せわしない日々に彩りを与える「推し活」。いまや“推し”の対象はアイドルやアニメにとどまらず多岐にわたります。

バンダイでは、そんな推し活に勤しんでいる人を応援するSNSアカウント「オシゴト通信」で旬な商品情報を発信中。ハッシュタグ「#オシゴト報告」では、みなさんの活動報告が見られます。

今回、そんな“オシゴト”(推しごと)に励むみなさんを応援するべく、声優でありながら自身もアイドルを推しているという西山宏太朗さんにインタビューを実施。

  • 西山宏太朗さん

西山さんはスマートフォン向けアプリゲーム『アイドリッシュセブン』(通称・アイナナ)の棗巳波役を演じており、巳波が所属する「ŹOOĻ」は8月31日に記念日を迎えました。これまでの活動や今後についてお話をうかがいました!

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「推しとの運命の再会にグッときた」西山さんの“オシゴト”事情

──「オシゴト通信」では、旬の推し商品を数多く扱っています。西山さんはこれまでも“推す”行為と縁の深い生き方をされてきたそうですね。

そうなんです! 僕は小学生のときからハロプロが大好きで。当時はテレビのどのチャンネルをつけてもモーニング娘。が映っていたので、夢中になって見ていました。

──それからずっとアイドルを推し続けてきたのですか?

いえ、中学生にあがったタイミングでシンガーソングライター・YUIさんのファンになりまして。当時はアーティストのホームページでの活動が非常に活発で、サイト上にファンも書き込める掲示板がありました。いまと違って情報も限られていたので、それをいかに追いかけるかが醍醐味というか。そういう距離感が好きでしたね。

──そのあと、再びアイドルにハマったと。

高校生のときに動画サイトを眺めていたら、とある女の子たちのグループが目について。「このかわいい女の子たち、歌・踊り・コンセプトがすごくいい!」と思って調べてみたら、スマイレージ(※現在の名称はアンジュルム)だったんです。そして彼女たちは小学生の頃に大好きだったハロプロの一員だと知りました。

──運命の再会だったわけですね(笑)。

運命を感じましたね! 自分の心の中には、小学生の頃から(当時総合プロデューサーだった)つんく♂さんが作ったビートが脈々と流れていました。それが再び呼び起こされたんだとグッときましたね。そこからはずっとアイドルが大好きです。

「ファンは推しの姿を映す鏡」“オシゴト”はリスペクトがあるからこそ成立する

──西山さんの“オシゴト”スタイルを教えてください。

いまのハロプロに対するスタンスは、姪を見守るような感覚が一番近くて。年に数回ライブでパフォーマンスを見るたびに、「あぁ、大きくなったなぁ……よかったなぁ……」と感慨に浸ります。仮に「楽屋へあいさつに来ますか?」と言われても基本的には断りますね。相手に認知されたくないというか、「私のようなものを視界に入れないでください!」という気持ちなので(笑)。

──(笑)。ただ、西山さんの場合は職業柄、推しと会ってしまうこともありそうです。

そうなんですよ! 実際、昔からリスペクトし続けている藤井隆さんとお仕事をする機会をいただきました。最初にオファーを聞いたときはパニックになりましたね(笑)。もちろん、オファーは大変うれしいのですが、同時に「いまの僕が会っていいのか? はたしてそんな資格があるのか?」と。ファンは“推しの姿を写す鏡”でもあると考えているので、軽はずみに会うわけにはいきません。

──すごい……。“オシゴト”に対するストイックな姿勢がひしひしと伝わってきます。

ちゃんとしていない僕が会ってしまったら、ほかのファンにも迷惑をかけてしまうかもしれません。そのときは「いまが会うべきタイミング」という天のお告げだと思って、オファーを受けました。

──実際に会ってみてどうでしたか?

いやー……。藤井さんが本当に素敵な方で! 「ずっと推し続けてきてよかった」と思えるような時間でしたね。やっぱり “オシゴト”はリスペクトがないと成立しないと思いました。

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西山さんが語る、『アイナナ』の魅力とは

──さて、西山さんが出演されている『アイドリッシュセブン』(以下、『アイナナ』)も多くの方に推されているコンテンツです。人気の理由はどのように分析されていますか?

