
実際、健康な男性にテストステロンを投与した実験でも、体内のテストステロン増加によって筋タンパク質の合成が27%増加したことがわかっています※2。
つまり、全く同じ食事と同じトレーニングをしている人でも、テストステロンが高い男性はより筋肉質になるわけですね。研究結果から、効率が30%程度変わることも現実的だといえるでしょう。
筋肉がなかなつかなくて悩んでいる男性がいる一方、とくに苦労せずモリモリとデカくなる男性がいるのは、テストステロンの差が関係しているかもしれません。
※2参照:Effect of testosterone on muscle mass and muscle protein synthesis
2.体脂肪率が低い
体脂肪率が低く引き締まった身体の男性もテストステロンが高いといえるでしょう。
テストステロンは脂肪細胞の増殖を抑制する作用もあるため、テストステロンが高い男性は脂肪を減らしやすいからです。
225人の男性を分析した研究では、テストステロン値が上位25%の人は、下位25%の人と比べて下半身の脂肪量が9.9%、上半身の脂肪量が6.1%少ないとのデータが出ています※3。
いくら食べても太らず引き締まった身体の人は、テストステロンの高さも影響しているかもしれません。
ちなみに、残念ながら栄養失調気味で細い人は別で、むしろテストステロンが低い可能性もあるのでご注意を……。
3.体毛が濃い
テストステロンが高い男性は体毛が濃くなります。
なぜなら、身体の毛のほとんどはテストステロンの作用によって発毛&成長するからです。実際の研究でも、テストステロンのレベルが高いほど、体毛の密度と成長速度が増加することが明らかになっています※4。
これはイメージ通りですね。「ヒゲや胸毛が濃い=男らしい」と思う人も少なくはないでしょう。
最近だと脱毛も流行っているため度々悪者にされがちなヒゲや胸毛ですが、実は濃いほどテストステロンが高くて男性として健康的ともいえるわけで……難しいですね。
※4参照:Androgens and hair growth
4.声が低い
声が低い男性もテストステロンが高いと判断できます。
声帯も筋肉なので、テストステロンが高いと声帯がより太く&長くなりやすく、結果的に声が低くなるからです。
統計データでも証明されています。ある研究ではテストステロン量と声の低さには相関関係があり、テストステロンが高い人ほど声が低い傾向にあるとわかりました※5。
こちらもイメージ通りでしょうか。テストステロンがいかにも高そうな特徴をもっている男性の声は、野太い印象なのでは……?
判断はやや難しい場合もありますが……思い切って仲の良い人に聞いてみましょう!
※5参照:High testosterone levels predict low voice pitchamong men
5.顔が濃い
テストステロンが高い男性は、顔つきが濃くなります。
顔の骨格や筋肉もテストステロンの影響を受けて形が変わるからですね。
実際の研究でも、テストステロンが高い人は顔幅・顔面下高の減少、頬骨隆起の減少、顔面下高・顔全体高の増加など濃い顔の特徴とされる要素が発達するとわかっています※6。
子どもから成長期を経て顔つきが男らしく変わるのもテストステロンの影響なので、顔が濃い人ほどテストステロンによる変化が大きいと判断することもできるでしょう。
また、一般的な濃い顔じゃない人でも、テストステロンが高そうな人ほどキリッと男らしい印象を受けるのは私だけでしょうか?
※6参照:SNPs Associated With Testosterone Levels Influence Human Facial Morphology
6.社会的地位が高い
実は社会的に地位が高い人……たとえば社長やスター、お金持ちの人はテストステロンが高いとわかっています。
テストステロンは闘争心にも関係しており、他者より優位に立つことや自信をもつことでテストステロンが向上するからです。
実際、306,248人を分析した大規模な研究でも、テストステロンが高い人ほど社会的地位や収入、学歴が高い傾向にあるとわかりました※7。
日本の税制度では年収850万円以上の人が高所得者とみなされるので、一つの目安になりそうですね。学歴は迷うところですが……上位6.7%に入る偏差値65以上ぐらいでしょうか?……あくまで目安ですよ!?
ちなみに、研究では必ずしも、もともとテストステロンが高いから成功できたとは限らないことも強調されています。つまり、もし現在当てはまらなくても、社会的な成功を収めるだけでテストステロンを高められるわけです。
7.積極性が高い
積極的で行動力があり、冒険を恐れない性格の男性はテストステロンが高いといえます。
テストステロンは精神にも作用し、積極性を高めるとわかっているからです。
これに関しては面白い研究がありますよ。テストステロンを上昇させた男性に対して女性と会話をさせると、より親密度を高めるための行動が増えると明らかになっているんです※8。つまり、テストステロンが高い男性は異性を意識して積極的に動くようになるってこと!
