2022年9月24日、家電量販店「ジョーシン」が主催するeスポーツイベント「第2回Joshin CUP supported by Team YT」が開催されました。

  • 上新電機eスポーツイベント概要

ジョーシンがeスポーツ業界に参入したのは2019年頃のこと。
スポンサーとして業界を支援するだけでなく、専用のイベント会場「eSPORTSアリーナKOBE三宮」を持つほどeスポーツの発展に力を入れています。

  • 大会の様子を動画で見る

今回は「Joshin CUP supported by Team YT」に潜入!大会の様子をはじめ、ゲーム実況者のみなさんのインタビュー内容をお届けします。

決戦の舞台は「eSPORTSアリーナKOBE三宮」

会場となった「eSPORTSアリーナKOBE三宮」があるのは「ジョーシン三宮1ばん館」の9階。eスポーツのプロ大会も行われる西日本最大級の本格的な施設です。

  • eSPORTSアリーナKOBE三宮  メインモニター

最大5人対5人の対戦を想定した広々としたステージ上には、65インチモニター4枚をマルチディスプレイにしたメインモニターを設置。マスター画面が見られるモニターとマイクを装備した実況解説ブースまで完備されています。

  • eSPORTSアリーナKOBE三宮  プレイヤー席
  • eSPORTSアリーナKOBE三宮  実況席

ステージ上ゲーミングPCや配信用PC、音響やカメラといった設備が高性能であるため、圧倒的なゲームの臨場感を五感で体感できるのが魅力です。

観客席は最大170席で、左右上部に65インチモニターが1枚ずつ設置されているため、どの席からもゆったりと観戦できるのが嬉しいところ。

  • eSPORTSアリーナKOBE三宮 観客席

ちなみに、観客席は完全自動で収納可能。「eSPORTSアリーナKOBE三宮」ではゲーム大会のみならず、さまざまな企画が用意されていますが、例えばコミュニティイベントが開催される際は、座席を収納して観客席をホールとして活用するなど、目的に応じた使い方ができます。

また、広さと充実した設備を生かし、同日で複数ジャンルのゲーム対決ができるのもこの会場ならではの特徴。多様なゲームタイトルファンとの交流を通じ、自宅でプレイするのとは違った世界観を味わえます。

  • eSPORTSアリーナKOBE三宮 メインステージ

「eSPORTSアリーナKOBE三宮」は、eスポーツコミュニティの活性化に寄与しているのです。

「eSPORTSアリーナKOBE三宮」についてもっと詳しく

リアルイベントだからこその波乱も!僅差の熱戦ばかり

15時半になると、MCのもえりーぬさんの掛け声で大会がスタートしました。

  • MC もえりーぬ

観客席後方からゲーム実況者集団「Team YT」のメンバーが順番に姿を現すと、会場は興奮のるつぼに。

  • もえりーぬさん、ヒゲさん、Av0cAdo(あぼかど)さん、クマぷぅさん、ZU-MAさん

    左からもえりーぬさん、ヒゲさん、Av0cAdo(あぼかど)さん、クマぷぅさん、ZU-MAさん

感染症対策で声は出せないため、配布されたスティックバルーンを叩いて鳴らしたり、拍手をしたりして、エールを送っていました。
この日はスペシャルゲストとして、ららのきおくさんが登場。貴重な初の顔出しということで、ファンの人たちは心待ちにしていたようです。

  • ららのきおくさん

今回は「Call of Duty Mobile (コールオブデューティーモバイル)」でのバトルロワイヤルのスクワッド形式(4人1チーム)。優勝を争い、ランダムで組まれた25チームで計3試合が行われました。
1試合目の実況解説を務めたAv0cAdoさんいわく「運もチームワークも大切」とのこと。YouTube配信視聴者からも応援コメントが続々と届く中、熱戦の幕が切って落とされました。

  • 第2回Joshin CUP supported by Team YT 試合スタート

最初にどこに降りるかを決めるところから、すでに駆け引きは始まっています。物資欲しさに他チームと鉢合わせしてしまえば、いきなり銃撃戦が勃発。そのままゲームオーバーになってしまいかねません。

  • ららのきおくさん、Av0cAdo(あぼかど)さん、ZU-MAさん

物資や武器を集めながら態勢を整え、いつ攻撃を仕掛けるかは戦略次第。時間の経過とともに狭まる安全圏の範囲を考慮に入れながら、逃げたり隠れたり、敵を挟み撃ちしながら一進一退の攻防を繰り広げます。

  • 熱戦を繰り広げるTeamYT

1試合目では、ヘリコプターに乗って上空を旋回し続けたチームが、安全圏が狭まったところで飛び降り、一気に他チームを蹴散らしたのは圧巻でした。「上を取ると有利になりやすい」と、2試合目の実況解説を担当したZU-MAさんも指摘していましたが、すべての試合において陣取り合戦が命運を分けていました。

  • Call of Duty Mobile 対戦中

最後の3試合目、クマぷぅさん率いるチームが健闘するも負けてしまい、残念ながらチームYTの面々は勝利を飾ることはできませんでした。ただ、ららのきおくさんのクールな見た目からは想像つかない絶叫を何度も見られたり、2回戦早々にヒゲさんがやられてしまったりするなど、リアルイベントだからこその波乱が飛び出し、観客は終始大盛り上がり。あっという間に閉会式を迎えました。

  • 第2回Joshin CUP supported by Team YT 閉会式

閉会式で配信を終えた後の会場では訪れたファンとの交流が行われ、サイン入りポスターを争奪するジャンケン大会や写真撮影に熱狂。みなさんが楽しそうにしていたのが、とても印象的でした。

Team YTのみなさんにスペシャルインタビュー!