まず、魅力的なアイドルであることが大きいと思います。僕がIDOLiSH7の7人を最初に見たときは、「なんて個性が強いアイドルなんだ!」と感じました。さらに、TRIGGER、Re:vale、ŹOOĻと個性の強いアイドルが次々と舞台に上がってきて(笑)。各アイドルはグループごとのコンセプトもしっかりしていますし、なにより曲がいい! 曲はアイドルにとっての命ですから。

──大事なポイントですよね!

あとは、けなげに頑張り続けている姿ですかね。何かを成し遂げようとしている人を見ると、「自分もがんばろう!」って自然と思えるものなので。僕もアイドルを応援しているのでよくわかります。ŹOOĻに関してだけは少しベクトルが違うかもしれませんが……(笑)。

──ŹOOĻはアイドルの中でも異端の存在です。とりわけ第3部では悪役(ヒール)としての立ち回りが目立ちました。

アイドル業界がきれいごとだけではないという部分がクローズアップされ、より物語に深みが増したと思います。個人的に『アイナナ』は海外ドラマや群像劇のように進んでいくイメージが強くて目が離せません。そこがまた魅力のひとつなのかなと。

──西山さんが演じる棗巳波についてはどのような印象ですか?

巳波くんはミステリアスで、腹の内を見せないところがありますよね。第3部の冒頭で大和さんに絡んでいる様子が、まるで蛇のようににゅるにゅる~っとしていて(笑)。ずっと敬語で話し続けてるのがまたいやらしいですよね。アフレコでも「このシーンはもっとねちっこくいきましょうか」というディレクションをいただいたりしたので、そういう側面を思いっきり出したところもあります。

──(笑)。巳波は第一印象と人となりを知ってからで、大きくイメージが変わるアイドルですよね。

彼のバックボーンが明らかになるにつれて、僕自身も精神的につらかったです。収録中はかなりぐったりした記憶があります(笑)。ただ、彼のことを知れば知るほど愛おしさも増していって。この感覚の変化はŹOOĻというグループ全体に対しても言えることだと思います。いま振り返ってみると、よくこの4人が集まったと思いますし、よく存続していたなと……。そういう意味ではトウマ(ŹOOĻのリーダー)には感謝しかないです(笑)。

──バランサーである狗丸トウマの存在が大きいと。

みんなを繋ぎとめてくれていた人だと思います。本当にいい人! いまではほかの3人が逆にトウマのことを助けるような場面もありますしね。危ういバランスのままピンチを何度も乗り越えてきたŹOOĻだからこその結束を感じる気がします。

ライブを通して、より結束が深まった

──8月31日はŹOOĻ記念日です。これまでのグループの軌跡を振り返ったときに、特に印象に残っている出来事はありますか?

やっぱり『アイドリッシュセブン 2nd LIVE「REUNION」』へ出演したことですかね。作中でとんでもない事件を起こし、悪役のイメージが先行している中での出演だったので、見に来てくださった方にも受け入れてもらえるか不安が強くて。キャスト陣も実は心配していました。

──たしかに、向かい風の状態でした。

ライブ前にキャストで集まり、“決起集会”としてご飯を食べにいったことが精神的な支柱になりました。先輩である御堂虎於役の近藤隆さんと、狗丸トウマ役の木村昴さんが引っ張ってくれて。「大丈夫。みんなでやれることをやろう」という気持ちになりました。そして、亥清悠役の広瀬裕也くんは歌声も素敵でしたし、舞台袖でもみんなを和ませくれて。さすがセンターだなと思いました。これだけ心強いメンバーが揃っていたからこそ、僕も心置きなくステージに臨めたのだと思います。

──ステージでのパフォーマンスもお見事でした! 私的な感想ですが、スマートなのにどこかミステリアスな“蛇”のような西山さんの立ち居振る舞いには、巳波ならではの艶やかな側面が宿っているように感じました。

ぬるぬる~っとしていました?(笑)。ライブでは演じる相手をイメージしながらステージに立つことを意識しています。あのステージでも「巳波くんならどういう風に動くだろう」とひたすら考えていて。巳波くんだったらもっと滑らかでキレのあるパフォーマンスなのかもしれませんが、「自分にできる範囲でやれることをやろう」と。なので、褒めていただけたことがすごくうれしいです!

──よかったです。ちなみに、西山さんはŹOOĻ以外でお気に入りのアイドルはいますか?

