さまざまな技術の進化により、延び続けているといわれる自動車の寿命。それに伴い、洗車やコーティングといったメンテナンスや、カーナビやドライブレコーダーをはじめとした用品取付など、自動車のアフターマーケット市場のニーズが高まっています。
自動車のアフターマーケット市場の中で、存在感を放っているのがトウメイ株式会社(以下、トウメイ)。1972年創業のトウメイは、カーコーティングを専門としつつ、用品取付などを含めたアフターサービスを全般に行う会社です。取引しているカーディーラーの数は100社900店舗以上に上り、全国各地に営業所や出張所を展開しています。
ちなみにカーコーティングとは、車の表面に油脂や樹脂、ガラスといった成分でコーティングを行い、車を美しく保つ加工のこと。施工後の洗車の手間を省き、以降のお手入れを簡単にするメリットがあるため、車を購入した直後から実施する方が少なくありません。
そんなトウメイでは、車のアフターサービスに関わる技術を未経験者でも身に付けられる環境が整っているといいます。今回は、トウメイで活躍するスタッフにお話を伺いました。
毎日が勉強。取引先から信頼される喜びが技術習得の原動力に
取材を受けてくださったのは、洗車・コーティング部門の友田慎吾さん、中村友弥さん、山田海里さんと、用品取付部門の影木勇太さんの4名です。
自動車ディーラーの敷地内にある泉大津営業所に所属する友田さんと影木さんは、専用の工場にて納品前の新車に対して洗車・コーティングや用品取付を実施しています。
影木さんら用品取付部門がカーナビやドライブレコーダーなどを取り付けた後、私たちが洗車・コーティングをしてディーラーさまに納品します。1台1台、同じような仕上がりにすることを心がけています。 |
一方、京都営業所と福岡営業所にそれぞれ所属する中村さんと山田さんは、取引先のディーラー店舗に出張し、新車・中古車を問わず、洗車・コーティングを手がけています。
多いときには1日に3~4店舗を回ります。 |
営業所に常駐して特定メーカーの新車のみを扱う友田さん・影木さんと、外回りをして多種多様な自動車を扱う中村さん・山田さん。その違いはありますが、やりがいを感じる瞬間は共通していました。
取引先のディーラーさまに信頼していただき、仕事を任せてもらえるのが何よりの喜びです。 例えば、稀にNSXというスポーツカーの洗車・コーティングを依頼されるのですが、この車種を担当できるスタッフは限られています。「友田にお願いしたい」といわれると、とても嬉しいですね。 |
用品取付にも似たようなことがあって、例えば、Honda車専用のアフターパーツメーカー「無限」のエアロパーツ取付作業は誰でもできるわけではありません。任せていただけると、モチベーションが上がります。 |
福岡営業所は立ち上がって間もないんですが、日に日に作業現場が増えていっているのを実感しています。 すでに取引のあるディーラーさんが「施工が丁寧」と、口コミで広げてくださっているんです。 |
取引先からの厚い信頼。それが大きなやりがいにつながっているのです。しかし、それは高い技術力があってこそ。キレイな状態で納品するのが当たり前の世界において妥協は許されず、毎日が勉強といいます。
同じ車種であっても、汚れ方は車によって異なります。また、その日の天気や気温、湿度によってもアプローチは違ってきますので、工法やコーティング剤などを使い分ける必要があります。 日々発見があり、探求が続くのがこの仕事のおもしろいところですね。 |
中村さんの言葉に友田さん、影木さん、山田さんたちは深く共感していました。
技術を高め合える雰囲気だから、一生モノの“職人技”が着実に身に付く
とはいえ、取引先に信頼される技術を4名とも初めから持っていたわけではありません。一から技術を身に付けられる環境で、着実に腕を磨いてきたのです。
入社後は現場でのOJTが基本ですが、先輩たちが付きっ切りで指導します。上司や先輩が近くにいるので、どんなことでもすぐに相談できますよ。 洗車・コーティングの場合、早い人なら数か月から1年以内には独り立ちしています。 |
用品取付では、先輩の仕事ぶりを見学しながら同じ作業を繰り返し行います。マスターすれば次の作業に移り、また繰り返し。そうして、できることを増やしていきます。 |
トウメイは、会社としても技術の習得を後押し。「社内検定」を設け、昇級すれば手当てを支給していたり、年に1回技術大会が行われたり、会社全体で技術を高め合う土壌があります。
新しい道具やコーティング剤も積極的に試させてもらえるのもありがたいですね。良いものが見つかれば、すぐに仲間に情報共有するようにしています。 |
この仲の良さが、技術を高め合う雰囲気を醸成しています。
品質はもちろん、スピードも求められますので、泉大津営業所では常に声を掛け合いながら仕事を進めています。 しかし、一緒に働く同僚や先輩、後輩たちは仲間でありながら、ライバル。他人の作業が見えるため、自分も負けていられないという気持ちになります。 |
互いにフォローしつつも慣れ合わず、切磋琢磨できる環境だからこそ、一生モノの“職人技”が身に付いていくのでしょう。
車のアフターサービスを担うプロが見据える今後
取引先から信頼される喜びを胸に仕事に取り組む4名。今後についても意欲的に語ってくれました。
洗車・コーティング作業を引き続き追及しつつ、後輩たちの育成にも力を注いでいきたいです。 そして、まだまだ女性が少ないので、女性も活躍できる職場にしていきたいですね。 |
トヨタさんの前社長が仰っていましたが、「愛」の付く工業製品は車だけです。自動車は人間にとって特別な存在ですので、これからもオーナーさまと同じ愛情を持って車に接したいですし、そういった気持ちで作業ができる後輩たちを育てていきたいと思います。 |
泉大津営業所の用品取付部門を引っ張っていきます。やる気のある人たちと、より良いチームを作っていきたいです。 |
今は社内検定2級ですので、1級に昇級するのが目標のひとつです。洗車・コーティングの場合、「友田に任しておけば大丈夫」と思っていただけるようになりたいですね。 |
一生モノの“職人技”を有したスタッフがトウメイの財産
トウメイには技術習得に貪欲なスタッフが揃い、助け合いながらも切磋琢磨することで各自がレベルアップを遂げていることがわかりました。周囲に触発されてプロフェッショナルとしての自覚が芽生える、好循環が生まれています。一生モノの“職人技”を有したスタッフたちが、トウメイの財産なのでしょう。
photo:photographer_eringi
[PR]提供:トウメイ