2022年3月、オープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」が大阪・京橋にオープンしました。

QUINTBRIDGEとは、NTT西日本が企業・自治体・大学・スタートアップなどとの架け橋となるべく、「業界課題」「地域課題」の解決と「未来社会の創造」を目的として開設したオープンイノベーション施設。新規事業の共創や人材育成の支援、所属の垣根を超えた交流が可能です。開設以来、会員数は口コミやSNSで増加。法人会員は約500、個人会員は7,000名を突破するなど、日に日に賑わいを見せています。

  • QUINTBRIDGEロゴ

そんなQUINTBRIDGEに、副業に興味があり、異業種とのつながりを持ちたいと考えているマイナビスタッフKが潜入。1日利用してみた模様をレポートします!

事業共創を促進し、ウェルビーイングな社会を目指す!QUINTBRIDGEって、こんなところ!

JR京橋駅から歩いて約10分、NTT西日本本社の敷地内にQUINTBRIDGEはあります。外観は先進的なイメージ。大学のキャンパスを彷彿とさせます。

  • QUINTBRIDGE外観

まずはエントランスで会員登録を。まるで生い茂る緑が歓迎してくれているかのようで、期待に胸が高まります。

  • QUINTBRIDGEフロント

「QUINTBRIDGEの植物たちは、すべてプラントハンターの方にプロデュースいただいている生花です。今のシンボルツリーはヤシですが、オープン当初の3月はミモザでした。毎月変わるんですよ」

にこやかに教えてくれたのは、NTT西日本のイノベーション戦略室で事業開発担当シニアマネージャーを務める浦狩亜紀さん。今回は、浦狩さんにお話を伺いながら館内をご案内いただきました。

  • 浦狩さん

館内ツアーは1階からスタート。レンガ造りが印象的で、開放感にあふれています。カフェもありました(ドリンクや軽食は有料)。

  • QUINTBRIDGE内観

QUINTBRIDGEは事業共創を目的とした施設ですが、1階は「出会い」「始まり」の空間です。朝日を表すピンクを基調に、温かみのある雰囲気になっています。

大きな柱や壁などはなく、高さで空間を区切ることで『人の気配を近くに感じつつも視線が合わない』設計に。気軽に交流できますし、もちろん作業や打ち合わせにもご利用いただけます。


  • QUINTBRIDGE内観

    高さで区切られた空間は「見通しがいいけど気にならない」という絶妙な設計。

1階は、学びや気づきをシェアする新たなチャレンジの発信拠点という位置づけ。周りを見渡してみると、いたるところで会話が生まれていました。年齢層は10代から80代まで幅広く、その属性は起業家に限らず、学生、会社員、フリーランスとさまざま。館内ツアー終了後、実際に仕事をしてみましたが、適度な“ザワザワ感”が緊張をほぐし、とても居心地が良かったです。

そして2階は、プロジェクト単位で事業共創を進めていくフロア。QUINTBRIDGE内で生まれたプロジェクトの活動拠点としての役割を果たします。

  • QUINTBRIDGE内観

何人かで集まれるミーティングスペースや映像配信ルーム、要予約のパーソナルスペース、琉球畳が敷かれた和室「engawa」など、1階とは逆に空間を仕切り、プロジェクトに集中できる環境を整えています。

  • QUINTBRIDGE内観

    小人数のミーティングスペースが複数レイアウトされた2階。

  • QUINTBRIDGE内観

    気分を変えて仕事に取り組める、琉球畳が敷かれた和室「engawa」。

QUINTBRIDGEでは、事業共創を構想だけで終らせず、社会実装・事業化までを本気で目指しています!


3階は、法人会員専用フロア。今後さらに増築を予定しているそうです。

法人会員さまのうち、約70%がスタートアップです。ほか、大企業をはじめ、大学や自治体にご入会いただいています。

なお、多くの法人会員さまが「事業共創に向けた人脈の構築」と「社会課題の解決」に意欲的です。マイナビスタッフKさんが副業に興味があるのであれば、副業をサポートされている団体さまもいらっしゃいますよ。


  • QUINTBRIDGE内観

1階で芽吹いた事業の種が、2階・3階で花開くように。事業共創を掲げるQUINTBRIDGEならではの構造です。

会員さまは施設利用者ではなく、これからQUINTBRIDGEを共に創っていく共創パートナー、メンバーです。

ここにいる人たち全員を仲間と思ってもらって、業界課題・地域課題の解決と、未来社会の創造に一緒に取り組んでいきたいと考えています。ウェルビーイングを実感できる社会の実現を目指していきたいですね。


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交流を促すゲリライベントも!出会いの創出に工夫が光る!