もちろん女性絡みだけではありません。若い男性にテストステロンを投与して性格の変化を調査した試験でも、気分が高揚して積極性が増すと結論づけられています※9。
社交的で明るい性格の男性はテストステロンも高い……といった感じでしょうか。
※8参照:Men with elevated testosterone levels show more affiliative behaviours during interactions with women
※9参照:Effects of testosterone on mood, aggression, and sexual behavior in young men: a double-blind, placebo-controlled, cross-over study
8.異性からモテる
女性からモテる男性はテストステロンも高いといえます。
これは色々な要素の組み合わせですね。肉体のたくましさや積極的な性格、そして見えないフェロモンなどが関係しているのでしょう!
実際に、アメリカの面白い研究があります。統計データによると、テストステロンが高い男性ほど生涯に亘って性的関係を持つ女性の数が多くなるとのこと※10!
現在、女性と付き合うのに苦労していないあなたは、テストステロンも高い状態だと判断できるでしょう! なかなか縁が無い人は……魅力を高めてモテればテストステロンを高められるかも?
9.性的欲求が強い
性欲が強い男性はテストステロンも高めです。
理由はそのままで、テストステロンが高いほど性的な欲求も強まることがわかっているからですね。
研究でもテストステロンを投与すると性欲が向上するとの結果が出ています※11。
とある調査では平均的なマスターベーションの頻度は週3回とのデータがあるので、平均を上回って週4回以上射精している男性は性欲が強いといえそうです※12。
性欲が強すぎて困っている人は、今日から「テストステロンが高すぎて困る」とポジティブに考えるようにしましょう!
※11参照:Testosterone Therapy Improves Erectile Function and Libido in Hypogonadal Men
※12参照:オナニー国勢調査
10.男性機能が正常
男性としての機能が健康な人は、テストステロンを高いレベルで保てている証拠になります。
なぜなら、テストステロンは勃起や精子の形成にも大きな役割があるからです。
研究でも、正常な勃起機能や精子の生産を保つためには適切なレベルのテストステロンが必要になるとわかっています※13。
精子の質はなかなか見分けられませんが……特にわかりやすいのは勃起の力強さでしょうか。
衰えが生じ始める40代以降でも固く力強い姿の男性は、テストステロンが高いと判断できます。
逆に40代より若くてもフニャっとする方は要注意かも……?
※13参照:The role of testosterone in male sexual function
11.陰茎や睾丸のサイズが大きい
最後の特徴は男性器の大きさについて。
男性器の成長はテストステロンの影響を大きく受けるため、テストステロンが高い男性ほど陰茎や睾丸のサイズが大きい傾向にあるんです。
664人の男性を調査した試験でも、テストステロンとペニスサイズには若干の相関関係があり、テストステロンが高いほどペニスサイズが大きいことがわかっています※14。
では、どのくらいから大きいといえるのでしょうか。
とある統計データでは、日本人のサイズ平均は長さ13.56cm、竿の直径3.19cmと出ています※15。平均を大きく上回る場合は、テストステロンが高いかもしれませんね!
※14参照:Stretched penile length and its associations with testosterone and infertility
※15参照:TENGA FITTING 日本人の平均ペニスサイズが明らかに!?
テストステロンが低い男性の特徴10個
お次はテストステロンが低い男性の特徴を挙げていきます。
当てはまった人は要注意かも? 生活習慣の改善に向けてウォーミングアップを始めましょうか!
1.睡眠障害を抱えやすい
テストステロンが低い男性は睡眠障害に悩むリスクが高くなってしまいます。
詳しいメカニズムは明らかになっていないのですが……研究でもテストステロンレベルの低い男性ほど睡眠効率が低く、中途覚醒が増加し徐波睡眠の時間が短くなることがわかりました※16。
加齢とともに眠りが浅くなったと感じる男性や、原因はわからないけどなぜか途中でよく起きるという男性は、テストステロンが低いかもしれないので注意が必要です。
判断は難しいですが、他にも複数当てはまったら要注意……といったところでしょうか。
2.精力が低い
テストステロンが高い特徴として「性機能が正常であること」がありましたが、逆もしかり。精力が低い人はテストステロンも低いといえます。
実際に性欲低下やEDなど性機能に悩む男性を対象に調査した研究では、性機能の低下は疾病と低テストステロンが大きく関係しているとの結論になりました※17。つまり、目立った病気はないけどED気味……という人はテストステロンが低い可能性があるわけです。
「なんだか最近性欲が湧かない……」「十分な硬さにならない……」なんて感じ始めたら、テストステロン低下のサインかもしれませんよ!