これまでも公言してきましたが、やっぱりナギです。明るい元気印のムードメーカーなところがとにかくかわいい! それなのに、あんなに重いバックボーンを抱えていて、急にシリアスな側面を見せられたら、そりゃドキッとしますよ! 僕自身、片言でしゃべるタイプのキャラクターにはじめてハマったので、新しい扉を開いてくれたなと思います(笑)。

普段は片言なのにふとした瞬間、「西山くん」というワードがスルッと出てきたら、「もしかして練習してくれたの!?」みたいな妄想が膨らんで。それだけで笑顔になってしまいます。……ところでこのインタビュー、大丈夫ですか? 気持ち悪くないですか?(笑)

──むしろ「よくわかる」という方が多い気がします(笑)。

普段使いできるものから思わず集めたくなるものまで様々な『アイナナ』グッズが登場!

──さて、『アイナナ』といえばグッズも含めて推している方が多いということで、作品にまつわる様々なグッズをご用意いたしました。ぜひ感想をお聞かせください。

すごいたくさんのグッズがあるんですね! まずはTシャツを……。え、これすごくよくないですか!? 日常生活になじむデザインをしているのに、『アイナナ』を知っている方が見たら「おっ!?」ってなる。シンプルにほしいです!

  • 「アイドリッシュセブン 6周年記念Tシャツ(ŹOOĻ)」(発売中)

──お仕事に着ていっても違和感がなさそうですよね。

これを着て率先して外に出かけたくなる感じですね。生地もしっかりしていて手触りもいいし、とってもオシャレ! しかも、フロントのグループ名のロゴの横にはメンバーカラーのラメプリントが入っているんですね。『アイナナ』好きの人と会うときに着ていくと、誰推しかがわかって便利かもしれません(笑)。ŹOOĻ推しの人たちで、このTシャツを着て写真を撮ったら一体感が出るんだろうなぁ……なんて妄想をしちゃいますね。

──そして、次は「コレクタブル色紙」と「メタルカードコレクション」です。

色紙はよくよく見るとそれぞれの筆致が違って“気づき”がありそうです。4グループ16人をコンプリートして並べたくなりますね。

  • 「アイドリッシュセブン コレクタブル色紙IX」(販売中)

メタルカードコレクションは印刷がきれい! カードの質感も手に取ってみると、しっかりした作りでビックリしました。手触りがいいですし、オーロラに光るカードがあるのもすごい。サイズ的にスマートフォンのケースにも入りそうですし、カードの存在感がしっかりあるので、推しをアピールするのにピッタリかも。

  • 「アイドリッシュセブン メタルカードコレクション17」(販売中)

──カードといえば、カード付属のお菓子「ウエハース」も見逃せません。

  • 「アイドリッシュセブンウエハース18」(発売中)

僕もそうですが、「お菓子を食べてカードを集める」という道を通ってきた男子は多いと思います(笑)。こちらのカードはメタルカードコレクションよりもアップで切り取られているんですね。ホログラム加工が美しいですし、角度によっては天使の羽根が舞っているようにきらめくのがまた素敵! たくさんウエハースを食べちゃいそうだなぁ(笑)。

──最後に王様プリンのPCクッションです。

  • 「アイドリッシュセブンPCクッション 王様プリン」(10月再販受注予定)

かわいい……! そして、もっちもち……。最初に触れたときはふわふわで、体重をかけてもつぶれない弾力性があります。この感触にはビックリですね! 自分の膝上に置いて机との間で挟み込みながら台本を開いたら、絶対に気持ちいいと思います。推しが身近に感じられると、「推しが見ているからがんばらなきゃ」という気持ちになることは、僕も重々承知しています。

  • 「アイドリッシュセブンPCクッション 王様プリン」詳しくはこちら
    ※10月頃、再販受注の受付開始予定

──アイナナ好きの方にはぜひ集めていただきたいグッズばかりでしたね。さて、西山さんや棗巳波を推している方には、どんな言葉を贈りたいですか?

きっと奇跡のようなタイミングや状況が重なった結果、僕のことを推していただけているのではないかと思います。そんなみなさんに僕が言えるのは「出会ってくれてありがとう。見つけてくれてありがとう」という言葉だけです。推し続けてくださっていることに深く深く感謝しつつ、これからもみなさんを楽しませられるように、そしてより多くの方に出会えるようにがんばっていきたいです。

── “オシゴト”に励むみなさんにも一言お願いします。

いつもお疲れ様です! みなさんの応援のおかげで、これだけのグッズがラインアップされていますし、アイドルたちのさまざまな表情を見られることに感謝しています。ぜひぜひいっしょに推していきましょう!

──ありがとうございました!

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(C)アイドリッシュセブン

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