館内をご案内いただき、1階に戻ってくると、館内放送が流れました。

今から「コーヒーミートアップ」というイベントがあるんです。よろしければ、ご参加されませんか?


1週間に1度のペースでゲリラ的に開催されているコーヒーミートアップは、コーヒー片手に会員同士が交流できるイベントです。異業種の方とつながりたいと思うものの、誰にどう話しかければ良いのかわからず戸惑っていたため、まさに渡りに船。浦狩さんと共に参加することにしました。

  • COFFEEミートアップ

駆けつけた会員さんは20名ほど。3つのグループに分かれ、コーヒーミートアップが始まりました。QUINTBRIDGEのスタッフさんも参加してくれるので、進行はスムーズ。ひとりぼっちになって気まずい思いをすることはなく、安心して参加できました。

  • COFFEEミートアップ

いきなり名刺交換をしないのがコーヒーミートアップの特徴。最初に取ったブロックを選んだ理由やカードに書かれたお題について話すなど、トークテーマが決められているため、どのグループも大盛り上がり。やっぱり能動的に声をかけるのは難しいので、促してもらえるのは助かります。30分ほどの時間はあっという間に過ぎ、イベントが終わっても名刺交換をしながら交流が続いていたのが印象的でした。

  • COFFEEミートアップ

    はじめに選んだブロック。「なぜこれを選んだのか」から始まるトークが参加者同士の距離を縮めます。

  • COFFEEミートアップ

    初対面にもかかわらず会話も弾みあっという間の30分。

QUINTBRIDGEでは、交流を持ちたいと考える会員がその意思を明示できるプレートを用意するなど、出会いの創出にも工夫が光ります。

  • 名札

    自分のことを記入して、周囲にアピールできるプレート。

名刺交換会や現地交流会は特に人気です。毎回50~100人ほどの会員さまが参加されているんですよ。


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「情報のザッピング」で自分の興味を探す!学べてつながれる各種セミナーを開催!

  • 開催イベント

この日は夕方にセミナーがあり、参加することに。若者と地域の中小企業の未来が共に広がるプラットフォームを創る「ミライ企業プロジェクト」とQUINTBRIDGEが共催する「越境のススメ~プロボノから見える新しい働き方~」と題したセミナーです。会場となった1階のメインステージでは、多くの人が席を埋めていました。

  • 開催イベント

プロボノとは、自身のスキルや経験を活かしてボランティア活動を行い、地域課題に取り組むこと。受け入れた企業・団体からプロボノの実態を聞けるとあって、興味がそそられます。

セミナーの前半は事例紹介。働き方や価値観が多様化する今、社会貢献や地域活性化に関わりたいと考える人は少なくないのだとか。「プロボノを通じて、おもしろい仕事ができた」というプロボノ参加者の声には可能性を感じました。

  • 開催イベント

    ビールを片手に行われるトークセッション。この自由さもカルチャーの一つ。

後半は、聴講者が4人ほどに分かれてグループディスカッション。受け入れ側と参加側の双方から意見を出し合い、プロボノに対する理解を深めていきました。

  • 開催イベント

QUINTBRIDGE活用の第一歩としては、関心のある内容のセミナーに参加し、その業界の人とつながっていただくのが良いのではないかと思います。

イベントは会員主催のものも含めて、毎日のように開催されていますので、ここで1週間仕事をすれば幅広い情報に自然と触れられます。自分の興味を探すための「情報のザッピング」ができるのは、起業や副業を検討している人にとってメリットなのではないでしょうか。


セミナー以外にも、個人会員向けのゼミや、法人会員向けのビジネス共創アカデミーといった学びのプログラムも提供。「学び」の場としても大いに活用できそうです。

QUINTBRIDGEの開催イベントはこちら

「新しいことを始めたい」「人脈を作りたい」一歩を踏み出したい人はQUINTBRIDGEへ!

1日過ごしてみた感想は、大満足の一言に尽きます。QUINTBRIDGEはコワーキングスペースではなく、あくまでオープンイノベーション施設。事業共創のきっかけとなる交流を生む仕掛けの数々は、「新しいことを始めたい」「人脈を作りたい」と思いながらもなかなか一歩を踏み出せない人の背中をそっと押してくれることでしょう。

  • コーヒーのイメージ

ちなみにQUINTBRIDGEという名称は「quintillion(百京)」と「bridge(橋)」を掛け合わせた造語。“京”橋にあるこの場所が百京もの膨大な数の事業の懸け橋になれるように、との願いが込められています。

QUINTBRIDGEに足を運んでイベントやセミナーに参加するうち、顔見知りが増えて、気づけば身の回りの景色は様変わりしているかもしれません。

  • QUINTBRIDGE

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Photo:photographer_eringi

[PR]提供:NTT西日本