そしてイベント終了後、Team YTのみなさんにお話を伺いました。

  • TeamYT(ヒゲさん、クマぷぅさん、Av0cAdoさん、ZU-MAさん)

――お疲れさまでした!まずは試合を終えた感想をお聞かせください。

すごく楽しかったです。いつも準備が大変で、終わったあとは疲れが出るのですが、「開催してよかった」「また開催したい」と思える大会でした。


僕もクマぷぅさんと同じで、とても楽しかったです。今日は遠方から来てくださったリスナーさんもいらっしゃったんですが、みなさんに楽しんでいただけたようで嬉しく思います。今日は素晴らしい日になりました。


会場に来てくださった方やオンラインで参加していただいたプレイヤーさんに楽しんでもらいながら、無事に終われたことが何より良かったと思います。とにかくホッとしています。


前回は無観客開催でしたので、同じゲームを通じてリスナーさんたちと交流できたことが嬉しいですね。直接会える機会はそう多くありませんので。


  • サイン入りポスターの争奪戦

    大会終了後はサイン入りポスターの争奪戦!こういった交流も有観客開催ならではの楽しみですよね。

――今回のようなリアルイベントでの試合はいかがでしたか?

実は前回大会の際にメンバー同士が初めて顔を合わせまして、今回はリスナーさんたちと初めてお会いできました。回を重ねるごとにつながりの輪が広がっているのが本大会の特徴だと思いますし、オンラインではできないオフラインの良さを実感しました。今日は50人ほどの観客数でしたが、今後さらに人数を増やしていきたいです。


  • 試合中のTeamYT

――ゲームをプレイ・実況する立場から見て「eSPORTSアリーナKOBE三宮」の雰囲気や使い心地はいかがでしょうか?

最高の環境ですよね。照明や音響といった裏方のスタッフさんにも支えていただき、感謝しています。


プレイするにしても実況するにしても「eSPORTSアリーナKOBE三宮」に来るとモチベーションが上がります。ステージと観客席との距離も、近すぎず遠すぎず、ちょうど良いです。


実況解説ブースのカメラワークやマイクも良いですし、プレイヤーと観客席双方の表情を読み取れる距離感がイベントを盛り上げてくれたように思います。


僕は「eSPORTSアリーナKOBE三宮」のステージは好きですね。立地は最高ですし、良い会場だと思います。


  • eSPORTSアリーナKOBE三宮 設備

――最後に、ファンのみなさんに一言お願いいたします。

恵まれた環境でゲームをプレイ・実況させていただいて、感謝しかありません。「ありがとう」としか言いようがないです。


こういう場に立たせてもらっているのが不思議な気持ちです。ファンあってこその自分なので、これからもファンを第一に考え、日頃から感謝をしながら自分自身も成長して盛り上げていきたいと思っています。


散々好き放題させてもらっているのですが(笑)それでも「Av0cAdoさん、おもしろい」と応援してくださるリスナーさんには感謝の気持ちでいっぱいです。恩返しをしたいので、これからもよろしくお願いします。


「Call of Duty Mobile(コールオブデューティーモバイル)」は、日本ではそこまで人気が高くありません。シューティングゲームには他にもビッグタイトルがある中で、たくさんの方々に参加・視聴していただけたのはメンバーとリスナーさんとの関係が深く、結びつきが強いからだと自負しています。僕らは一般人なのに、応援いただいて本当にありがたい限りです。


――終始、会場全体が温かい雰囲気に包まれていましたが、チームYTのみなさんのお人柄とファンの方々の愛情がそうさせていたのだと感じました。本日はありがとうございました!

  • 試合終了後のTeamYTとららのきおくさん

eスポーツを愛する人たちのために。「eSPORTSアリーナKOBE三宮」を設立した想い

ジョーシンが家電量販店にもかかわらず、eスポーツ専用会場を設立するほど力を入れるのはどうしてなのでしょうか。上新電機eスポーツご担当者に伺いました。

――「eSPORTSアリーナKOBE三宮」を設立した経緯を教えてください。

eスポーツを愛する人たちの活躍と交流の場を提供したい」という想いから誕生しました。国内には常設されたeスポーツ施設が多くなく、イベントの開催数が限定されていることから、選手同士のリアルな交流や、一般の方がeスポーツと触れ合う機会が少ないことが課題のひとつとされています。
このような“場所不足”の問題を解決するのも「eSPORTSアリーナKOBE三宮」が果たすべき役割です。


――eスポーツ業界で今後実現したいことなどがあればお聞かせください。

「ストリーマー」と呼ばれる、eスポーツのライブ映像を配信・編集したり、実況解説する人を育成したりする現場として、「eSPORTSアリーナKOBE三宮」を活用していただければと考えています。就職のお役に立つことができれば嬉しいですね。
現在、「esportsエンジニア学科」(企画・運営)」を設けられている神戸電子専門学校さまと取り組みも実施しています。


神戸電子専門学校では、eスポーツの企画・運営のスペシャリストを育成する「esportsエンジニア学科」を設立。企画運営やイベント実習、VR空間構築といった科目を通し、eスポーツ業界が求める創造力・知識・技術力の習得を支援しています。

ちなみに…大会によっては同会場で学生たちが企画運営をしています。この夏に開催された大会では、運営や実況、解説など全て学生主体で行い、プロもビックリの活躍だったそうです。

  • 神戸電子専門学校 学生

大盛況で幕を閉じた「第2回Joshin CUP supported by Team YT」。
eスポーツにとって最高の環境が整う「eSPORTSアリーナKOBE三宮」には、実況者・ファン・スタッフの“ゲーム愛”が詰まっていました。

「eSPORTSアリーナKOBE三宮」についてもっと詳しく

Photo:photographer_eringi

[PR]提供:上新電機