3.太りやすい
太りやすいと感じている男性は、テストステロンが低いからかもしれません。
テストステロンが低いと筋肉量が減少して代謝も落ち、脂肪も増加しやすくなるからです。
研究データでも、前立腺がんの治療でテストステロンの除去治療をした男性は、脂肪量が3.4kg、腹部の内臓脂肪が22%増加する結果となりました※18。つまり、治療を受けてない方でもテストステロンが低くなれば脂肪がついて太りやすくなることは間違いないといえます。
若い頃からずっと肥満気味の男性や、歳を重ねて太りやすくなったと感じる男性はテストステロン不足を警戒すべきでしょう。
4.胸がふくらみやすい
テストステロンが低い男性は胸がふくらみやすくなってしまいます。
テストステロンが低いとホルモンバランスが乱れ、胸をふくらませる女性ホルモンの割合が増える危険があるからです。
実際に胸がふくらむ「女性化乳房」のメカニズムを解析している研究でも、精巣や下垂体の疾病、もしくはホルモン異常や肥満などによりホルモンバランスが崩れると女性化乳房が発生すると記されています※19。
痩せていても安心はできません。「なんだか胸がふくらんで女性みたい?」と感じたら、テストステロン低下による症状かもしれないのです。
※19参照:Gynecomastia: Pathophysiology, Evaluation, and Management
5.不安やうつリスクが高い
テストステロンが低いと不安やうつ病のリスクが高まります。
テストステロンは男性にとっての自信を支える精神安定剤の役割をもっているため、減少するとストレス耐性や男性としての自信が失われてしまうんです。
実際に、テストステロンが平均よりも低い200名の男性を対象に調査した研究では、56%にうつ症状が見られ、25%が抗うつ薬を使っているとわかりました※20。
通常よりも明らかに高い比率であり、テストステロンが低い人はメンタルを病みやすい……という証拠になります。
最近うつ気味だと感じる方や、常に不安を抱えている方はテストステロンも低くなっている可能性が高いので要注意です。
6.骨の強度が低い
テストステロンは骨の形成に重要な役割を担っているので、低いと骨がもろくなってしまいます。
実際に骨とテストステロンに関する多くの論文を分析した研究によると、前立腺がんの治療でテストステロン除去治療をした男性は、骨密度が大幅に低下し、骨折のリスクが1.5〜1.8倍になるリスクがあると明らかになりました※21。
骨の強度は見分けることも難しいですが……「なぜか骨折の回数が多い」「骨格が他の人と比べて明らかに細い」という方はテストステロン低下にご注意を。
※21参照:Testosterone and Bone Health in Men: A Narrative Review
7.免疫が低い
テストステロンは免疫にも影響を与えるため、免疫力が低い人はテストステロンも低いと考えられます。
研究でも、テストステロンが低い男性は感染症による入院のリスクが約2倍増加するとわかっているんです※22。
よく風邪をひき体調を崩しやすい男性や、流行りのウイルスに必ず感染してしまう男性は、テストステロンが低いのかもしれません。
8.ほてりやすい
ほてりの症状に悩んでいる方はテストステロンが低いかもしれません。
テストステロンは自律神経のはたらきにも関与していますが、体温の調節もまた自律神経により行われています。
そしてテストステロンが低くなると自律神経のバランスが乱れ、調節ができず身体がほてってしまうわけです。
実際の研究でも、テストステロン除去治療をした男性の68%はほてりを経験するとのデータがあり、テストステロンの低下が関係していると結論づけられています※23。
ほてりは男性更年期障害の典型的な症状としても知られているため、比較的わかりやすい特徴といえるでしょう。
9.忘れっぽい
歳をとると経験することが多くなる認知機能の低下ですが……「最近忘れっぽいかな?」と感じたら、テストステロンが低い状態になっていないかも気をつけるべきです。
テストステロンは認知機能にも関係しており、低下すると脳機能も低下することが明らかになっています。
とある研究では、テストステロンが高いほど"記憶"に関するテストスコアがよく、加齢による衰えの速度も遅かったとのデータも※24。
裏を返せば、テストステロンは脳の中でも記憶力が絡む領域に影響しており、低下すると忘れっぽくなるわけですね。
忘れっぽくなってきたら歳のせいだとスルーせず、テストステロンが関係している可能性を思い出してくださいね。
10.血糖値が上がりやすい
最後に、テストステロンが低い男性は血糖値が上がりやすくなる可能性があります。
テストステロンが低いと血糖値をさげるインスリンの効きが悪くなってしまうからです。
多くの論文を分析した信頼性の高い研究でも、低テストステロンは生活習慣が関係する二型糖尿病のリスクとなり、逆にテストステロンが高い人は二型糖尿病のリスクが35%低いとわかっています※25。
テストステロンが低いと糖尿病リスクまで上がってしまうんですね……恐ろしい。
「普段から結構気をつけているのに血糖値が高い」という方は、もしかしたらテストステロンが低いせいかもしれません。
※25参照:Testosterone level and risk of type 2 diabetes in men: a systematic review and meta-analysis
テストステロンは生活習慣次第で高めることができる
ここまでテストステロンが高い人と低い人の特徴をそれぞれまとめてきました。
あなたはどちらに多く当てはまっていましたか? 高い特徴に多く当てはまっていた方は、ぜひそのまま健康的な生活を継続していきましょう!
しかし……低い人の特徴に多く当てはまっていたあなたは注意が必要。なぜならテストステロンは歳をとるごとに1%〜2%ずつ減少していくため、生活習慣を変えない限り今よりさらに悪化していく一方だからです。
男性としての自信が完全に失われるその前に、今日からできることに取り組んでいきましょう。
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