就職活動をする上で会社の採用ページを見ても、どんな仕事なのかイメージが湧きづらかったり、年収や残業などの話は気になるけどなかなか聞けないもの……。 そこで今回、工業用シール剤や接着剤を取り扱う国内メーカーの「スリーボンド」で働く2年目の若手社員に突撃インタビューを実施! 仕事内容や福利厚生など基本的なことだけでなく、年収や残業、休みのことなど“リアルなお話”を聞いてきました。
創業者の「エネルギーのロスを未然に防ぎたい」という想いから誕生したスリーボンド。自動車・家電・パソコン・携帯電話などの精密機器から、電力・ガス・鉄道などのインフラ設備まで1,600種類以上のシール剤・接着剤が、世界中の人々の生活を支えています。
ーーまずはみなさんの仕事内容を教えてください。
私は接着剤を塗布する装置を作る部署で、主に装置の開発や改良を行っております。
私は館林支店の営業として、スリーボンドの接着剤をお客様に提案していく活動をしております。
私は開発部に所属しており、主に接着剤の配合を考えたり、原料を調達する仕事をしています。電気が通る導電性接着剤の研究・開発がメインです。
ーースリーボンドを選んだ動機は?
元々、化学メーカーで開発の仕事を志望していました。なかでもスリーボンドの製品は電子機器や自動車など、私たちの生活の身近で使われているところに魅力を感じました。
私は1つ上の先輩の話を聞いて、業務内容や年間休日、給与など自分が働くイメージが掴みやすかったことが1番の理由です。
職種としてはエンジニア志望だったことと、大学院で化学を専攻していたので、その両方を活かせる場所としてスリーボンドを選びました。
ーー職場はどんな雰囲気ですか?
私が所属している部署は比較的年齢が近いということもあって相談もしやすく、良い意味でみんながフランクなので風通しがいいですね。
館林支店は明るく活発な先輩が多いです。常にコミュニケーションを取りながらアイデアを共有し合っているので、若手が成長しやすい環境だと思います。
私の課長は50代で歳が離れているのですが、若手でも意見が言いやすいように意識してくれているので、自分の意見がしっかり伝えられる環境です。
他の部署の方も優しく教えてくれるのでとても助かっていますね。
ーー1日の勤務スケジュールについて教えてください
8時半に出社し、メールチェックなど細かい作業を済ませた後、9時から12時まで接着剤の配合を考えたり、試験や測定をおこなったりします。午後はサプライヤー(原料納入業者)さんと打ち合わせしたり、午前におこなった配合の検討をもう1回するなどして、定時の17時に退社します。
勤務時間は9時から17時半ですが、外出が基本なので、出社後はその日の打ち合わせに必要な資料などを用意してお客様のもとへ向かいます。1日あたり2、3件ほど回った後、時間によっては事務所に戻って、その日お客様から出た宿題を対応することもあります。私の担当は埼玉・群馬・栃木エリア合わせて現在14社ですが、現場に足繁く通うことを常に心がけています。
8時半から9時まで1日のスケジュールを確認した後、9時から接着剤の塗布装置の性能や精度を計測する実験をおこないます。午後も打ち合わせなどを挟みつつ、コツコツ実験を繰り返していく感じです。
ーー毎日の仕事の中で、気分転換はどのようにしていますか?
私は営業でいろいろな土地を回りながら美味しいラーメンを探すのが密かな楽しみです。最近食べて美味しかったのは栃木県の真岡市で出会った、唐揚げが乗った醤油ラーメンです。
私は筋トレです。お昼休みに会社に置いてあるベンチプレスでバーベルを上げています。今年の目標は140kgです(笑)。
私はカメラが趣味で、同期入社の社員(以下同期と略す)の集まりでよくポートレートを撮影しています。
ーーみなさん、上手に気分転換をされていていいですね!
では次に、教育体制について教えてください。
まず新入社員による全体研修が1カ月あり、そこから営業と開発に分かれて営業は約1カ月、開発は約2カ月の追加研修があります。現場に出てからもOJTがあり、しっかり研修期間が設けられていて安心できました。
営業の場合もいきなり現場に出ることはなく、全体研修が終わってから10月まではOJTで製品の知識を身につけます。そのため研修とのギャップを感じることもなく、いざ現場に出てもスムーズに対応することができました。
ーー残業に関してはいかがでしょう。
人によって多少の差はありますが、私はほとんどありません。お客様から依頼された納期によって多少残業をすることはありますが、それ以外はほぼ定時に退社しています。あっても月10時間程度です。
私の支店は平均月10時間もいかないくらいです。人事異動に合わせて担当の再編成がおこなわれるので、それに伴う引き継ぎ業務によって必然的に増えることがありますが、それでも20時間程度ですね。もちろんまったく残業がない月もあります。「できるまで帰るな」ではなく「できないならどうすれば良いのか」をみんなで考えるフォロー体制も整っています。
もちろんゼロではありません。でも、自分でここまでやろうと決めて自主的に残っているので、やらされている感覚はないです。ない時はまったくないですし、多い時でも月20時間くらいです。
ーーずばり、年収について教えてください。
同世代と比べると、もらっている方だと思います。メーカーに就職した同じ学部の友だちには負けたことはないですね。
戦っているんだ(笑)。
私もそうですね。加えて営業は報奨金制度*(支店/個人別)があるので、そこがプラスアルファとしての魅力ですし、モチベーションにもなります。
*個人や支店内で目標を達成するともらえる賞のこと
ボーナスは夏と冬の年2回支給されます。ちなみに昨年の年間平均は月収10.3カ月分でした。自分の好きなことにお金を使えて、かつ貯金もできるので、私は満足しています。最近ボーナスでミラーレスのデジタルカメラを新調しました。
ーー福利厚生はいかがですか?
