ミニデスクトップPC最大のアドバンテージは設置の自由度の高さ。特にディスプレイ背面に装着すれば、ディスプレイ一体型PCと同じような専有面積、使い勝手で利用できる。ノートPCとは異なり20インチを超えるサイズのディスプレイと組み合わせ、大きな画面で長時間、快適に作業できるのも見逃せないポイントだ。
今回はマウスコンピューターのミニデスクトップPC「MousePro-M610F」を借用したので、使い勝手、セットアップのしやすさ、気になるパフォーマンスなどについてレビューしていこう。
CPUは第12世代(Alder Lake)の「Core i3-1215U」を採用
「MousePro-M610F」はOSに「Windows 11 Pro 64ビット」、CPUに「Intel Core i3-1215Uプロセッサー」(6コア[Pコア×2、Eコア×4]、8スレッド、最大4.40GHz)を採用。メモリは8GB(DD4-3200 SO-DIMM、8GB×1、最大64GB)、ストレージは256GB SSD(NVMe)を搭載している。
インタフェースはUSB Type-C 3.1(前面×1、USB PD出力、画面出力対応)、USB Type-A 3.1(背面×2、前面×2)、USB 2.0(前面×2)、HDMI(背面×1)、D-Sub(背面×1)、SDメモリカードリーダー(前面×1)、マイク入力(背面×1)、ヘッドフォン出力(背面×1)を搭載。通信機能はギガビット(10/100/1000)LAN(背面×1)、Wi-Fi 6(11ax)対応無線LAN(最大2.4Gbps)、Bluetooth 5をサポートしている。
本体サイズは194×150×28mm(本体のみ)、219×153×73mm(スタンド装着時)、重量は約620g(本体のみ)、約780g(スタンド装着時)。パッケージには本体以外に、ACアダプタ、電源ケーブル、VESA取り付けキット、フットスタンド、キーボード、マウス、説明書類など必要なものが一通り付属する。HDMI端子を備えるテレビ、ディスプレイがあれば、別途購入しなければならないものはない。
もちろんマウスコンピューターの直販サイトから購入する際にはカスタマイズが可能。メモリは8GB/16GB/32GB/64GB、1基目のストレージには256GB/512GB/1TB/2TB(PCIe Gen3 x4接続またはPCIe Gen4 x4接続)、2基目のストレージには256GB/512GB/1TB/2TB(PCIe Gen3 x4接続)を選択できる。外付けストレージ、ディスプレイ、プリンタなどさまざまなPC周辺機器も用意されているので、必要に応じてセット購入可能だ。