ハイパフォーマンスなノートPCを手ごろな価格でゲットしたいと考えている方にチェックしてほしいのが、パソコン工房のiiyamaブランドから発売された15.6型ノートPC「LEVEL-15FX152-i7-NASX」。

  • パソコン工房/iiyama「LEVEL-15FX152-i7-NASX [Windows 11 Home]」159,800円(税込)

14コア20スレッドCPU「Core i7-12700H」と、ディスクリートGPU「GeForce RTX 3050」を組み合わせつつ、159,800円(税込)という低価格を実現しているのだ。今回本製品の実機を借用したので、詳細レビューをお届けしよう。

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第12世代(Alder Lake)のCPUとディスクリートGPUを搭載

LEVEL-15FX152-i7-NASXはOSに「Windows 11 Home 64ビット」、CPUに「Intel Core i7-12700H Processor」(14コア[Pコア×6、Eコア×8]、20スレッド、最大4.70GHz)、ディスクリートGPUに「NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop GPU」を採用。メモリは16GB (DDR4-3200 SO-DIMM、8GB×2、最大64GB)、ストレージは500GB SSD(NVMe接続)を搭載している。

ディスプレイは15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080ドット、リフレッシュレート60Hz)。ディスプレイ上部には100万画素Webカメラとデュアルアレイマイクを内蔵している。

インタフェースはUSB Type-C 3.1(右側面×1、背面×1)、USB Type-A 3.0(左側面×1)、USB 2.0(左側面×1)、Mini DisplayPort(背面×1)、HDMI(背面×1)、有線LAN端子(右側面×1)、microSDメモリカードスロット(右側面×1)、3.5mmヘッドセット端子(左側面×1)、マイク入力(左側面×1)を用意。ワイヤレス通信はIEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n対応無線LAN(最大2.4Gbps対応)、Bluetooth 5をサポートしている。

本体サイズは360×241.5×27.7mm、重量は約2.12kg。設計容量52,514mWhのリチウムイオンバッテリを内蔵しており、バッテリ駆動時間は約5.6時間と謳われている。

パソコン工房の直販サイトから購入する際にはカスタマイズが可能。OSはWindows 11 Home/Windows 11 Pro、メモリは16GB/32GB/64GB(通常版と国産高耐久版を用意)、1stストレージは500GB/1TB/2TB(PCIe Gen3 x4接続SSD)、2ndストレージは「なし」/500GB/1TB/2TB(PCIe Gen3 x4接続SSD)などから選択可能だ。予算が許せばメモリやストレージは目的に合わせて購入時に増設することをおすすめする。

  • CPUは「Core i7-12700H」、ディスクリートGPUは「NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop GPU」を搭載

  • 本体サイズは360×241.5×27.7mm、重量は約2.12kg。ボディは樹脂製

  • 本体底面。ハイパフォーマンスなCPUとディスクリートGPUを効率的に冷やすために、冷却口は大きく開かれ、そこから2基の冷却ファン、ヒートパイプが透けて見える

  • 背面にはUSB Type-C 3.1×1、HDMI×1、Mini DisplayPort×1、電源端子×1が用意

  • 右側面にはmicroSDメモリカードスロット×1、USB Type-C 3.1×1、有線LAN端子×1、左側面にはセキュリティーロックスロット×1、USB Type-A 3.0×1、USB 2.0×1、マイク入力×1、3.5mmヘッドセット端子×1が配置

  • ディスプレイの最大展開角度は実測130度

  • パッケージには本体、ACアダプタ、電源ケーブル、各種マニュアル、保証書が同梱されている

  • ACアダプタのコード長は実測178cm、電源ケーブルの長さは実測100cm

  • ACアダプタの型番は「A18-150P1A」。仕様は入力100-240V~2A、出力20V 7.5A、容量150W

  • 本体の実測重量は2,099g

  • ACアダプタと電源ケーブルの実測重量は合計466.5g

テンキー付きの107キー日本語配列キーボードは表計算ソフトなどで重宝

ここでは使い勝手にかかわるところをチェックしていこう。まずディスプレイだが、カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で計測したところ、sRGBカバー率は60.8%、sRGB比は61.8%という値が出た。一般的なビジネス用途で困ることはないが、写真や動画の色調整などに利用するならカスタマイズ購入時に液晶モニターをセットで購入しておこう。

  • ディスプレイは15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080ドット)

  • リフレッシュレートは最大60Hz

  • 実測したsRGBカバー率は60.8%、sRGB比は61.8%

  • ディスプレイ上部には100万画素Webカメラとデュアルアレイマイクを内蔵

  • Windows 11の「カメラ」アプリで撮影(HDR proオン)

キーボードはテンキー付きの107キー日本語配列が採用。たくさんの数字を入力する表計算ソフトなどでテンキーは重宝するはずだ。またキーピッチは実測18.2mmが確保され、パームレストの剛性は高く、ゆったりと手首を預けられる。実測121×72mmと広いタッチパッドも3本指ジェスチャーや、ピンチイン、ピンチアウト操作がしやすいのが好印象だ。

  • キーボードは107キーの日本語配列

  • キーピッチは実測18.2mm前後。一部記号キー以外は等幅に揃えられている

  • キーボードバックライトは「Control Center 3.0」で色、明るさを変更可能だ

  • タッチパッドの面積は実測121×72mm。3本指ジェスチャーなども容易な広いスペースが確保されている

「Core i7-12700H」&「GeForce RTX 3050」のパフォーマンスはいかに?