私の場合、住宅補助制度が嬉しいですね。地域によって異なりますが、平均して7~8割は負担してもらえるので、若手社員にとってはとてもありがたいです。また、営業の場合は自動車リース制度*といって、車を購入する際に毎月の補助があります。会社からお金を借りることもでき、金利が低いので非常に助かります。
*自身で購入した自動車を営業で使用する場合、会社から利用料として補助が出る制度
私はやっぱりお休みですかね。年間休日が130日あるので、土日に重ねて金曜に有給休暇をとって旅行に行くこともあります。休みはかなり自由に取れていますね。
たしかに休みは取りやすいですし、多い方だと思います。私は趣味がヨットで社会人チームに参加しているため、まとまった休みが取れると大会などにもエントリーしやすく助かっています。
私もゴルフが趣味なので、ラウンド代の安い平日に行けるなど、休みが取りやすいのはとても助かります。あとは長期連休も多いので、同期と一緒にゴルフに行くこともできます。この間はハシグチと一緒にサーフィンに行きました。
同期と仲が良いのも魅力ですね。もし写真を撮って欲しければ、いつでも行きます(笑)。
ーーそのほかに、スリーボンドならではの特色などがあれば教えてください。
海外拠点が22カ国と非常に多いので、海外で働いてみたいという人にとっては魅力的だと思います。私はいつか上海に行ってみたいです。
ーーみなさんにとって、仕事のやりがいを感じる瞬間は?
自分が立てた実験の計画通りにデータが集まり、それが製品に活かされていくのを見ると、業務に貢献している実感がとても湧きます。
社内外問わず、人から感謝されることです。自分の提案に対してお客様からお礼を言われた時、トラブルなど急なリクエストに対応して感謝の言葉をいただいた時、そして売り上げを上げ、数字としてきちんと出し会社に貢献できた時は、とてもやりがいを感じます。
私は開発製品をお客様が喜んでくださった時ですね。採用に近づくことによって、世の中に私の作ったモノが届く可能性が高くなるわけですから、素直に嬉しいです。
ーーでは最後に、学生のみなさんに先輩からメッセージをお願いします。
スリーボンドは自由度の高い会社だと思いますので、「自分はこういうことがしたい」とはっきり言える人にはすごくマッチするのではないでしょうか。企業研究も大事ですが、自分がどういうことをしたいのか明確にして、それに合う会社を探すことも同じくらい大事だと思います。
いろいろな人が認められる世の中になってきていると思うので、スリーボンドにも様々なタイプの人が活躍しています。やりたいことの「物差し」を自分の中にしっかり作ることで視野が広まり、受けられる企業も増えていくと思います。
私は“素直な人”と一緒に働きたいです。自分の意志があることはもちろん大切ですけど、異なる意見も素直に受け入れ、自分の糧にできる人と一緒に仕事をしたいです。学生のみなさん、自分に合った会社はきっとあると思うので、頑張ってください。
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今回登場いただいた社員のみなさんは全員入社2年目ということで、学生のみなさんにとっても非常にリアルな現場の声と有益なアドバイスが聞けたのではないでしょうか。 お話を聞いて、3名ともモノ作りで人の生活を支えることにやりがいを感じながら真摯に仕事に向き合いつつ、趣味などの時間も大切にしている様子が伝わりました。
就職という人生の大きなイベントに際し、自分自身としっかり向き合い、自分はどんなことがしたいのか、自分には何ができるのかを深く考えることは、業界のジャンルを問わず、また就職以外の場面でも大切なことだと思います。 今回の記事でスリーボンドへ興味を持った方はぜひチェックしてみてください。
※取材・座談会は、内閣府と業界団体により策定されたガイドラインを遵守し、十分な感染症対策をおこなった上で関係者全員マスク着用にておこない、撮影時のみマスクを外しております。
※記事の内容は2022年12月時点のものになります。時期によって内容は異なる場合がございます。
[PR]提供:株式会社スリーボンド