進学や就職を機に、自身のスキルアップを図るべく、語学学習を始めようと考えている人も少なくないでしょう。しかし、語学の習得はなかなか簡単ではありません。 学校の授業で学んでいても、いざ海外に行くと思うように話せなかったという経験がある人もいるのではないでしょうか。
語学学習の手法で効果的といわれているのが「音読」と「シャドーイング」。とくに実際に外国語を聞きながら、直後に真似して繰り返し発音をおこなうシャドーイングは、リスニングやスピーキングの力を高めるといわれています。
なかでも、語学学習に効果的なシャドーイングをストレスなく行えるのが、OM SYSTEMのICレコーダー「WS-883」と「WS-882」です。
「WS-883/WS-882」は、非常にコンパクトなサイズながら、語学学習に便利な「シャドーイング」機能や、聞き取りやすい音程に変換できる「ボイスチェンジャー」機能といった多彩な再生機能を搭載し、さらに臨場感ある高音質ステレオ録音やリニアPCM録音にも対応しているところが魅力。
今回は発表前に同機を入手したので、実際に使い方などをレビューしていきます。
語学学習にはスマホではなくICレコーダーが最適?
「WS-883/WS-882」を紹介する前に、なぜ語学学習にはスマホではなくICレコーダーがおすすめなのかを解説します。 スマホにも録音・再生機能が搭載されており、実際に語学学習に活用しているという人もいるでしょう。しかし、スマホだとバッテリーが切れてしまったり、着信やアプリの通知などによって学習の妨げにつながったり……と、本格的な語学学習にはあまり適しているとはいえません。個人的な感想になりますが、スマホとICレコーダーの比較表を作成しました。
スマホではなく、ICレコーダーが望ましい理由として一番大きいともいえるのが、スマホは録音するためのマイクが高性能とはいえないという点です。マイクの性能が低いと、当然ですが録音された音声も聞き取りづらく、ストレスに感じてしまいます。
このように、もともとスマホは音声録音や再生などを目的とした機器ではないため、語学学習に活用するのなら、やはり録音や再生などの機能に特化したICレコーダーが適しているといえるでしょう。
OM SYSTEMの「WS-883/WS-882」とは?
「WS-883/WS-882」はサイズが111.5×39×18mm、重さ77g(電池2本含まず)と小型軽量で持ち運びに便利なコンパクトタイプのICレコーダーです。「WS-883」は、内蔵メモリ8GB、最大録音時間が約2,080時間※、充電にも対応の大容量充電対応モデル。「WS-882」は、内蔵メモリ4GB、最大録音時間約1,040時間※の使い勝手のよいスタンダードモデルです。
なお、電池の持続時間は両機種とも単4形アルカリ乾電池2本使用で、最大約110時間※と長いのが特徴です。しかも「WS-883」にはニッケル水素充電池(BR404)が同梱されているので、繰り返し充電も可能。
どちらも外出先で不意にバッテリー切れになっても電池を買って対応できるので便利ですね。 ※8kbpsの場合。音質によって録音時間は異なります。語学学習にピッタリなおすすめ機能5選
その①:「シャドーイング」機能
「WS-883/WS-882」が語学学習に強いICレコーダーであることの理由として、やはり「シャドーイング」機能を搭載している点が挙げられます。「シャドーイング」機能は音声再生と無音声再生を交互に繰り返して再生することが可能で、たとえば語学学習の際にお手本となる音声に続いて、自分で発音することでリスニングとスピーキングの両方の練習ができます。なお、お手本に続く発声部分については、「無音」と「小音量」、「ゆっくり」再生から選ぶことができるので便利です。
その②:「ボイスチェンジャー」機能
再生時に聞き取りやすい音程に変換できる「ボイスチェンジャー」機能。翻訳サイトでスワヒリ語の文章を読み上げしたものを録音したのですが、音声が男性の低い声で聞き取りづらかったため、音程と速度を調節してみたところ、非常に聞き取りやすくなりました。音程が安定していると反復学習をしていても疲れにくいので、語学学習の効率が格段に上がることは間違いないでしょう。
その③:「早聞き・遅聞き再生」機能&「インデックス」機能