最後にパフォーマンスをチェックしよう。今回は総合ベンチマーク「PCMark 10 v2.1.2574」、CPUベンチマーク「CINEBENCH R23.000」、3Dベンチマーク「3DMark v2.25.8056」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.4a」を実施した。

  • ベンチマークは「Control Center 3.0」のPower Modesを「パフォーマンス」、FAN Speed Controlを「最大」に設定して実施している

PCMark 10 v2.1.2574
総合 5862
Essentials 9720
Productivity 8331
Digital Content Creation 6751
CINEBENCH R23.000
CPU(Multi Core) 15532pts
CPU(Single Core) 1766pts
3DMark v2.25.8056
Time Spy 5566
Fire Strike 12695
Wild Life 32449
CrystalDiskMark 8.0.4a
1M Q8T1 シーケンシャルリード 3562.800 MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト 2410.485 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード 2524.863 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト 1991.079 MB/s
4K Q32T1 ランダムリード 429.867 MB/s
4K Q32T1 ランダムライト 469.878 MB/s
4K Q1T1 ランダムリード 55.779 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 119.107 MB/s

まずPCMark 10のスコアだが、総合で5862、Essentialsで9720、Productivityで8331、Digital Content Creationで6751を記録した。PCMark 10の指標のひとつ「Gaming laptop(2020)」の総合が4515なので、LEVEL-15FX152-i7-NASXはその約130%相当のスコアを記録したことになる。

CINEBENCH R20のCPU(Multi Core)は15532pts、CPU(Single Core)は1766ptsを記録した。14コア、20スレッド、最大4.70GHz動作のCore i7-12700Hを搭載しているだけにクリエイティブアプリも実用的な速度で動作させられるパフォーマンスを備えている。

3DMarkは、Time Spyで5566、Fire Strikeで12695、Wild Lifeで32449を記録した。3DMarkの推定ゲームパフォーマンスを見てみると、「Fortnite」(1080p Ultra)で180~190fps以上と表示されている。これだけのフレームレートを発揮できるのであれば、ぜひリフレッシュレートの高いゲーミングディスプレイを接続したいところだ。

実際のゲームでもフレームレートを計測してみたが、「Cyberpunk 2077」で平均44.2fps、最小27.9fps、最大52.0fps、「PUBG:BATTLEGROUNDS」で平均140.9fps、最小101.3fps、最大165.9fps、「Rise of the Tomb Raider」で平均77.0fps、最小60.2fps、最大97.0fpsという値が出た(「MSI Afterburner」で計測)。ゲームによってフレームレートに差はあるが、実際にプレイしてみた感想としては多くの3Dゲームを実用的な速度で楽しめるといえる。

  • 「Cyberpunk 2077」のフレームレートは平均44.2fps、最小27.9fps、最大52.0fps(※グラフィック、ビデオ設定をデフォルトに設定してから実施)

  • 「PUBG:BATTLEGROUNDS」のフレームレートは平均140.9fps、最小101.3fps、最大165.9fps(※グラフィック、ビデオ設定をデフォルトに設定してから実施)

  • 「Rise of the Tomb Raider」のフレームレートは平均77.0fps、最小60.2fps、最大97.0fps(※グラフィック、ビデオ設定をデフォルトに設定してから実施)

3Dゲームをプレイできる高性能マシンを安価にゲットしたい方におすすめ

LEVEL-15FX152-i7-NASXの魅力はなんといってもコスパ。Core i7-12700HとGeForce RTX 3050を組み合わせつつ、159,800円(税込)という低価格を実現している点は大きなアドバンテージだ。

もちろんパソコン工房にはもっと上位のCPUとディスクリートGPUを搭載しているマシンは存在する。しかし、3Dゲームを実用的な速度でプレイできるマシンをできるだけ安価にゲットしたいという方に、LEVEL-15FX152-i7-NASXはぜひチェックしてみてほしいモデルといえる。

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標準スペック

メーカー ユニットコム
モデル名 LEVEL-15FX152-i7-NASX [Windows 11 Home]
型番 ILeNEs-15FX152-i7-NASXB
OS Windows 11 Home [DSP版]
形状 15.6型(非光沢カラー液晶)
解像度 フルHD(1,920×1,080ドット)
CPU型番 Core i7-12700H
コア数 14コア(4.70GHz 6コア、3.50GHz 8コア)
スレッド数 20スレッド
最大クロック数 4.70GHz
グラフィックス GeForce RTX 3050 4GB GDDR6
メモリ規格 DDR4-3200 S.O.DIMM (PC4-25600)
メモリ容量 16GB(8GB×2)
メモリスロット数 2
1stストレージ 500GB NVMe対応 M.2 SSD
光学ドライブ 光学ドライブ非搭載
チップセット CPU統合チップセット
カードリーダー micro SDカードリーダー
オーディオ機能 High Definition Audio subsystem
スピーカー / マイク 内蔵ステレオスピーカー / 内蔵マイク
カメラ 100万画素
有線LAN機能 1000BASE-T LANポート
無線機能 IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n対応 Wi-Fi + Bluetooth 5
キーボード 日本語キーボード
マウス・ポインティングデバイス マルチタッチ対応タッチパッド
電源 ACアダプターまたはリチウムイオンバッテリー
外部端子 ヘッドフォン / スピーカー出力×1、マイク入力×1、Thunderbolt 4ポート×1(Type-C×1)、USB3.1×1(Type-C×1)、USB3.0×2、ディスプレイ出力(HDMI×1/Mini DisplayPort×1)
TPM TPM2.0対応
バッテリー持続時間(※JEITA測定法Ver.2.0準拠) 約5.6時間
主な付属品 ACアダプターセット、各種マニュアル、保証書
重量 約2.12kg(バッテリー含む) ※カスタマイズ内容により重量は異なります
サイズ 約幅360mm×奥行241.5mm×高さ27.7mm(※ゴム足含む)

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