私たちの健康を支えてくれる薬。病院で処方される薬はもちろん、身近な市販薬は、頭痛や胃痛など、体が不調のときは頼りになりますよね。そんな薬にまつわる、 サステナブルな取り組みがあるって知っていますか? 持続可能な社会が求められている今、製薬会社が日本初※1となるリサイクルプログラムの実証実験を実施しています。一体どのような取り組みなのか、今回は、薬を身近で支えているこの二人を呼んで、一緒に深掘りしていきましょう!
ぼくたちは、「くするん」と「しーちゃん」 。
二人あわせて“おくすりシート”、双子の妖精だよ。
いつもはひっそりと薬を包んでいるんだけど、今日はそんなぼくたちにまつわる日本初※1の取り組みが始まったから、紹介するよ!
約3カ月で早くも目標を達成!
地域や企業、生活者からも反響が大きい「おくすりシート リサイクルプログラム」
みなさん、飲み終わった「おくすりシート(PTPシート)」はどうしていますか? ポイっとごみ箱に捨てていませんか? 実は、「おくすりシート」はリサイクルできる資源なんです! でも残念ながら、その認知度はまだまだ低いのが実情です。
環境問題に関心がある人でも「おくすりシート」の分別理解は低め……
■ 実施時期: 2022 年 9 月 22 日(木)~10 月 3 日(月)
■ 調査方法: インターネット調査
■ 調査対象: 全国の 10~70 代男女 1,039 人
ルルやロキソニンなどで有名な第一三共ヘルスケアが2022年秋に、全国の10~70代の男女を対象に行ったアンケート結果によると、“環境問題に関心がある”と回答した人が6割以上に上ったものの、約7割の人は“「おくすりシート」がリサイクル資源とは知らなかった”と回答しています。また環境に配慮した活動をしたいと思いながらも、何をどうすればいいのかわからない、プラスチックとアルミが複合している「おくすりシート」の捨て方に悩んでいる人が多いことも判明しました。
ぼくたちはリサイクルできるんだよ! もっと知ってほしい……
「おくすりシート」の国内年間生産量は約1万3000 トン!? これって実は……
「おくすりシート」の国内年間生産量は約1万3000トン! 解熱鎮痛薬「ロキソニンS」 の1シートが約1gなので、換算するとなんとシート約130億枚分に相当。ちょっと想像しがたい数字だよね!
これ全部がごみとして捨てられていると思うと……。でも、リサイクルできるのであれば、私たちにもできることがあるはずです。
第一三共ヘルスケアは、サステナブルな社会の発展に貢献するための取り組みのひとつとして、2022年10月より日本初※1となる「おくすりシート リサイクルプログラム」の実証実験を横浜市中区でスタートしました。実証期間は今年の9月末までの約1年間です。 どのような仕組みかというと、まず病院、薬局、ドラッグストア、公共施設などに専用の回収ボックス「おくすりシートくるりんBOX」を設置し、使用済みの「おくすりシート」を回収します。回収された「おくすりシート」は熱処理によりプラスチックとアルミに分離され、それぞれ新たなリサイクル製品として生まれ変わります。
実証実験から半年後の成果を見てみると、当初約1年間で予定していた活動拠点数が30拠点のところ40拠点に、回収量も目標数10万枚の約3倍に当たる約28万枚に! 28万枚とは、「ロキソニンS」のシートを積み重ねると、東京タワー3つ分以上の高さになるよ!
なんと目標を約3か月で達成! 想定を大きく上回る実績を受け、第一三共ヘルスケアでは目標を上方修正し、活動拠点数60拠点、回収量を50万枚に設定しました。生活者みんなのリサイクルへの関心の高さがうかがえます。
「おくすりシート リサイクルプログラム」を詳しくチェックする
日本初※1の取り組み!
「おくすりシート リサイクルプログラム」が実現するまでの道のりは……?
日本初※1の取り組みとして注目されている「おくすりシート リサイクルプログラム」ですが、実現するための道のりはどのようなものだったのでしょうか? もっと詳しく知るために、くするんとしーちゃんが担当者の方にいろいろとお話を伺ってみました。
古市亜美 さん :2014年に、第一三共ヘルスケア株式会社に入社。営業職を経験後、お客様の声を社内に届けるCS推進部で4年間、製品企画室で2年間キャリアを積み、その後、現職である業務推進部へ。サステナビリティ推進マネジャーとして環境経営や社会貢献に携わっています。
"製品を作り出す"、そして"回収してリサイクルする"、そしてまた作り出す! |
さまざまな場所で注目が集まっているんですね! |
「おくすりシート リサイクルプログラム」の輪がどんどん広がると、ぼくたちもうれしい!! |
小さなアクションが未来の環境を守る! 「おくすりシート リサイクルプログラム」
環境を守るための一人ひとりの意識と行動が、健やかな未来へとつながっています。「おくすりシートリサイクルプログラム」もそのひとつ。今まで、何気なく捨ててしまっていた「おくすりシート」も、リサイクルできる大切な資源です。
薬は、私たちの健康を支えるなくてはならない身近なもの。限りある資源を守るため、きちんとリサイクルして循環させる社会を作っていきましょう!おくすりシート リサイクルプログラム
「おくすりシートリサイクルプログラム」は、使用済みの「おくすりシート」を回収・リサイクルし、新たなリサイクル製品として再生する取り組みです。これは、第一三共ヘルスケアが、テラサイクルジャパン合同会社とともに確立した日本初※1の生活者参加型プログラムです。“SDGs未来都市”である横浜市と協力し、現在行っている実証実験が終了する2023年10月以降は、対象エリアを広げて活動を続けていくことが検討されています。
日本初※1の取り組み
「おくすりシート リサイクルプログラム」
「おくすりシートリサイクルプログラム 」を動画でチェック!
※1 生活者参加型のリサイクルプログラムとして(テラサイクルジャパン合同会社調べ・2022年10月20日時点)
※2 適切に管理・伐採された森林という認証を受けた、環境に配慮した紙のこと
[PR]提供:第一三共ヘルスケア