「早聞き・遅聞き再生」機能は、たとえば授業の内容を録音した音声を2倍速で再生したり、聞き取れなかった箇所を0.5倍速でゆっくり聞くといった使い方に役立ちます。 自分にあったペースで段階的にリスニング力を鍛えることができるでしょう。 また「インデックス」機能を使えば、聞きたい音声の位置に素早く移動することも可能です。
その④:「カレンダー検索」機能&「未再生ファイル検索」機能
復習や学習漏れを防ぐには「カレンダー検索」機能と「未再生ファイル検索」機能が便利。 「カレンダー検索」機能は、カレンダーフォーマットで表示されるため、録音した日付から目的のファイルを簡単に見つけることができます。 また「未再生ファイル検索」機能では、未再生のファイルが「◆」マークで表示されるので、学習漏れを防ぐことができるでしょう。
その⑤:「ボイスバランサー」機能
筆者がもっとも便利だと感じたのは「ボイスバランサー」機能。これは、再生時に音声の大小を均一化させる機能で、小さな音は大きく、大きな音は一定レベル以上にならないように自動で調整してくれるのです。とくにヘッドホンなどで聞いている場合、声が小さくて聞き取れないといった問題を解決してくれます。しかも、低音域と高音域をカットしてくれるので、ノイズを低減して音声がクリアに聞こえるのもうれしいポイントですね。
語学学習以外にも大活躍の機能を搭載!
「WS-883/WS-882」は語学学習に強い機能を搭載しているICレコーダーですが、もちろん本来の録音性能や機能も非常に高いレベルとなっています。そのメインとなるのが「トゥルーステレオマイク」の搭載です。
2つのローノイズ指向性マイクを搭載した「トゥルーステレオマイク」は、その名の通り2つのマイクが90度の角度で外側に向けて配置されています。このマイク配置がミソで、話している人の方向だけでなく、距離感までリアルに捉えることが可能となっています。録音された音声は非常に臨場感があり、高音質なステレオサウンドを楽しめます。
また、筆者が実際に使ってみて非常に便利だったポイントが、PCのUSBポートに直挿しして録音データのファイルを転送できる点。これは意外と重要なポイントで、とくに外出先などでPCにデータを転送したい場合などに、USBケーブルを別途用意する必要がないのが本当にありがたいポイントでした。また、録音フォーマットが汎用性の高いMP3形式なので、転送データはすぐにPCで再生できるのも便利。
アクセサリを併用して語学学習の幅を広げる
また、別売のコネクティングコード「KA333」を使えば、スマホやタブレットと「WS-883/WS-882」を接続し、語学学習チャンネルなどのラジオを録音することができます。 「WS-883/WS-882」内に録音データ取り込んでおくことで、「シャドーイング」機能や「インデックス」機能などのICレコーダー特有の機能が使えてさらに、スマホのバッテリーを消費する心配もないでしょう。
※個人利用目的のみに使用。規約については各番組の利用規約を確認してください。
ベストセラーだから安心して使える
ちなみにOM SYSTEMのICレコーダーは「BCN AWARD 2023」で8年連続販売台数No.1(※)を受賞しているので、安心しておすすめできるブランドというのもポイントですね。
※2016年から2021年はオリンパス株式会社、2022年以降はOMデジタルソリューションズ株式会社(ブランド名はOM SYSTEM)で国内販売数量No.1を獲得しています。(出典:「BCN AWARD 2023」:全国主要家電量販店・パソコン専門店・ネットショップ2,369店舗のPOS実売統計。集計対象期間:2022年1月~12月)
ICレコーダーは語学学習に最適だった!
語学学習に最適な機能を多数搭載している「WS-883/WS-882」は、これからスキルアップのために語学学習をしたい人や、これまでスマホを使って学習していた人にもおすすめできる製品です。 もちろん筆者のように取材などで録音をする機会が多い人にもピッタリ。また音楽やラジオを楽しむなど幅広いシーンで活躍してくれるでしょう。
OM SYSTEMはICレコーダーのラインナップも豊富で、スティックタイプのICレコーダーやハイレゾ録音のできるリニアPCMレコーダーなど、自分の目的や用途に合った機種を選べます。ぜひ、ICレコーダーの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
[PR]提供:OMデジタルソリューションズ株式会社